ジョージ |
で、ほがらかさんはもともとほら、
基本的に生まれながらの二重人格で。
自分の中に男があって、女があって。
で、その、愛されたい自分もいるけど、
愛したい自分もあったりして、
もう、両極端の自分の中で、
迷い迷って作り上げたこの人格だから、
どういうんかな、逆にその、
普通のノンケのおじさんで、
ほがらかな才能を持った人が、
外にひとりの人格がいるとしたらば、
ボクらの場合にはもともと体の中に
50ぐらいの人格があって。
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ノリスケ |
50重人格‥‥。
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ジョージ |
人によっていろいろだけどね、
あの、オキャマさんの中にも、
せいぜいふたりぐらいの人格しか
持ってない人がいるし。
だから、どういうのかな、
どんどんどんどん成長していくと、
50の人格があって、
49の人格が後ろでいろいろ
ご相談していただいて?
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ノリスケ |
すごいチーム(笑)。
おかまの、ドリームチーム?
ひとりモー娘。みたいな(笑)。
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ジョージ |
そう、そんな感じ。
あれもいいのよ、それよ、それよ、
ワーッとかっていって。
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ノリスケ |
たいへん(笑)。
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つねさん |
すげぇ‥‥。
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ジョージ |
それでわたしはあやや、
みたいな感じよね!
いちばんおいしいとこいただくわ!
みんな踏みつけにしてやるぅ!
みたいな感じの、
オカマがひとり、みたいな感じ?
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つねさん |
ああ‥‥。
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ジョージ |
だと思うな〜。だから、どういうのかな、
ま、その、いちばん最初の話題に戻って、
女の子同士が、なんか仲良くなって、
友だちね、彼氏いるけどこの子なら
恋人になっちゃても
いいかなとかっていうのは、
たぶん女の子が持っている
いろーんな人格の中で、
ひとつの人格が、彼女を好きなんだろうね。
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ノリスケ |
そうそうそうそう!
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ジョージ |
わたしが好きなんじゃなくって、
もしわたしが男の子だったら、
ぜーったいこの子は好きになるとか、
あるいはもしわたしがお姉さんだったとして、
もっと歳を取っていたとしたらば、
こういう妹がいると嬉しいなとかって、
もうひとりの人格が
その子を好きになるような
感じがするね。
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ノリスケ |
それ、だからボクらも同じだよね、
それね。
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ジョージ |
そう、ボクらもそうだよ。
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ノリスケ |
うん、そういうふうにつきあってるよね。
いろんな友だちがいるし、
その友だちがぜんぶの自分でもって、
その人たちと向き合ってるかっていったら、
ちがうんだよね。
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ジョージ |
そう。
ノンケのおっさんがつきあってる
おっさんたちって、
みんっなおんなじおっさんでしょう。
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ノリスケ |
そうなんだよね‥‥。
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ジョージ |
あの、ある人のひとりの友だちを見ると、
他の友だちはみんな想像できるの。
それがあれよ、Kファミリーよ。
Kファミリーなんて、
みんっな気がついたらおんなじじゃない。
おまえら、ホモ以上にホモだろう!
みたいな感じで、
どんどんどんどんおんなじに
なってくじゃない。
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ノリスケ |
I軍団とか(笑)。
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ジョージ |
まあ、Kファミリーはみんな髪の毛は
パンチパーマで短くって、
がらがら声でどうとかこうとかでしょ?
I軍団はいまだにみんな
フレアズボンみたいなのを穿いて、
あんた絶対シークレットブーツでしょ?
みたいな感じ。
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ノリスケ |
レイバンかけて(笑)。
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ジョージ |
いまだにI原Y次郎なの?
みたいな感じでずーっといってるじゃない。
それ考えると、ほがらかの友だちって、
10人集めたらみんなちがった感じ
だったりするもんね。
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ノリスケ |
うんうんうん。ある意味、
みんな同じってとこもあるんだけど(笑)?
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ジョージ |
まあ、おんなじところもあるんだけど、
それがあの‥‥。
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ノリスケ |
あ、ほがらか同士じゃなくてね。
ほがらかさんを中心とした
友だちを集めたら、
っていう意味?
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ジョージ |
ううん、ほがらかの友だちだけ集めても、
包装紙はいっしょだけど
中身はぜんぜんちがうのばっかり
集まるでしょ?
