その4 あこがれのハンモックで、うとうと‥‥。 「Hammock 2000」ショールームへ。
山下 パレットビルのギャラリーでわれわれは、
チェアー型のハンモックに出会いました。
ゆーないと チェアーでこんなに気持ちいいのに、
あれで横になれたら、どんなにいいだろう‥‥。
山下 というわけで、このイベントに
チェアーハンモックを提供されていた、
オリジナルハンモックブランドの
Hammock2000」さんを紹介していただきました。
ゆーないと すぐに行ったんですよね。
ハンモックで寝るために。
山下 その足で行きました。
ハンモックに強い興味をもつ、
西本べっかむ3と合流して、
総勢4名で世田谷のショールームへお邪魔しました。
ゆーないと 出迎えてくださったこちらが、
くわしいお話を聞かせてくださった
「Hammock2000」の三浦さんです。
山下 「Hammock2000」の本店は、
山梨の八ヶ岳のふもとのほうにあります。
もともと関東近郊のお客さんが多いので、
都内で気軽にハンモックの乗り心地を
実感できる場所としてこちらを開かれたそうです。
ゆーないと 実感しちゃいましたよー、乗り心地。
山下 そのハンモックが、こちらですね。
ゆーないと これは、メキシカンタイプ。
山下 メキシカンタイプ。
とはいえ、メキシコのものを
そのまま輸入したわけではありません。
「Hammock2000」さんは、
オリジナルのハンモックをつくっているのです。
ゆーないと 日本の気候風土とか
日本のインテリアに合うように、
つくってあるんですよね。
山下 素材は、インド綿。
ゆーないと インド綿、きれいだー。
山下 「Hammock2000」さんは
インドにアトリエをお持ちなんですよ。
そこですべてを手づくりされている。
ゆーないと インドの綿花を収穫して、
よりあわせて、
染色して、編み込んで‥‥。
山下 匂いをかいでますね。
ゆーないと 肌ざわりが気持ちよくて。
山下 そして、いよいよです。
ほぼ日のねむり姫、
ゆーないとさんがハンモックに‥‥。
はじめてでしたか? ハンモックは。
ゆーないと そう、初。
意外とね、はじめてだったんですよ。
山下 「Hammock2000」の
FLYMAN(フライマン)さんから、
「こちらにどうぞ」と声をかけていただいて‥‥。
ゆーないと 「まず、ハンモックの真ん中あたりに
 おしりがくるように座ってください」
と言われました。
ゆーないと で、ここからなんです、
ここからが、目からうろこのポイントなんです。
山下 そうでしたね。
ゆーないと 「そのままうしろに倒れてください」と、
なんと、そうおっしゃるのです。
山下 ね、ぼくもおどろきました。
ゆーないと 「え? え? うしろに?
 ‥‥うわーーーー、こ、これは!」
となっている場面です。
山下 足の先まですっぽり包んでもらって。
ゆーないと マクラも貸してくださいました。
ゆーないと ‥‥わかりますかね?
この向き、この向きで寝るんですよ。
これがもう、目からうろこ!
山下 こうやって寝るとは‥‥知らなかったよねぇ。
ゆーないと ハンモックというものは、バナナみたいになって、
タテ向きに寝ると思ってた。
山下 もちろんそういうハンモックもあるけれど、
「Hammock2000」では、こうなのだそうです。
ゆーないと いやーーー、きもちよかったぁーーーー。
腰が極端に落ちて痛くなったりしないんですよ。
とにかく、ラク。
はじめての感覚ー。
ゆーないと ずーっと、ほーんのり揺れてるんです。
山下 その微妙な揺れが、
ぴたっと止まった瞬間に
すとーんと眠りに落ちるのが最高なんですと、
スタッフのかたがおっしゃってましたよね。
ゆーないと ああー、その話は魅力的だったー。
山下 この写真とか、すごくうれしそうだ。
ゆーないと だってもう、極楽でしたよ、これはーーー。
山下 ついでに西本さんも極楽体験。
ゆーないと 西本もね。
山下 おじさんたちが、いい顔してるなぁ。
ゆーないと 西本さんは、この場でさっそく、
買っちゃいましたからね。
山下 近くの公園ですでに何度か試してるらしいよ。
ゆーないと えーーー、いいなぁーーー。
山下 スタッフの方も言ってたけど、
吊す場所さえ、フックさえあれば、
かなり気軽に生活に取り入れられるんですよね。
ゆーないと フックがつけられなくても、
ハンモックスタンドがあれば使えるし、
もちろん野外も最高だし。
方法はいろいろありましたよね。
山下 そして、
この日はもう1種類のハンモックを
紹介していただきました。
ゆーないと ブラジリアンタイプ。
山下 ブラジリアンタイプは、「布」です。
ゆーないと メキシカンは「網」で、ブラジリアンは「布」。
山下 こちらもやはりハンドメイド。
インド綿を「鶴の恩返し」みたいな、
手織りの機織り機でひとつずつ。
ゆーないと 手織りの風合いは、
機械織りではなかなか出ないそうです。
山下 手織りだと織りがかたくなりすぎないから、
ハンモックにちょうどいい
肌ざわりの布になるんですね。
山下 で、どうでした? 寝心地は。
ゆーないと ‥‥‥‥最高。
山下 うっとりだね。
ゆーないと より安心感があるんですよ。
包み込まれてる感じ。
本気で寝ちゃうのは、こっちかも。
ゆーないと お母さんのおなかのなかにいるみたいな‥‥。
山下 このとき、ほんとに寝そうになったでしょ。
ゆーないと なった。
みんながやさしい顔でこっちを見てるから、
妙に幸せな気持ちになったし(笑)。
山下 それがね、ちょっとうらやましかったので、
ぼくも寝てみました。
ゆーないと どうでした?
山下 いや、あのね、幸せ(笑)。
この眺めはね、ほんとうに幸福感ありますよ。
山下 あこがれのハンモック、体験できたね。
ゆーないと すばらしかった。
山下 「Hammock2000」さんは、
立ちあげてから10年以上経つ、
ハンドメイドのハンモック専門店です。

10年以上前、
旅行先で見つけたハンモックを
公園で仲間と吊って遊んでいたら、
おとなも子どもも
みんなが興味を示したんだそうです。
「どうぞ」って乗せてあげれば、
嫌な顔をする人はひとりもいなかった。
みんな表情がゆるむ。
これはポジティブでいいなぁと思って、
それでハンモック専門店をはじめたのだそうです。
ゆーないと いいなあー、そのはじまりかた‥‥。
ひとつひとつのデザインも、
すごくおしゃれでしたよね。
山下 素材感やカラーリングは
とても大切にされていました。
やっぱりかわいくないと、ね。
ゆーないと ですよねー。
いやぁ、かわいくって、きもちよかった!
山下 あらためまして、
Hammock2000」さんのHPはこちらです。
ぜひ、体験しに訪ねてみてくださいませ。
みなさん、とても親切なんです。

(いよいよ次回、『アマールカ』を深夜まで配信!
 それを観ながら、ゆーないとさんがねむります。
 午後9時ころから、
 みなさんもいっしょに、うとうとしましょうね)

2011-10-04-TUE