── |
おじゃましますー。 |
ボーズ |
はいはい、どうもー。 |
── |
本日は、なんと、スチャダラパーの
スタジオ‥‥というか、事務所‥‥というか、
ええと、これはどういえばいいの? |
ボーズ |
ええっとね、もともとは
アニとシンコが住んでた部屋なの。 |
── |
自宅として? |
アニ |
そう。 |
ボーズ |
で、そこに機材とかが集まって、
だんだんレコードとかも置くようになって、
居住スペースがなくなって‥‥。 |
シンコ |
追い出されたと(笑)。 |
ボーズ |
そんでまあ、スタジオとして使ってる。 |
── |
基本的な音づくりはぜんぶここで? |
シンコ |
そうですね。 |
アニ |
まあ、たいていここに集まって‥‥。 |
ボーズ |
だらだらと(笑)。 |
── |
なるほどぉ。それにしても、モノが(笑)。 |
ボーズ |
あふれてるよね。いや、これでも
ずいぶん整理されたほうなんだけどね。 |
── |
とてもそうは思えない‥‥。
ええと、ちょっとウロウロしてみていいですか。 |
ボーズ |
どうぞー。 |
── |
わー、さすがに機材がどっさりと‥‥。 |
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── |
こっちの部屋はまるまるぜんぶレコードだ。 |
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── |
すっごい量だなあ。 |
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── |
このへんは歴史を感じさせるピンナップ‥‥。
いろんなグッズもたくさんあるなあ。 |
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── |
おおっ、これって原画? |
ボーズ |
ああ、そう。原画。 |
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── |
『WILD FANCY ALLIANCE』の
ジャケットに使われてたやつですね。
へえ、けっこう大きいんだ。
しかし‥‥どうしようかな? |
ボーズ |
そうか、この部屋から
なんか捨てるんだよね(笑)。
なんだろうねえ。 |
── |
とりあえず、ちょっとしたもんから
はじめましょうか。
あんまりおおごとにすると
取り返しのつかないことになりそうだから。 |
シンコ |
じゃあ、あれは?
そこの棚のとこにさ、箱があるじゃないですか。
その上に黒い何かゴムっぽいのがあるでしょ? |
── |
ああ、はい。これですか? |
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シンコ |
それ、なんだかわかります? |
ボーズ |
ああ、それおもしろい! |
シンコ |
うん。オレも忘れてた、完全に(笑)。 |
ボーズ |
まずそれがなにかっていう話だよね。 |
アニ |
いちおうレコーディングで使ったよね。 |
── |
ってことは、楽器‥‥ですか? |
ボーズ |
うん。まあ、楽器(笑)。 |
── |
楽器? どういう? |
ボーズ |
アニにやってみてもらおう。 |
アニ |
これ、あの、オナラの音を
人工的に出すっていうもので。 |
── |
は? |
アニ |
こうして‥‥。 |
「ぶぅぴぃ〜」 |
一同 |
だははははははは! |
「ぶ、ぷぅ〜」 |
一同 |
だははははははは! |
「ぷぱぱぁっ」 |
一同 |
だははははははは! |
── |
く、くだらない! |
ボーズ |
くだらないよねえ(笑)。 |
シンコ |
すっかり忘れてたわ、これ。 |
ボーズ |
こういう、なんでしょうね、
ある意味、必要悪的なもの?
何かに使えるかもしれないっていうんで
とってあるんだよね。 |
アニ |
意外にこれ、むずかしいんだよ。
湿り気とかでニュアンスが変わるからね。
「この音!」っていうのがなかなか出ない。 |
「ぷぅぅぅぅぅ!」 |
一同 |
だははははははは! |
ボーズ |
いい! |
── |
アニさんがうまいんだ(笑)。 |
ボーズ |
ぼく、ぜんぜんできないんだよね。 |
シンコ |
ていうか、むかついてきた(笑)。 |
── |
ちなみにこれはいつからここに? |
シンコ |
たぶん5年くらい前かなあ。 |
── |
それからずっとここに?!
けっこう、ここ、置き場所としては、
いちばん前面ですよ? 一等地じゃないですか! |
ボーズ |
なんだかねえ(笑)。 |