vol.2
-light and shadow in Japan (preview) -
こんにちは。
クリスマスどうでした。
みなさん、キリスト教信者でしたかねぇ。
(敬けんな信者の方ごめんなさい)
表参道すごい人混みだったそうですね。
そして次の日からケロっとお正月モード。
調子いいですなぁ。
いいんです、いいんです。いい加減で。幸せならね。
神に祈る、神に感謝する日は1日でも多い方が
救われるような気がしますものね。
昨夜、東京タワー近くの教会の
クリスマスミサにたまたま出ました。
神の思しめしのように吸い込まれて
入ってしまったのですが、
ダイアナさんも訪れたことのあるその教会で聞いた
イギリス人の牧師さんのお話。(英語だった)
「みなさん、最近赤ちゃんを抱っこしましたか?
私は腕の中ですやすや眠るあたたかい赤ちゃんを抱くとき
その赤ちゃんの存在そのものに
なんともいえない感動を覚えるのです。
それはこの腕の中の『生』に対する、
ただただあふれる感謝です。
クリスマスに気がつくことは
とてもシンプルなことなのです。
生まれたことに対する感謝の心。
キリストの誕生は、それだけで、「生まれたことの尊さ」、
あるいは「生の尊さ」という、シンプルだけど
とても大切なことを教えくれているのです。」
じーん、深いなー。
そのシンプルさが、なおさら深いです。
直前まで友達のゴスペルライブで盛り上がっていたんだけど
急にマジになっちゃった。大切なことはシンプルなんだ。
そんなありがたーいイブもまたいいですね。
なんかほんとうにキリストの誕生日を祝ってるっていう
正しい気持ちになりました。
空気が恐いくらい澄んでて、キーンと冷たくて
星がまたたく夜。
なんだか心が温まったなーとしみじみしていたら、
「司令塔」から次なる司令メールが届きました。
何、何?
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第一作としては、まあまあかなあ...
次は、アメリカの光と陰に続いて、
日本に光と陰について考えてみませんか?
もしくは、そのように提案してみませんか?
というのは、ご存じのように
いろいろな調査をやっているんだけど、
米国の方が調査し易いように思えるんです。
何事もオープンに議論する国だからでしょうけど。
大統領の半ばプライバシー的問題も
オープンに議論しようとするお国がらですからね。
それに比べて我日本は調べ難いし、
また、その善悪もつけにくい...
というこの国の光と陰について、
何んでもいいから書いてみて! 興味あり。
by 司令塔。
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えーーーっ?
「日本の光と陰」?
ただでさえ第1回目で「光と陰」なんて難しいこと言って、
しかも急に漢字多くなって途中から読む気しなーい
とかって友達に言われちゃうし。
また「光と陰」かい。しかも「日本の」。
日本の「光」ってなんだろ。
「司令塔」、結構キツイよ、このお題。
だいたい「司令塔」が答持ってないから出したんでしょ。
見えないし、探しても見つからないんですよ。
日本の肝心なところって。
表に出てくるのは「タテマエ」ばっかりだったりするし。
毎朝アメリカのホワイトハウスで出している
ビリーフィング(決定事項のあらまし)を読んでいると、
結構柔らかいんですよ。
冗談言ったのもそのまま載せてるし、
でもその場にいる人かアメリカ人しかわからない
ジョークだったりするけど
なんかなごやかなのは伝わってくるんです。
笑わせといてガツンと言うタイプ。
そうするとガツンが効くんですよ、また。
メリハリのあるスピーチの巧みさって言うんですか。
人間性が伝わってくるというか。
例えばホワイトハウスの人事発表報道で、
「じゃ、まずはじめに大事な発表からひとつ。
私の新しいチームからアドバイスがあり、
僕のニックネームを『スキッピー』から
『ジョン”ザ・バディ”ポデスタ』にします。(笑)」
とマジに始める。
これが公式の発表で文字にしちゃうところが
リラックスしてる。ブレーキングアイスがうまいなー
という気がします。
そこから本題の人事発表で、
「ホワイトハウスにおける長年の経験を経て、
大統領が国をリードするためにベストな人事とは、
才能と経験があり、大統領の課題に
情熱を込められる人が必要なのであります。
そこでマリア・エベレットは
そのままスタッフ部長代理に就任し、云々。」
と続いていきます。
片や日本の官庁系のホームページの発表は
まさに「発表!」って感じで、
かたーい言葉の羅列、羅列。
笑えるところは全くないし、へー、決まったの。
っていう感想しか持てない。真面目、真面目の一本やり。
硬いんだ、これが。
漢字多いしね。例えばこういう感じ。
「行政サービスの質的向上:
国民に対する行政サービスの一層の向上を図るため、
情報通信技術を活用して通商産業省における
情報提供機能を強化するとともに、
行政手続き等に係る国民負担の軽減への要請に
的確に対応する。」
よく読めば分からんでもないけれど、
よく読んでみないと分からない。
お役所の言葉と言ってしまえばそれまでだけど、
これもインターネットに載っている言葉の一つなんです。
いろんな人が読むわけだ。
大人から子供まで、学校沢山行った人から
少ししか行かない人まで。
情報社会ってそういうことだと思う。
限られた人に伝わればいいという時代は終って、
誰でもネット上にいる人みんなが読むということを
意識する時代が来たのだと思う。
わかんないのは、日本は、クリスマスはキリスト教、
初詣は神道、みたいにイベント、宗教的には
ある意味でいい加減になれるのに、
いざ、お仕事になるとかしこまるばかり。
本音も言えない。
形式にすべての情熱をかけて、
あれ本当に大切なものは何?
というところで肩に力が入りすぎる。
つまり、要するに、リラックスしていない。
政治家の笑顔も練習してもひくひくした笑顔になったり。
ネタでも仕込んで、笑いをとればきっと雰囲気変わるのに。
(オチなかったら最悪だけど、愛敬にもなれる)
と漫才ブームに多感な頃を過ごした私なんかは
すぐそういう方向に考えちゃうんだな。
吉本が売れるのはよくわかるよ。
笑いが必要なんだもの。
だって日本って笑っていないから。
でも間違えちゃいけないのは、
リラックスと不真面目は違うということ。
リラックスしていると本質が見えやすいということで、
別にふざけろと言ってるわけではありません。
でもどういうわけか、
大人(敢えてこう呼ばせてもらうと)は、
「ふざけるな」と場の緊張感を高めて
自分も必要以上に緊張していくことになる。
そして顔はこわばる。
つまり私が言いたいのは、
もっとリラックスしてわかりやすい言葉で
ワタシタチに説明して下さいということ。
(まるでこのページの主旨だ。)
そちらが緊張していると何も伝わってきませんよ、
と言いたいのです。
光と陰の探索に出かけたら、
その前に立ちはだかる壁にぶつかっった。
光も陰も見えないから見えるようにして下さいと言って、
今回は「日本の光と陰」準備の回ということにしておこう。
「司令塔」への返事は来年に延期にします。
とりあえずお正月は温泉にでもつかって考えてみるか。
難しいので、みなさんも一緒に考えてみて下さい。
「日本の光と陰」について。
とうとう噂の1999年だ。
ちょっと楽しみです。
では、月並ですが、よいお年を。
(今回は単なる私の考えになってしまった。ごめんなさい)
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福嶋真砂代
先端なところにご興味のある方はこちらへ
http://www.icot.or.jp
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