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私をリングサイドに連れてって。

ニューヨークから直送!
ヘビー級大型対決、現地レポート第1弾


こんにちは!
WOWOWスポーツ部の小田です。
今回は、ヘビー級注目のタイトルマッチ
「レノックス・ルイス 対 マイケル・グラント」戦を
WOWOWで生中継するためにNYにやってきました。
ニューヨークに来るのは昨年3月の
「ルイス 対 ホリフィールド」以来ですね。

4月25日(火)に日本を出発したのですが、
GWの直前ということもあり、成田空港では
すでに多くの海外行きの旅行者が見られましたよ。
今年は休日の配列も良く、
過去最高の大型連休になりそうだという
新聞記事を飛行中に読みました。
しかし、日本人はやはり裕福だなぁ……。

昨年の3月には雪も降ったニューヨークですが、
さすがに4月下旬ともなると非常に良い天気です。
とはいえ昼はジャケット、
夜は薄手でもいいからコートがあった方が良い気温です。
けっこう冷えるんですね。

ニューヨークに到着後、今回の会場となる
MSGにさっそく直行しました。
挑戦者であるアメリカの大型ホープ、
マイケル・グラント選手の
公開練習が行なわれたからです。

グラント選手の魅力はなんといってもそのサイズです。
身長201cm、幼いころからスポーツ万能で、
野球、アメフト、バスケなどの選手として活躍。
大学時代に「ホリフィールド 対 ボウ」の試合を見て
ボクシングを始めました。

アメリカのボクシング界では、
選手の育成過程はデラ・ホーヤ選手が良い例ですが、
アマチュア→五輪→プロ、
というエリートコースを経て成功する選手が多くいます。
ボクシングという競技が、試合のキャリアや成長過程を
非常に大切にするということからすると、
今回紹介したグラント選手は、異質の天才アスリートです。
1994年にプロデビューしてから7年間で、
31戦全勝、22KO、というパーフェクトレコードを
記録しています。



さて、私が実際の練習を見たところでは、
非常にまとまっているな、という印象を受けました。
身長2mの男とは思えない俊敏な動きが印象的です。
この大きさで、あれほど動けるというのは正直驚きました。
しかし同時に、パワーに物足りなさも感じました。
2ラウンド行なったスパーリングでは
接近戦にほぼ終始していて、
ショートパンチを中心に組み立てていました。

グラント選手の武器は、
なんといっても右のロングストレートです。
練習ではほとんど見せませんでした。
果たして隠しているのか?
ルイス対策は接近戦にあると見ているのか?
勝負の分かれめはこのあたりにあるでしょう。

身長195cmのレノックス・ルイス選手か?
身長201cmのマイケル・グラント選手か?

WOWOWではこの試合の模様を
4月30日(日)AM11:00から衛星生中継します。
お楽しみに。

WOWOWスポーツ部
小田真幹
ご意見はこちらまで Boxnight@aol.com

2000-04-27-THU

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