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私をリングサイドに連れてって。

タイソン英国戦第2戦・現地レポート(2)

今年1月に行なわれた「タイソン 対 フランシス」は
英国のマンチェスターが舞台でした。

今回の会場となるグラスゴーは
スコットランド属するということは
前回のレポートで述べましたが、
マンチェスターの会場とは全く違う雰囲気です。


会場となるハンプデン・パーク

今回の取材クルーとして、
地元グラスゴーのスタッフに協力してもらいました。
取材の合間に現地スタッフから
いろいろな話を聞いていると、
彼らは、スコットランドとイングランドは
“全く別の国”という
意識を持っていることがわかりました。

スタッフの話では、スコットランドの人々は
イングランドに激しい敵対心を抱いているそうです。
遠い昔から、いさかいが絶えなかったという歴史が、
今もスコットランドの人々の心に
残っているような話ぶりでした。

ちなみに「ユーロ2000」で
イングランドが決勝トーナメントに
出場できなかった感想を聞くと、
非常に嬉しそうに、
「当然だよ」といわんばかりの反応でした。

ラグビーやサッカーで英連邦で盛り上がるのは
こういった意識が非常に強いからでしょう。
ちなみにアイルランドやウェールズに対しては、
イングランドほどの敵対心はありませんでした。

さて肝心のタイソン戦ですが、
調子は非常によさそうです。
ただし今回の相手、サバリースは
タイソンにとっても
簡単に倒すことのできる相手ではありません。
強烈な右を持ち、長身でリーチもタイソンを上回ります。
さらにタフな面もあります。

タイソンの戦い方はスピードと強打でしょう。
目にもとまらぬ速さでサバリースの懐に入り、
強打を打ち込むことでしょう。


記者会見でもリラックス

ロンドンでタイソンが、
プロモーターであるウォーレン氏を殴ったという
報道もされていますが、会見では否定していました。
また、レイプ事件の件も質問を受け、
当惑していました。

リング外が常に騒がしいタイソンですが、
今回の試合でその実力を測ってみたいと思います。

放映はWOWOWで、
6月25日(日)18:00からです。
お楽しみに。

WOWOWスポーツ部
小田真幹

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2000-06-24-SAT

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