ジョージ |
だから人間ってね、
人間関係がないと生きていけないけど、
相手をどういう人だって判断する基準が、
もしもすべて違ってますよ、って言われたら
生きていけるのかしらって思うよね? |
ノリスケ |
相当なトラウマになりそう‥‥。 |
ジョージ |
例えば(つねさんを指して)こんなね、
なんか酔っ払ってぐだぐだしてるのが才能、
みたいな人がもし、
ものすごい狡猾でね、
人を騙すのが上手な人だったら
どうしようとかって思うよね。 |
ノリスケ |
あら? ご存知なかったの(笑)? |
ジョージ |
あら(笑)!
うちのお父さんて
「男・山口もえ」みたいな感じかしら。
天然キャラの後ろに潜んでる
何かがあったらどうしよう。 |
つねさん |
がははは! |
ノリスケ |
(狡猾な目で)キラリン! みたいな(笑)。 |
ジョージ |
そんなことを思った今日この頃。
‥‥面白い番組ーっ。 |
ノリスケ |
へえ。それは昔、
いい男はみんなゲイっていう
表現があったのの、裏返しになってるのかな。 |
ジョージ |
裏返しになってると思うよ。うん。
そう思いつつね、最近東京の街角なんかに
たたずんでおりますとね、
特に新宿の伊勢丹界隈なんかに
たたずんでおりますと! |
ノリスケ |
はい。最高頻度で出てくる場所ね。 |
ジョージ |
「あ、なんかイケメン! こっち側のコ!」
とかって思って見てると、
女と一緒い歩いてたりとかする。 |
ノリスケ |
ははは! |
つねさん |
そうね。こざっぱりしてね。 |
ノリスケ |
海千山千百戦練磨のジョージ様でも
間違えられる! |
ジョージ |
おっとどっこい間違ったぜー、
みたいな感じー。 |
ノリスケ |
「ぜー」って! |
つねさん |
ほとんどそうだね、ノンケさんだね。 |
ジョージ |
ほんと。昔ね、無精ヒゲの男はいっぱいいた。
だけど、キレイにヒゲを整えた
キレイな無精ヒゲに見える
おヒゲの男の人と言えば、
皆ゲイだったのに、なんか最近ね、
ご婦人方と一緒に歩いて
らっしゃったりとかするの。
どう見ても妹でもないし、
お母さんでもないし、
会社の同僚でもないし。 |
つねさん |
子供連れてたりするもんね。
乳母車ひいてたりとかね。 |
ジョージ |
ねえっ!
人を見る目がなくなったのかなと思う。 |
ノリスケ |
もともとぼくは見る目がないんで、
そういうことよくあって、でも、
自分の見る目が甘いんだと思ってました。 |
ジョージ |
あーでも、ぼくもね、あるよ。ぼくもね、
例えば仕事の関係上ね、
「あ、素敵!」とかって思うと、
ゲイに違いないって風に
思いたくなっちゃうんだよね! |
ノリスケ |
あああ、そう思いたいよねえ。いい男は! |
ジョージ |
この人ゲイだったらいいのにっていうのが、
一足飛びに向こう側いって、
「ゲイに違いない!」って。 |
ノリスケ |
「あんな色気は、
そうに決まってるじゃない!」とかね。 |
ジョージ |
そうそう。いつ告白されるんだろうとか! |
ノリスケ |
(笑)そこまで?! |
ジョージ |
もし、そういう風になったら
どうしようとかって、
どんどんどんどん
自意識過剰なほうに向かっていくのー。 |
つねさん |
そうなんだー。 |
ジョージ |
な〜い? そういうのって! |
つねさん |
うーん。ノンケのともだちいないから。 |
ジョージ |
すごいよね。ノンケさんと付き合いのない
世界で生きていける人っていうのが、
東京にはいるっていう! |
つねさん |
いや、あるよ、最近。 |
ノリスケ |
それ×××の追っかけやってる中で
見つかった、オタクの友達でしょ? |
つねさん |
しーっ! |
ノリスケ |
(笑)なんで「しーっ!」なの? |
つねさん |
ばれるじゃん! |
ノリスケ |
いや、あるよあるよ。
そうであればいいなと思うし、
外見だけじゃなくて
メンタリティみたいなことから
ゲイとしか考えられない人っているんだよ。
ノンケなのに。 |
つねさん |
なりきれなかったゲイの人っているからね。 |
ノリスケ |
そう。それもいると思うんだ。
ほんとはゲイの自分を知ってるんだけれども、
人生の選択として、
そりゃあもうオミットしていると。
結婚して子供も作って家を建てて
親孝行してっていう人生を選んだ以上、
絶対そこからはずれないって
決めてる人だっていると思うんだ。 |
ジョージ |
いると思うね。 |
つねさん |
うち、知り合いに一人いた、
ほんとにそういう人が。
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