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ノリスケ |
そうね、ほがらかだっていうとこだけで
いっしょで、
中身はぜんぜんちがうわよね。
だからほがらかを中心にして人集めると、
いきなり異業種交流会になるからね。
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ジョージ |
それでその中に
ほがらか系女性が入ってると、
こんどもう性別を越えた
異業種になり始めるから。
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つねさん |
ああ。クロスオーバーなわけ?
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ジョージ |
そう。すんごいことになっちゃうもの。
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ノリスケ |
ミクシィ状態ですね(笑)。
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ジョージ |
そう、ミクシィ。ミクシィで、
しかも濃密なコミュニティかなんか、
ひとつ開いちゃいました、
みたいな感じになるでしょう?
だから、いいんじゃないかな、そういう、
多様な人生が送れるから。ね。
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ノリスケ |
うん。ミクシィ的なつきあい方を
ふつうのおじさんがやればいいのにね。
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ジョージ |
だからボク最近、ね?
うちの会社のおじさんたちに
お勧めしてるのは、
もうひとりの人格持ちなさい、って。
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つねさん |
ほー。
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ノリスケ |
あ、それ、社訓のように
そんなことを(笑)。
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ジョージ |
うん。だからこんどもう、
組織ぐるみでやろうかと思って。
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ノリスケ |
面食らわない? おじさんたち。
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つねさん |
たぶん最初、面食らうんじゃない?
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ノリスケ |
なにを言ってるんですか常務?!
みたいな(笑)。
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ジョージ |
うん、ダイジョブよウチは。
毒がかなり入ってるから(ニヤリ)。
も、ちょっとずつ、
ちょっとずつ毒が入ってるから。
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ノリスケ |
もう入ってるんだ。減感作療法みたいな。
花粉症には杉のエキスを注入します、
みたいな(笑)。
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ジョージ |
そうそうそう、そういうこと。
ま、それでも許容量オーバーで、
デェァ〜ッてなる人もいるけれど。
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ノリスケ |
抗体反応が(笑)。
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ジョージ |
でも、ね。ミクシィでも、
けっこう暴れてる人たちとかいるもんね。
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つねさん |
うん。
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ジョージ |
おもしろいんだよー。
今やろうとしてるのはもう、
全員ブログ持っちゃいましょう、
っていうのやろうとしてて。
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ノリスケ |
あー。おじさんたち。
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ジョージ |
そう。それで、
ミクシィにも何人かいるの。
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ノリスケ |
へぇー。
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ジョージ |
そうすると彼らは、試行錯誤するんだよ。
最初は自分の仕事の口調で、
仕事の話をしたりするのよね。
そうすると、コメントぜんぜん
つかないわけじゃん。
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つねさん |
そうそうそうそう。
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ジョージ |
そんなこと、知っちゃないから。
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ノリスケ |
知っちゃないし、コメントしようっても、
なんにも言えないよね。
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ジョージ |
そう。それがね、
彼らもいっしょうけんめい
考えるようになるんだよ。
あらっ? って。なんでだろう?
で、ちょっとずつ変え始めて。
話題も変えたり書き言葉変えたりして。
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ノリスケ |
自分をどんどん。どの自分を出せばいいか、
わかってくるんでしょ?
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ジョージ |
そう。で、ある人なんかは、
今自分は九州のどこそこにいて、
ものすごい大雪で交通渋滞で大変です、
とかっていう、
ただのひとりごとを書いたのよ。
そうするとそれにコメントが
ダーッとついたりとかするんだよね。
そうすると、それが成功体験なの。
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つねさん |
うんうんうん。
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ジョージ |
あ、自分っていうのが、
仕事をしている自分だけじゃなくて、
人は自分自身に関心を持ってるんだ、
って思うと、
そっちのほうで走れるようになるんだよね。
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つねさん |
うんうん、そうだよね。
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ノリスケ |
魅力のある自分になるには、
どうしたらいいだろう? って思うもんね。
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つねさん |
だから、仕事だけじゃないんだと。
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ジョージ |
で、魅力のある自分ができれば、
たぶん仕事も魅力的になるんだよね。
で、みんなが、
仕事を魅力的にしようとばかり
努力をするんだけど、
そんなことは誰も知ったこっちゃないんだよ。
で、それに気がつくとね、
なんか、ちょっとほがらかでしょ?
気持ちが。
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ノリスケ |
ちょっとほがらか。
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ジョージ |
ね。
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ノリスケ |
うん。
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