ノリスケ |
そんな昨今、銀座、赤坂で、
あなたは何を見たのよ。
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ジョージ |
人前で、靴を脱ぐ女たち。
いやーっ!!!
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ノリスケ |
人前で靴を脱ぐって、どういうこと?
どこで脱ぐの? え?
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ジョージ |
あのね、レストランで。
ま、レストランっていったって、
ファミレスね。ファミレスだから、
まぁ、服を脱がない限りは
いいのかなと思ったりする今日この頃。
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ノリスケ |
なんだろいう、このレベルは(笑)。
ジョージさんの許容点が
低くなってる気がするわ。
あなたともあろう人が。
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ジョージ |
座るでしょ? そうすると、特に夏だから、
サンダル、ミュール系が多いじゃない?
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ノリスケ |
あ〜。
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ジョージ |
ぱっかんぱっかんしてるのよね。
ぱっかんぱっかん。
昨日も話題になったんだけど、
その、ぱっかんぱっかん。
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ノリスケ |
そもそもそれ、嫌い。
音が鬱陶しい。
ミュールやサンダルが悪いとは思わないの。
歩き方がおかしいのよ。
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ジョージ |
で、それを、椅子に座って、
靴がぱっかんぱっかんできる
状態っていうのは、
もうすでにそのときの姿勢が
NGだと思うのね。
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ノリスケ |
そうだよね。
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ジョージ |
まず‥‥。
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つねさん |
足、ぶらぶらさせてる。
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ジョージ |
そう、ひざを組んでる。ね。
椅子に座って人前でひざを組むのは、
娼婦のすることよ、みたいな感じ!
『氷の微笑』じゃないんだから。ね。
で、あるいは、足を前に投げ出して、
ぱっかんぱっかん。
アンド、いつのまにか
靴が椅子の下に置きっぱなしで。
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つねさん |
ぽとんと落ちていて。
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ジョージ |
素足で、ひとりの女はアグラをかく。
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ノリスケ |
うわぁ〜。
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ジョージ |
ひとりは、靴脱いでひざを組んだまんま。
んで、ヌードル系の商品が
やって参りましたんでございますのよ。
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ノリスケ |
ヌードル系、って(笑)。麺類ね。
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ジョージ |
で、それを、2人の間に置いて、
どんぶりの両側から、
じゅるじゅるじゅるって。
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ノリスケ |
はははは! 取り分けないんだ!
取り分けないんだ!
せめて半分食べて器まわせばいいのに。
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ジョージ |
同時なの。じゅるじゅるって。
で、それを見たときに、
器の両側から同時から
じゅるじゅるってするのが許されるのは、
ハワイに行った新婚カップルがですね、
トロピカルカクテルを
2本のストローで両側から飲むとき
限定ぇぁっ!!
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ノリスケ |
うわぁ!(笑)
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ジョージ |
しかも素足。ひとりはあぐら。
で、レストランの椅子で、
あぐらかいた状態でラーメンすすろうと
思ったらどうなるかっていうと、
ま、背中曲りまさぁな。
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ノリスケ |
背中曲って首が前へ伸びますよね。
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ジョージ |
そうそうそう。しかもね、
両ヒジついてました。
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ノリスケ |
すごい姿勢。家でもやんない。
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ジョージ |
やんないよ。
でも、それやれるってことは、
家でもそうなんだよね。
って思っておりましたの。
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ノリスケ |
まだあるんだ(笑)。
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ジョージ |
思っておりましたら、
じつはそのレストランの、
彼女たちの反対側のとこに、
外国人の女の子が2人いたのね。
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つねさん |
そう。あの、ぜんぜんまた別のところに。
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ジョージ |
うん。でね、そのうちのひとりもね、
靴を脱いであぐらをかいてたの。
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ノリスケ |
うん。
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つねさん |
ところがですね、それはね、
不思議なことに、やけに姿勢がいいの。
座禅みたいな感じでね(笑)。
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ジョージ |
そうそうそうそうそうそう。
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つねさん |
背筋が伸びてんの。きゅって。
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ノリスケ |
おぉー。
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ジョージ |
アメリカ人って、けっこう靴脱いで
あぐらかいたり、
あるいは靴はいたまんま‥‥。
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ノリスケ |
床に座ってくつろいだりしますよね。
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ジョージ |
だけどそのときはね、やっぱり背筋が
しゃーんと伸びてるのよ。
で、絶対メシなんか食ってないもんね。
コーヒーを飲みながら本読んでるの。
同じように靴脱いで、あぐらかいてて、
この東西ギャップっていうんですか?
