ジョージ |
現実的に今年ほしいもの、ある?
ほしいもの、ボクね、長期のお休み。
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ノリスケ |
長期って、どのくらい?
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つねさん |
3年くらい?
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ノリスケ |
あんた時間感覚もおかしいわ。
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ジョージ |
ん、2週間でいいや、2週間で!
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ノリスケ |
あ、でも、ボクもそれは思う!
2週間まとめて休みたい!
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ジョージ |
昔ね、昔、長期っていうと2ヶ月で、
家出したとき2年間っていうのがあったけど。
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ノリスケ |
はははははは!
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ジョージ |
このごろは無理よ。
ん〜、2週間!
2週間、まとめてほしいなぁ〜‥‥。
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つねさん |
たしかにもう、ほんとに大変そうだもんね。
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ジョージ |
ん〜。休みがとれないわけじゃないんだけど、
細切れの休みって、休みじゃないんだよね。
それこそ、さっきの話じゃないんだけど、
その、2、3億じゃ人生変わんないけど、
200億だと変わるでしょ?
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ノリスケ |
あ、同じことか!
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ジョージ |
ね!? 1日、2日の休みだと、
ボクは変わらないけど、
たとえば2ヶ月休みがあったら変わるよね!
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ノリスケ |
変わると思う。
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ジョージ |
そうなんだよねぇ‥‥。
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ノリスケ |
でも、2ヶ月ゆっくり休めるかっていうと
休めない、つまり、経済的な問題だけでなく
精神的にだけど、休めないから。
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ジョージ |
そう、精神的にね。
だから2週間ほしいな〜、2週間。
ま、年末年始の2週間とかって
いうんじゃなくって、
他の人が休まないときに、ポツーンと、
ノンスケジュールの2週間がほしい。
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つねさん |
うん、なんもしないのね。
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ジョージ |
ほしいなぁー‥‥。
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ノリスケ |
うん、ほしい。
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ジョージ |
ね。
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ノリスケ |
あのう‥‥つねさんは
ピンときてないようです。
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ジョージ |
うん、きてないみたいです。
この人は仕事がフリーランスだから、
自分で時間を作ることができるの。
そういう人は羨ましいなと思う今日このごろ。
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つねさん |
すいません。でも、最近、
忙しくて作れてません。
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ジョージ |
んぁ!? そのわりに、なんか、あんまり。
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つねさん |
‥‥ダラダラしてます。
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ジョージ |
それ! なんで忙しいって言いながら
ダラダラしちゃうのかしらこの人は。
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つねさん |
だって、頭の中詰まりすぎて‥‥
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ジョージ |
手が動かないって?
んもう!
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ノリスケ |
お正月そうそうお説教はやめましょうよ。
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ジョージ |
そうね。たとえば2週間あったらどうする?
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ノリスケ |
2週間あったら?
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ジョージ |
ほしい時間、2週間がいま手に入ったら。
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ノリスケ |
お金あるのが前提?
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ジョージ |
普通にあるとする。
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ノリスケ |
普通にお金あって、2週間あると‥‥
2週間か!
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つねさん |
2週間‥‥。
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ジョージ |
2週間、困っちゃうね。
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ノリスケ |
いや、あんまり困んない。
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つねさん |
どうせ南の島とかっていうんでしょ?
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ノリスケ |
うん、案その1は、島に行く。
なんにもないような島に行って、
1島で、全行程で2週間。
もうなんっにもしない。
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ジョージ |
なにもしない。
焼き豚になって帰ってくるのね。
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ノリスケ |
焼き豚になって。ジョージさんは?
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ジョージ |
2週間あったら、たぶんボーッとしてるな。
ま、ボーッとできるんならどこでもいいや。
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ノリスケ |
うん、そんな結論になっちゃいそう。
たとえば、ぜんぜん別の人として過ごす
2週間なんて、ちょっと難しいでしょ。
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ジョージ |
2ヶ月だと別の人間になれるんだけどね。
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ノリスケ |
そうでしょう? ボク、今、
2週間って言われて、
ぜんぜん別の人として過ごせないかな?
