BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第43回 日本初!紙ブーメランの本

毎度!トギーなのだ。
今回は、トギー制作の「紙ブーメラン」の本が
できるまでのお話。

いやいや、やりましたよ。
ついにトギーの長年の夢、紙ブーメランの本を
発売することができました。
おめでとう!
ドンドンドン!パフパフ!
(ひとり盛り上がり・・・)

何てったって日本初ですよ、紙ブーメランの専門書。
言い換えれば、こんな奇特な本を作る人なんて、
今までいなかったんでしょうね。

出版のきっかけは、月刊誌「子供の科学」。
紙ブーメランを連載している関係で、
春先に編集部の人から、
「紙ブーメランが好評なので、本を作らない?」
って、お声がかかった。
10何本もブーメランを制作する自信が無くて、
いつもの強気なトギーも少し戸惑ってしまった。
でも、折角のチャンスを逃すわけにはいかないってことで、
チャレンジすることにしたのだ。

まずは、環境作りということで、
PowerPC G4の733MHzを今回の為に購入!
清水の舞台から飛び降りました(泣)。
続いて、A3が出力できるプリンターを購入。
またまた飛び降り!!
貯金は一気に底をついちゃいました(号泣)。

そしてゴールデンウィークを利用して、
せっせと紙ブーメランの制作をスタート。
Mac上でブーメランの形をデザインし、
厚紙にプリントアウトをして、はさみで切り抜く。
そして、チューニングをして投げる。
飛び方や戻りの精度がOKなら今度は色付け。
絵心のないトギーにとって一番辛い作業なんだけど、
何とか頑張ってデザインしたのだ。

そんな作業を何十回と繰り返し、
20本近い紙ブーメランが完成。
その中からさらに12本を選び抜き、
本に掲載することにしたのだ。
目玉はなんと言っても二枚翼のブーメラン。
今まで紙製の二枚翼ブーメランというのは、
トギーが知る限り出回っていないのだ。
おそらく日本初!?



この二枚翼ブーメラン、「クラシック」と言う名前で、
ゆっくりと優雅に飛んで戻ってきます。
これはほんと、お薦めですよ。

さらに、イルカや星形のブーメランなど、
12種類の紙ブーメランを収録してるのだ。
一見、戻ってきそうにない形の物もあるけど、
間違いなく戻りますので、ご安心ください。

ということで、トギーの出費の結晶!
じゃなくて、心の結晶、紙ブーメランの本。
超超お薦めしますので、ぜひ遊んでやってくださいな。

今回は、日本初の「紙ブーメラン」の本のお話しでした。


子供の科学流 ペーパーキットシリーズ
「紙ブーメラン」

制作・著 トギー
発行元 (株)誠文堂新光社
価格 950円(税別)


トギー(栂井靖弘)

2001-07-19-THU

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