BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第59回 ドイツ世界大会への道<その7>

毎度トギーなのだ。
「ブーメラン世界大会への道
 2002 ドイツ編」(長い!)
の7回目。

てんやわんやの日本チーム、というより日本人達。
それでもなんとか、団体戦をこなしてました。

そしていよいよ終盤戦へ突入。
本来なら途中に1日休憩日があるんだけど、
試合進行の遅れのため、休憩日も返上で試合に。
ということで、5日連続になっちゃいました。
これはかなり辛かったです。
それが証拠に、終盤戦で他国の選手の間にも
故障者がポツポツ出てきました。
で、トギーも4日目の試合中、
右太股がピキピキ言い出したのだ。
あまり痛みはなかったので、とりあえず宿舎に戻り、
アイシングを兼ねてマッサージクリームを塗り混み、
最終日に備えたのだ。

そして最終日の最終種目。
泣いても笑っても、これが最後の競技。
栄えある最終競技はチームリレー。(第54回参照)
他のチームメイトが故障中なので、
走るのが苦手なトギーも、もちろん出場。
いよいよスタートなのだ。

4人のリレーで2周します。
トギーは第2走者。
第1走者は素晴らしい早さで戻ってきた。
「トギーも続け!」と飛び出した瞬間、
自分の身にトラブル発生。
昨日ピキピキ言っていた太股がなんと爆発!
めちゃくちゃ痛いのだ。
限界に近い足にむち打って、
なんとか1周目を走り終え第3走者にタッチ。
そして痛みをこらえつつ座り込んで、
もう1周走るために順番を待ったのだ。

他のメンバーにキャッチミスもなく、
素晴らしいペースでリレーは進行。
そして、トギーの2周目。
気が張っていたせいか、痛みもちょっと和らぎ、
なんとか無事にスロー&キャッチ。
スタート地点には、最後の最後の力を振り絞り
「ウォーーーー!!」の雄叫びとともに生還。

「終わった・・・」
「これで、もう走らなくてもいい・・・」
座り込みながら、痛む右足を押さえつけてました。


痛みに苦しみながらブーメランを投げてます

開放感から、しばしの余韻に浸っていると、
なにやら周りが騒がしいのだ。
他国の選手達が審判に抗議をしている。
「どないしたん?」と聞いてみたら、
とんでもない返答が・・・。
「ジャッジミスがあって、やり直しらしい!」

ガーン!!!
最後の最後で、強烈なトラブル発生。
や、やり直しぃーー!?
泣いても笑っても最後の種目と思ってたのに・・・。

審判の計測にミスがあったらしいんだけど、
それにしても、やり直しとはひどい・・・
と思ったら、2周目第3走者だけとのこと。
(ラッキー!トギーは第2走者だ!)
でも、ホッとしたのもつかの間。
タイム計測のやり直しは第3走者の分だけなんだけど、
他の走者もタイムに関係なく、
もう一度走らないとダメらしいのだ。
ピンチヒッターを要求したけど認められず、
結局トギーももう一度走ることに・・・。

「まあ、
 トギーのタイムは関係ないので歩けばいいや!」
と思ったら、5分以内に全員が終わらないと、
タイムアウトになっちゃうとのこと。
とほほ。。。
足を引きずりながら、小走りすることにしました。
結果、第3走者の2周目投げ直しのタイムが、
ラップタイムで最高をマークしたのだ!
ケガの功名ってやつですね。(笑)

最後はトギーにもトラブルが来たけど、
なんとか団体戦も無事(?)に終了。
過去最高のしんどさでした・・・。
次回はいよいよ最終回。
最終回らしい、軽いトラブル(?)が待ってます。
続きは次回に。

トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2002-11-28-THU

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