って考えたんだけど、
2週間じゃ無理な気がするの。
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ジョージ |
無理だと思う。2ヶ月だと、
自分というものを別の役割にして、
どっか別の場所で生きていけるような
感じがするよね。
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つねさん |
あー、ちょこっと。
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ジョージ |
そう。2ヶ月間。2ヶ月間、
おとうさんは2ヶ月間あったら
断食道場に行って、
痩せて帰ってこれるじゃない。
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つねさん |
‥‥やだ。
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ノリスケ |
あ、断食道場、いいらしいよ。行きな?
1週間でも。あ3日でいい、3日で。
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ジョージ |
ファスティング。
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ノリスケ |
すっごくいいんだってよ!
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つねさん |
なんでそんなに勧めるわけ?(笑)
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ノリスケ |
だって、何週間ぶりに会ったと思ってるの?
あんた病気して痩せろって言われたのに
何も変わってないじゃない!
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つねさん |
だって最近なにもやってないんだもーん。
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ノリスケ |
あんな、死ぬか生きるかみたいな話、
してたのに。
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ジョージ |
でも、リバウンドが激しいと思うな、
この人の場合。
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つねさん |
うん、今リバウンド中!
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ふたり |
は〜〜あ!(ため息)
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ノリスケ |
今‥‥だからさぁ、
病気をして苦しい思いをして、
生きるか死ぬかって言われたことを
思い出しなさいって言ってるの(笑)!
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ジョージ |
でもね、リバウンドってね、たとえば、
すーごい真剣に頑張って、
90キロの人が70キロになってから、
ちょっと気が抜けて
リバウンドしちゃいました、
っていうのはわかるよ!?
何キロ痩せたの?
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つねさん |
‥‥5キロ。
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ジョージ |
5キロ痩せてね、
リバウンドって言われちゃ、ちょっとね。
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つねさん |
でもリバウンドはたったの1キロだよ。
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ノリスケ |
‥‥。
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ジョージ |
‥‥。
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ノリスケ |
戻ってるってこと自体が‥‥ありえない。
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ジョージ |
リバウンドの過程にあるっていうことよね。
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ノリスケ |
そうそうそう、今日もね‥‥。
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ジョージ |
食べたし!
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ノリスケ |
きょうは久しぶりの会食だから
しょうがないけど、
でも今日、あなた、あれじゃない、
ドテチンみたいになってたよ。
はじめ人間ギャートルズに出てくる類人猿。
マンモスの足のスネ肉をね、
がぶり、って食べるの。あの感じ。
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ジョージ |
マンモスの代わりに、骨付き子牛のスネ肉を
召し上がってらっしゃいました。
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つねさん |
おいしゅうございましたわ。ほほほ。
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ジョージ |
おいしゅうございましたね。
最後は手づかみで。
でもそうやって考えると、
ほしいものが時間、っていうのも
リアリティーがないんだよね。
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つねさん |
う〜ん。
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ジョージ |
なに? じゃ。ほしいもの。
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つねさん |
ほしいもの?
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ジョージ |
ボクね、ずーっとね、
口癖があったの、昔。
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つねさん |
うん。何?
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ジョージ |
「愛がほしい」。
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ノリスケ |
うぎゃー! なにそれ?!
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ジョージ |
仕事やってて、ちょっとしたときに、
なんかポツッと言うひとこと?
「愛がほしい」。
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つねさん |
飲み屋とかでも言ってたもんね。
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ジョージ |
そう。最近ね、会社で言ってもみんなに、
ふふん、って言われるから
言わなくなっちゃった。
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つねさん |
あ、そうなの?
ボクたちのことバレバレなの?
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ジョージ |
知らない、そんなの!
けど「愛がほしい」っていったら、
絶対言われそうじゃない?
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ノリスケ |
充分でしょ? みたいな(笑)。
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ジョージ |
そうそう。だから、
愛は足りてるからいいや。
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つねさん |
あるからいいや!
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ノリスケ |
あ、そう。
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