BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第88回 200X年ブーメラン宇宙の旅!?


マイドー! トギーなのだ。
今回は、壮大な夢のあるお話。

ブーメランを始めて15年。
トギーはいろいろな夢を持って活動しています。
そんな中で叶っちゃった夢は、
「スポーツブーメランで世界1位」
「ブーメランの専門書の発売」
「西城秀樹さんとテレビ共演」
逆に、これから叶えたい夢は、
「ブーメランでコマーシャル出演」
「プロ野球選手にブーメランを投げてもらう」
「無重力空間で紙ブーメランを飛ばす」
などなど、ミーハー(死語?)なものも含め、
まだまだたくさんあるのだ。

そんな夢の実現に向けて邁進するトギーに、
とんでもない吉報が‥‥!!

「無重力空間で紙ブーメランを飛ばす」が、
なんと実現に向けて動き出したのだ!


ちょいと難しいですが、
そもそもブーメランが戻ってくるためには、
「揚力」「歳差運動」「重力」などが関係しています。
地面と水平にブーメランを投げると、
重力があるにもかかわらず、
すぐに落下することなく空中を泳ぐように飛び、
旋回して手元に戻ってきます。
これはかなり不思議な光景です。

では、もしそれが無重力の世界なら‥‥。
落下せずに飛び続けるのか??
そもそもどんな軌道で飛ぶんだ??
不思議や謎がいっぱいなのだ。

そんなことに思いを巡らせていた今年の春先、
知り合いを通じて宇宙関係の方とお会いすることに。
早速トギーは紙ブーメランを飛ばしながら、
「無重力空間で紙ブーメランがどんな風に飛ぶのか
 どーしても見てみたいんです!!!」
と熱のこもったプレゼンをしちゃいました。
すると、大変興味を持っていただけたようで、話は進展。
今度は宇宙飛行士の方とお会いできることになりました。

で、お会いした方は、
な、な、な、なんとっー!
土井宇宙飛行士!!

お会いした場所は、
JAXA筑波宇宙センター!!

そりゃもう、大興奮!

国際宇宙ステーションに取り付けられる
「きぼう」日本実験棟の実物大模型の中で、
高ぶる気持ちを抑えつつ、
飛行距離の微調整をしながら、
紙ブーメランの飛行実験。

とても狭い機内だったので、
うまくいくかどうかとても心配だったけど、
不安をよそに土井さんは見事にキャッチされてました。
その光景を見ることができただけで、
トギーは大感激しちゃいましたよ。
紙ブーメランにも興味を持っていただけたようで、
ますます夢は膨らみました。


来年末、土井さんはスペースシャトルに搭乗し、
「きぼう」を国際宇宙ステーションまで
運ばれる予定なのだ。
うまくいけば、2007年末、トギー作の紙ブーメランが
土井宇宙飛行士と共に地球を飛び出して、
宇宙に向かいます。

も〜い〜くつね〜る〜と〜
って、あと1年もありますが、
この夢が叶うことを毎日祈りたいトギーです。


そうそう、今回の模様は、
現在発売中の月刊誌「子供の科学」にも、
掲載されています。

ってなことで、
「無重力空間で紙ブーメランを飛ばす」という夢が、
実現に向けて動き出したお話でした。


トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2006-12-17-SUN

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