明日に向かって捨てろ!!
〜ボーズの脱アーカイブ宣言〜

第14回『携帯電話の分厚いトリセツ』


── あの、問題提起という意味でいうと、
これもちょっと、
捨てるだか捨てないだか、
管理に困るものですよね。

ボーズ おっと、これねー。
携帯電話の説明書ねー。
これさあ、とにかく、もう‥‥。
── 厚すぎ!
ボーズ 厚すぎ!
── 実際これって、読むとこ、
ちょっとなんだよね。
ボーズ っていうか、厚すぎだよね。
もう、説明書つくってる人の感覚を疑う。
これってね、あれでしょう?
あの、「書いてあるでしょ?」っていう
エクスキューズのためのものでしょ。
── 少なくともトリセツのレベルではないなあ。
本だよね、これはもう。
ボーズ ね。なんていうか、その、
説明することを放棄してるというか。
だから、ほんとに説明しようと思ってたら
こんなことにはならないよね。
── うん、これもう、
「打ち合わせに出てください」
みたいなレベルだよね。
ボーズ だって、とにかくぜんぶ書いてあんだもん。
そんなの読み切れないでしょ。
── まあ、どこかが絶対的に
悪いということじゃないし、
その意味だと、ルータ問題と似てるなあ。
ユーザーとしてなんか納得がいかないけど、
どこに文句を言うわけにもいかない。
ボーズ そうねえ。これさ、きっと、
つくってる本人も、
「問題あるよなー」と思いながら
やってるんだよね(笑)。
── うんうん。だって、
俺らが取説係だったとしても、
こうつくらざるを得ない部分って
きっとあるでしょう?
ボーズ あんだよね、うん。
── だから、少なくとも、まず、
クイックシートが、
絶対ついてないといけないと思うんだ。
ボーズ あー、ないとダメだね。
あの任天堂の、ほら、あれだよね。
── そうそうそうそう、
ニンテンドウ64のソフトについてたやつ。
(ゲームの説明書とは別に、
 これだけ読むと操作できますよという
 簡単なシートが付属していた)
ボーズ あれで十分じゃんってことだもんね、
けっきょくは。
── うん。だから、あれを必須にしてほしい。
で、厚いほうは、CD-ROMとかで、
情報量が多いぶん、
検索機能をきちんとつけてほしい。
ボーズ あー、たしかに。うん、うん。
ぺらぺらのが1枚あれば、
とりあえずは大丈夫だもんね。
だって、このトリセツ、
ほとんど読んでないけど使えてるし。
もっと、現実的なつくりにしてほしいね。
これは、ソニーのやつだけど、
まだ「簡単説明」みたいな部分があって
いいほうだと思うよ。
── うん。ソニーのやつは、
わかりやすいよね。
ボーズ そう。まだましなほう。
もっと放棄したもん、あるよ、トリセツで。
(続きまーす!)

2003-12-24-WED

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