WBA・WBC・IBF 世界ヘビー級王座統一戦
「イベンダー・ホリフィールド 対 レノックス・ルイス」
11月14日(日)AM11:00〜
WOWOWで独占生中継
おだ奮闘レポート(11月12日:計量)
昨日も取材や打ち合わせ、そしてほぼ日の原稿を書き
VTRの翻訳作業をしていたらあっという間に朝の4時でした。
おかげさまで今回は時差ボケが全くありません。
良く眠れます。
今日は計量のほかに、ホテルについて書きたいと思います。
ラスベガスのホテルは巨大です。
飛行機からみると小さいなぁと思うのですが、
降りて中に入ると実際はマンモスです。
その最たるものがMGMグランドホテルでしょう。
10月のタイソン戦も行なわれましたが本当に広くて
取材などではイヤになってしまうほどです。
日本の尺度では計れられないほど広いのです。
端から端までの移動は大人で15分くらいかかります。
とにかく遠い。
観光しながらなら、苦にならないかもしれませんが、
毎日会見だ、計量だ、資料だ、と動き回るなると
相当負担になるものです。
また、近代的なホテルが続々とできるのも特徴です。
最近ではベラージオ、マンダレイ・ベイ、パリス、
ヴェネシアンなど、ヨーロッパをモチーフしたものが
流行となっています。
もちろん、シーザースパレス、ミラージュ、ヒルトンなどの
老舗も常に人でにぎわっています。
ボクシングの試合も必ずと言っていいほど
カジノで行なわれます。
これはホテルが主催者にサイト料金を払い、
様々な露出をすることにより、客の注目を集め、
集客するためです。
客がくればギャンブルでお金を使う、
というのがカジノの考え方なので、
呼ぶためには多少の足が出ても問題はさほどないようです。
何回か訪れたことがある人なら、
何となく、名前が出てくるラスベガスのホテルが
あると思います。
「今度行く時はそこに泊まってみよう」、
という効果があるのです。
今回の試合も下記の9ホテルが提携しています。
マンダレイベイ、ルクソール、エクスカリバー、
サーカスサーカス、モンテカルロ、ヒルトン、
フラミンゴヒルトンバリーズ、パリス、シーザースパレス。
そのなかでも、ヒルトンとマンダレイベイの2個所を中心に
行事をこなしてゆくのでハードなスケジュールの中、
走り回っています。
現在、試合のチケットが売り切れなので、
この9つのホテルでクローズドサーキット
(入場料をとり、テレビにて食事をとりながら観戦する)
を行なうそうです。料金は6075ドルです。
チケットが最高約20万円もするのに、売り切れというのは
このカジノに関係します。
上記各カジノはVIP用にチケットを割り振りして
上顧客に渡します。
VIPは預け高や賭け金の高い客のことで、
このチケットがいくらになっているかは
私には想像もつきません。
一説によると1億円とも5千万円ともいわれています。
残ったチケットはパッケージにしたりして
商売を行ないます。
こうしているうちに一般用のチケットは
ほとんど無いというのが現状なのです。
またペイパー・ビューによる放送も行なわれます。
値段は$49.95。約5000円です。
本国のこういう状況をに比べれば、WOWOW2000円も
安いと感じる方もいるのでは・・・?
と思います。
両選手のギャラは15ミリオンずつだそうです。
とにかく全てが天文学的です。
計量は
ルイスが242lbs(約110kg)、
ホリフィールドが217lbs(99kg)。
見た感じはルイスの体が絞れていました。
ただし、調子はリングに上がってから
判断したいと思います。
ホリフィールドは相変わらず素晴らしい肉体を維持し、
讃美歌で入場してくるでしょう。
非常に楽しみです。
WOWOWスポーツ部
小田真幹
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