第54回 ドイツ世界大会への道<その2>
毎度トギーなのだ。
「ブーメラン世界大会への道
2002 ドイツ編」(長い!)
の2回目。
2年に1度の世界大会が、
ブーメラン界最大のイベントってことは、
前回にお伝えした通りなのだ。
では、どんなことをやるのかについて、
もうちょっと細かく書いてみます。
約2週間の大会は、
前半が団体戦で後半が個人戦です。
団体戦は1チーム6名のグループで挑みます。
全部で8つの種目があり、
各種目を2〜3回ずつ行い、
総合で優勝チームが決定します。
各種目には6名中4名が出場し、
残りの2名は審判をしたり、
他の選手のサポートをしたりするのだ。
「審判」ってのがすごいでしょ。
大会後半に行われる個人戦は、
全部で6つの種目があって、
各種目それぞれの順位の合計で、
優勝者が決まります。
だから、トギーが全種目で1位になれば、
合計点が「6」で優勝なのだ(笑)。
さて、気になる種目内容ですが、
それぞれに特徴があって、
なかなか面白いんですよ。
団体戦の種目を2つ紹介しますね。
まずは「チームリレー」という種目。
スタート地点から30m先にある指定場所まで走り、
そこからブーメランを30m以上飛ばし、
キャッチしたら急いでスタート地点まで走って戻り、
次の人にバトンタッチ。
これを4人で2回繰り返します。
1回でキャッチできれば良いんだけど、
落とすともう1回投げないとダメ。
この種目、2チーム同時に行うので、
小学校の運動会並みに白熱しますよ。
次は「チームスーパーキャッチ」という種目。
1名が滞空時間用のブーメランを投げて、
その間に他の3名が、
スロー&キャッチを何回成功させるかという競技です。
滞空時間用のブーメランってのは、
読んで字の如く、滞空時間がとても長いブーメランで、
上手く投げると30秒以上も飛んじゃうのだ。
このブーメランが空中を舞っている間に、
他の3名は、3秒ぐらいで戻ってくるブーメランで
スロー&キャッチを繰り返すわけです。
この種目、滞空時間用のブーメランを投げる人が
とても重要で、この人がキャッチに失敗したら、
なんと! すべてがパーになるのだ。
こりゃきついですよ。
滞空時間用ブーメランが1分くらい飛んで、
他の人がビシバシキャッチしても、
0回ですからね。
ちなみに4名が1回ずつ
滞空時間用ブーメランを投げます。
さすがのトギーもこの時ばかりは、
かなりのプレッシャーの中で投げるのだ。
この他にも、「早さ」や「正確さ」、「滞空時間」、
「変なキャッチ」、「制限時間内でのキャッチ数」
などを競う種目があるのだ。
そうそう、
代表チームのユニフォームが完成しました。
なかなか、かっこいいでしょ。
日本チームは1998年のアメリカ大会から、
「侍」というチーム名になったので、
それにちなんだユニフォームを毎回作っているのだ。
漢字を使っているので外国選手にも大ウケ。
デザインはもちろんトギーです。
実は、侍のシルエットもトギーなのだ!
デジカメで撮った写真を加工しました。
新聞紙を丸めて刀に見立て、
侍っぽくポーズを決めて、
「やーーっ!!」という意気込みで、
セルフタイマーで撮影しました(笑)。
カメラの前でひとりポーズを作る巨漢侍。
恥ずかしくて誰にも言えない秘密です。
最後に、
トギーが持っていくブーメランの一部を紹介するのだ。
あまり色を塗ってないので派手さはないですが、
優秀なブーメランばかりですよ。
よく考えてみると、ある意味こいつらが
本当の「ブーメラン日本代表」ですね。
ということで、トギーはこいつらと共に、
7月28日、いよいよドイツに向けて出発します。
向こうでネットに接続できれば、
速報なんかもしちゃいます。
ではでは、行ってきまーす。
上位入賞目指し、がんばるでー!
トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com
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