私をリングサイドに連れてって。

マイク・タイソン復帰戦 「マイク・タイソン対オーリン・ノリス」 10月24日（日）AM11:00〜 WOWOW独占衛星生中継 米国ネバダ州ラスベガス、MGMグランド・ガーデン おだ奮闘リポート（その3：いよいよ計量！） 10月21日（木） 今日はいよいよ計量です。 ボクシングではヘビー級は特別な階級なのです。 それは試合２日前に計量を行なうからなのです。 これはヘビー級＝無差別級なので、 リミットを下回らなければ良いからなのです。 だからヘビー級にリミットを守るための減量はありません。 ただ、自分のベストを出せる体重に合わせることが 第一だからなのです。 他の16の階級では体重上限を下回るために 過酷な減量を強いられる選手もいます。 また計量は2日前ではなく、１日前です。 ということで明日は、ヘビー級以外の前座カード計量が こちらでも行なわれます。 （「あしたのジョー」の力石は、ジョーと戦うためだけに 　成長期に無理に減量をしたのです）。 実際前座カードに出場予定の IBF世界ヘビー級１位のトゥア選手は 本日計量後、私たちと同じMGMの中華で 楽しくディナーを楽しんでいました。 でもあまり食べ過ぎるとリバウンドで動きが鈍ります。 ボクサーの身体は一般人と 比べ物にならないくらいの繊細さなのです。 解説の浜田さんは現役時、10kgの過酷な減量を 行なった経験があるので説得力が違います。 絞った後、さらに２kg、１kgと減量するのは 想像を絶することだそうです。 ちなみに計量後に食事をとると（少なめでも） ３kgは軽く増えるそうです。 一般の生活に当てはめると、 いかに節制が必要かお分かりいただけるでしょう。 さらに、ただ減らすだけではなく、 パワー、スタミナ、精神力、頭脳を よりベストな状態に近づけなければ相手には勝てません。 さてさて注目の体重は タイソン、223パウンド（101kg）。 ノリス、218パウンド（99kg）。 体重差はおよそ２kgです。 タイソンは１月のボタ戦に続き、自身最重量で臨みます。 若干脇腹に肉がついていると 解説の浜田さんは説明してくれました。 ただし１月も同じ体重で見事KO勝ちしているので、 今回も期待したいと思います。 何が起こるか本当に楽しみです。 WOWOWスポーツ部 小田真幹

1999-10-23-SAT

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