ブーメランのある暮らし。 |
第72回 フランス世界大会への道<その2> 今回、世界大会が開催される場所は、 「シャルルビルメジェール」という、 早口言葉になりそうな名前の場所。 パリの北東に位置し、ベルギーの国境近く。 ガイドブックにもほとんどの載っていないような かなりの田舎町で、出発する時点でとにかく情報不足。 気温や風の状況がほとんどわからない上、 ネットで調べてもフランス語なので何がなんだか・・・。 現地の設備状況などもほとんどわからないまま、 ブーメランとパスポートさえあれば何とかなるだろうと 開き直り、情報収集もろくにしないでフランスへ出発。 案の定、それが裏目に・・・。 日本から向かったのは、総勢12名。 代表メンバー、個人戦参加者、そして観戦者。 パリに到着後、さあ現地へ移動と思ったら、 どうやって現地まで行くか誰も知らなかったのだ。 空港で行き方を聞いてみたんだけど、 田舎町なのでほとんどの人が知りませんでした。 とりあえず、東駅というところから 電車に乗ることはわかったんだけど、 今度は東駅へどうやって行くのかわからない。 さらに、電車の乗り方もわからない。 おまけに、英語も通じない。 あっちこっちへ行ったり来たりでもう大変。 それでも、何とか情報を集め、東駅へ。 英語が話せないトギーは、 もちろんオロオロするのみでした。 東駅に到着してからも大変でした。 シャルルビルメジェール行きの電車はわかったんだけど、 今度は切符売り場が大行列。 チケットを買うのに1時間以上かかっちゃいました。 さらに、チケットを買ってすぐに電車が出発だったので、 スーツケースやブーメランバッグを抱えて駆け込み乗車。 もう、ヘトヘト。 あとでわかったんだけど、なんとその電車、 シャルルビルメジェール行きの最終列車でした。 いやはや、もう少しで日本人12名は、 パリ難民になっちゃうところでした。 電車に乗ってもまだまだ不安は続きます。 今度はシャルルビルメジェール駅に着いてからの移動。 駅から宿舎までの行き方も誰も知らないのだ。 しかも到着予定時間は午後11時過ぎ。 もう、野宿の覚悟です。 大きなバッグと大きな不安を抱えた12名が、 暗くなったシャルルビルメジェール駅に到着し、 電車を降りて、野宿場所を物色しながら(?) 歩いていたところ、暗がりに3名の人影! 恐る恐る近づいてみると、 その中のひとりの手に世界大会のポスターが、、、。 フランスチームのスタッフが、 駅まで迎えに来てくれていたのだ。 思わずトギーは、 「ジャパンチーム!」と叫んじゃいましたよ。 いやいや、助かりました。 大阪を出発してから実に24時間。 どうにかこうにか、やっとのことで現地に到着。 試合をするより緊張し、そして疲れました・・・。 ってなことで、 情報不足がいきなり爆発した日本チーム。 この先どうなることやら。 次回は、開会式です。 トギー(栂井靖弘) KBN(関西ブーメランネットワーク) http://www.kbn3.com |
2004-08-29-SUN
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