BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第11回 世界チャンピオン来日

どもども、トギーなのら。
今回の話は、「世界チャンピオン」。

秋も終わりかけですが、トギーは講習会ラッシュ。
神戸、広島、奈良、三重、もちろん地元大阪と
楽しんできたのだ。
そんな中、東京の講習会のゲストに
世界チャンピオンが来日。
「なんで大阪ちゃうねん」と思いつつ、
その日は運良く仕事が休みで、講習会もなかったので、
いざ東京へ。

チャンピオンは、フリドリン・フロストというドイツ人。
世界大会団体戦では、キャプテンとして自国チームを
2大会連続優勝に導いたのだ。
個人戦でも優勝し、現在、文句無しの世界チャンピオン。
そんな真の世界チャンピオンに、
浪速のトギーが「ビシッ」と教えてやろうと思ったら、
逆に「キャン」と言わされました。
やっぱり、すごいのだ。



トギーはファーストキャッチ(第4回参照)という、
速く飛ばす種目が得意。
チャンピオンにもやってもらいましたが、
速さが違う・・・。
時速で言うと120キロは軽く超えてます。
さらに高速で戻ってくるブーメランを、
押さえつけるようにキャッチ。
もちろんグローブとゴーグルはしてます。
とは言うものの、その光景は
「暴れ狂うサメ」を押さえつけるようだった。
それに比べてトギーは、
「跳ねるシシャモ」を押さえてる程度。

さらに距離を飛ばすブーメランも投げてもらったが、
これがまた正確。
50メートル以上飛んだブーメランは、
その場でじっとしている彼の手の中へ、
いとも簡単に戻ってくるのだ。
トギーはあっちへフラフラ、こっちへフラフラと
酒も飲んでないのに、一人千鳥足。
世界の壁は高いのだ。

いやはや、チャンピオンとは、
年齢、身長、手の大きさが、ほぼ一緒なのに、
体型とテクニックはかなり違うことがわかったのだ。
でも、一緒に練習できて非常に勉強になり、
刺激的な一日だったのねん。
ちょっとはしゃぎすぎて、
こんな事にもなっちゃいましたけどね・・・。



ということで、
サメを追いかけるシシャモの・・・
じゃなくて、
すごい世界チャンピオンの話でした。

1999-11-28-SUN

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