BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第73回 フランス世界大会への道<その3>


今回の遠征の宿舎は学生寮でした。
各部屋に机や棚が設置されていて、
収納スペースは完璧!
しかもシャワー付き!
なかなかの住み心地!
と喜んでいたら、夜の気温が低く大変でした。
日本では40度近くの気温を記録していたのに、
フランスでは20度を切ることもしばしば。
みんな風邪を引かないように、かなりの厚着をしてました。
ちょうど同じ時期に、自転車レースの
ツールドフランスも行われていたようですが、
寒さで体調を崩す選手もいたそうです。

到着した次の日、肩慣らしのため、
早速フィールドに向かったのだ。
今回の世界大会のフィールドは、かなり長方形。
とは言っても、日本とはレベルが違います。
150m×500mぐらい。
これだけの平らで広いスペースって、
日本にはなかなか無いんですよね。
この広さだと、移動するだけで疲れちゃいます。

軽く練習を済ませて、その日は終了。

翌日は、昼間はエントリー、夜は開会式。
宿舎から徒歩15分ぐらいの場所に連れて行かれました。
そこは駅前広場って感じで、かなり大きなスペース。
しかも、ちょっとしたお祭り状態で人がわんさか。
1000人以上はいる感じでした。

そんな場違い(?)の中、開会式がスタート。
マイクで各国のチームが紹介され、
選手一人一人が、ギャラリーの前へ。
フランスの田舎町に、世界各国から“外人”が来たので、
フランス人も驚いたでしょうね。
しかも、広場では、
ビュンビュンとブーメランを飛ばしていましたからね。

選手紹介が終わった頃には、すっかり日没。
暗闇の中、開会式もクライマックスへ。

オーストラリアチームの選手が花火を用意。
なんと、ブーメランに花火をつけて投げちゃいます。
これがきれいなんですよ。
夜空にクルクル火の粉が舞ってかなり幻想的。




遠巻きに見ていたたくさんのギャラリーも、
この光景にはウットリだったでしょうね。
ちなみに、花火付きといってもブーメランですので、
もちろん戻ってきます!
投げた選手は気合いでキャッチしてましたよ。

そんなこんなで、幻想的な開会式も終了。

次回はいよいよ団体戦スタートです。


トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2004-09-12-SUN

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