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ノリスケ |
本来なら、靴脱いで様になるのは
日本人のはずなのに。
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ジョージ |
のはずなのに。
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ノリスケ |
悔しいね。
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ジョージ |
もうね、すごかったね。
で、すごい、すごい、すごぉいって
言ってたら、その日本人の女の子の
2人連れは、じつは3人組だったの。
ひとりが遅れて来たのよ。
あ、来た来た、もうひとり来た、
って思って見てたら、座るなり、
もう真っ先に靴脱いで。
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ノリスケ |
はははははははは。
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ジョージ |
なんか、ひざを折り畳んで座ってたよね。
どう思います? これは。
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ノリスケ |
いやぁ、嫌ですね、見たくないですね。
オフィスにもいるのよね、きっと。
ものすごい劣悪な姿勢で仕事をしている子。
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つねさん |
ノリさんは、そういう子がいたら、
注意する?
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ノリスケ |
諦めちゃうと思う。
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ジョージ |
なんか、なんかみんな、
どんどんだらしなくなってくるな、
っていう感じがするわよね‥‥。
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つねさん |
とにかく、きれいじゃないよね。
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ノリスケ |
うん、きれいじゃない。
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ジョージ |
洋服もね、なんか最近、
女の人らしくないような
カッコの人も増えたしね。
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ノリスケ |
女同士でも男言葉を、
それも、酷いガサツな言葉をわざと
使っている子もいるわよね。
そういう子を見ていると、
これは、女扱いされるのを拒否してるのね、
男として扱えって意味ね、
それも、品のない男として
私を見てくださいっていう意味ね、
上等じゃないの、そうしてさしあげるわ、
と思うようにしてるの。
都合のいいときだけ女のフリしても、
今後一切もうダメよ? って。
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つねさん |
ノリさん冷たい〜。コワイ〜。
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ジョージ |
でもたしかにちょっと心冷える
今日この頃なんでございますのよ。
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ノリスケ |
ガールフレンドは何て言ってたの?
それを見て。
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ジョージ |
そういうふうな格好をして当然な女の子が
そういうことをしてるんだったら、
なんとも思わないけれど、
その子たちもね、
確かにそういうふうに言われると、
化粧がめちゃくちゃ濃いわけでもないし、
たぶん、不良なんかじゃないと思うんだよ。
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ノリスケ |
不良(笑)。なるほどね。
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ジョージ |
昔、そういう格好するのは不良と呼ばれたの。
特攻隊系の人たちが、ウンコ座りしたり、
サンダルはいて人前で
あぐら組んだりとかしてたわけでしょ?
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ノリスケ |
してた、してた。
常識へのアンチなものとして。
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ジョージ |
で、そういうことをするのが
職業というわけではないけど、
そういうことをすることによって、
なんか表現してたはずなんだけど、
彼女がいちばん嫌な女っていうのは、
ボーイフレンドと2人で
お茶を飲んでるときに、
ふつうのお化粧をして、ふつうの洋服を着て、
ふつうの家の女の子のように見えるクセして、
男がいないところでは、
ひざを組んで、足をぱたぱたさせて、
そのうち靴を脱いじゃうような女の子。
許せないしもったいないって
いうような言い方をしてたの。
楽なのはわかるけどね。
楽なのはわかるけど‥‥。
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つねさん |
でも、自分の部屋でそんなこと、
何やったってかまへんのやけど、
外では人が見てるっていうのを前提で、
いないといけないんじゃないかと思うよ。
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ジョージ |
ウチの会社の女性には、
男の人に見られてるよっていうふうに
言うのよ。
ほがらかさん的にも、
その会社のレベルを見るのに、
女の子を見るよね。
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ノリスケ |
見る。そうなんだよね〜。
女の子、見られてるんだよね。
見られたくなくても、見られているの。
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