第51回 発掘?
ヘロー!トギーなのだ。
今回は、思い出のブーメランを発掘したお話。
先日、大事なお客さんが来られることになり、
ブーメラン研究室(第39回参照)を
大急ぎで片付けることになったのだ。
「研究室」と、カッコよく書いてますが、
建った時とは随分違い、
今では、ただの物置に・・・。
資料の山や、
使わなくなったブーメランを整理しているうちに、
急に思い出が蘇り、(よくあることですよね)
初めての試合で使ったブーメランを
見たくなったのだ。
そのブーメランはトギーが5本目に作ったブーメランで、
ほぼ偶然の産物としてできあがった、
運の固まりのようなブーメランなのだ。
削りやチューニングなど、
当時は何も気にしてませんでした。
さらに、色をちゃんと塗ったのも、
最初だったかもしれない。
そんなブーメランと再会したくて、
研究室の片付けもそっちのけで、
思い出ブーメランを探し始めたのだ。
まずは500本近くあるブーメランの山を捜索。
しかし、時間がかかったにもかかわらず発見できず。
研究室を諦め、家の中を捜索してみたけど、
削ってないブーメランやおみやげ用のブーメランが
30本近く発見されただけ。
しかも買った覚えも切り抜いた覚えも
ないものばかり・・・。
日も暮れ、途方にも暮れながら、
懐中電灯片手に、
手つかずだった倉庫(納屋みたいなもの)を捜索。
倉庫は予想以上に荒れ果てていて、
入り口付近から、すでに川口探検隊状態(笑)。
懐中電灯の光の中に浮かび上がる20年以上も前の
ガンダムのプラモデル。
懐かしい。
思い出の浮気を気にしながらも捜索は続行。
そうこうしていると、
変色してしまったパンフレットや、
試合の時に使っていた紙コップやらが乗った、
明らかに何かが入っているボックスを発見!
懐中電灯片手にそのボックスを開けてみると、
なんと100本近いブーメランが出てきたのだ。
(いったい何本あるんだっ!)
そして、その中に思い出ブーメランを発見したのだ。
いやいや、こんな所に隠れていたとは・・・。
このブーメランとともに初出場した大会では、
種目別でいきなり3位になったのだ。
その当時、一番良く戻ったブーメランで、
何本も同じものを作ろうとしたけど、
結局作り上げることはできませんでした。
しかも木製だったので、
折れるのが怖くて、
それからは投げなくなっちゃったのです。
その時からこのボックスの中に入ってたんですね。
とにもかくにも研究室の片付けを発端に、
大発掘作業が展開され、大変な1日だったのだ。
でも、思い出のブーメランが無事に「戻って」きたので
良しとしましょう。
ちなみに、大事なお客さんとは
公園で打ち合わせをすることになり、
片付いたのか片付いてないのか分からない状態の研究室は、
1日掛かりの捜索の場所になっただけでした。
というわけで、今回は「整理整頓」の・・・
じゃなくて、思い出ブーメラン発掘のお話でした。
トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com
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