ノリスケ |
おひさしぶりですー。 |
つねさん |
そだっけ? |
ノリスケ |
そうです。
3人で会うの、
すっごいひさしぶりじゃないのよ。
ということで自己紹介を。
私がノリスケです。 |
つねさん |
つねです。 |
ジョージ |
僕、誰だっけ。 |
つねさん |
ちょっと、ちょっとお! |
ノリスケ |
ジョージさんがおかしい! |
ジョージ |
うそよ。ジョージでっす。 |
つねさん |
よろしくお願いいたします。
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ノリスケ |
随分間が空いてしまったんです。 |
ジョージ |
そうなの。忙しかったの。 |
ノリスケ |
なんで? |
ジョージ |
なんででしょう?! |
ノリスケ |
お仕事でしょう? |
ジョージ |
そうなの。本業が何がなんだか
分からなくなったっていうくらい、
忙しい今日この頃なんでございますの。 |
つねさん |
暑い。脱いでいい? |
ノリスケ |
‥‥いま、冬よ?
ああ、あなた、窓際で、
日がすごい当たってるのね。
きょうはニューオータニの
喫茶室でございます。
まだ、お昼。
でもそんなに暑い? |
つねさん |
だって、ジョージさんに、
日焼けさせたくないじゃん? |
ノリスケ |
嘘ばっかり。 |
つねさん |
いや、本当だよ。 |
ノリスケ |
なんで? |
つねさん |
いや、なんとなく。 |
ノリスケ |
(笑)いい年して
理由が「なんとなく」って、
止めない? もう。 |
ジョージ |
僕が日焼けしないことと
どこがどう関係あるの。 |
つねさん |
いや、暑かったら悪いかなあと思って。 |
ジョージ |
あ、自分は日が当たる席に、
わざわざ座ったと言いたいのね。 |
つねさん |
そうそうそう。 |
ジョージ |
まっ。うれしっ! |
つねさん |
ね。 |
ジョージ |
ねーっ。 |
ノリスケ |
‥‥ちょっと、
二人の世界に入るのやめてよ。
なんで時間が空いて
しまったのかしらという疑問に。 |
つねさん |
お答えを。 |
ジョージ |
忙しかったからです! |
つねさん |
‥‥そうだね。 |
|
ジョージ |
なんかね、体が忙しい以上に
心が忙しかったの。
このたのしい場に、
出てこれないくらい、
たいへんだったの。 |
ノリスケ |
や、ジョージさんでも
余裕がなくなるものなのね。
上手に息抜きしてるのかと
思ってた。 |
ジョージ |
いえ、なくなりますっ。 |
ノリスケ |
あらぁ。 |
ジョージ |
なくなりますねぇ。
だって、あと3年ほどで、
私ってば半世紀生きたことになるのよ? |
ノリスケ |
あ、あ、あ、そうなんだ。 |
ジョージ |
そうだよ。 |
つねさん |
そうだね。 |
ノリスケ |
でも3年って、だいぶあるじゃない。
すごいあるじゃないのよ。 |
ジョージ |
うそ、3年なんてもうあっという間だよ。 |
ノリスケ |
たっぷりあるわよ。
え、そのビジョンはどういうものなの。 |
ジョージ |
ん〜〜〜。今のところ、
55歳で引退なの。 |
ノリスケ |
早っ! |
つねさん |
あと8年。 |
ジョージ |
あと8年。それで、本当に
55で引退できるかどうかは
50になったときに
出口が見えてるかどうか、かな。 |
つねさん |
ほうー。 |
ノリスケ |
そういうこと考えると
この3年は短いかもね。
確かに心の余裕はないかもね。 |
ジョージ |
うん。そう。 |
つねさん |
出口作んなくちゃいけないんだもんね。 |
ノリスケ |
入り口作るよりたいへんよね。 |
ジョージ |
うん‥‥。
今までの僕を一応決着をつけて、
新しい僕でこれから7、8年、
みたいな感じぃ〜?
でも久しぶりにね、自分で自分の
時間がコントロールできないの。 |
ノリスケ |
ああ。 |
ジョージ |
ただ、これはほら、今、
たちまち解決しようと思ったら
仕事をパカッと止めてしまうのが
いいんだろうけど、
根本的な解決になんないんで、
しばらくはその忙しさに
翻弄されてみつつ‥‥、ね。
まあ、出口を作ればよいのかなというような
状況でございましょうか。 |
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