トリニダード、ミドル級トーナメントに殴りこみ!
2階級制覇した中量級のスーパースター
フェリックス・トリニダードがさらに階級を上げて
ミドル級戦線に参戦します。
ウィテカー、デラ・ホーヤ、バルガス、リードと
アメリカの誇る五輪代表を破った
トリニダードのボクシングが
ミドル級通用するのでしょうか?
現在ミドル級は
WBAが竹原慎二を破ったウイリアム・ジョッピ−、
WBCがテクニシャンのキース・ホムームズ、
IBFが「死刑執行人」バーナード・ホプキンスが
それぞれ長期王者として君臨していました。
この個性派とトリニダードを入れた4名が
ミドル級最強を賭け統一トーナメントを行うのです。
この4名と契約しているドン・キングプロモーター
が開催するものです。
組み合わせは
トリニダード対ジョッピー
ホプキンス対ホームズ
それぞれの勝者が9月15日に
ミドル級最強の座を賭けた
スーパーファイトを行うのです。
5月12日(土、日本時間13日)NY、MSGで
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
「ウィリアム・ジョッピー対フェリックス・トリニダード」
が行われます。
ボクシング関係者でも今回の1戦が一番予想が
難しいものとなっています。
ウェルター級、S.ウェルター級を制した
トリニダードのボクシングが
果たしてジョッピーに通用するのか?
ミドル級のパワーに耐えることができるのか?
恐らくトリニダードにとって
最も危険な試合になる可能性もあります。
ジョッピーは実績&知名度こそトリニダードに劣りますが、
日本で竹原選手に勝ちタイトルを取り、1度奪われたものの
すぐに取り返し、現在まで防衛をしています。
12月にラスベガスで見た試合は完璧でした。
スピードとコンビネーションにすぐれ、
さらにパワーもあります。
ボクシング技術も優れていて
極めて隙の少ない選手です。
今回トリニダードを破り一躍主役に踊りでる自信満々で、
本当に危険な選手です。
この試合のポイントはトリニダードになるでしょう。
39戦全勝32KOのトリニダードが
持ち前のじわじわとプレッシャーをかけ攻撃するスタイルを
変えるとは考えにくいです。
となると打ち合いでの攻撃力&耐久力がどの位あるのか?が
ポイントになってきます。
決して打たれ強くないのに階級を上げるのは
自殺行為に近いと考える専門家もいます。
アメリカのプレスもトリニダードはウェルター、
S.ウェルターが限界でミドル級では通用しない。
という論調が多いのも事実です。
パワーアップして必殺の左フックに磨きがかかったか?
ミドル級のパワーに耐えられるのか?
それとも戦術を変えあっと驚く方法で勝負するのか?
しかしながら4月のハメド対バレラでも
階級アップで不利を予想されていたバレラが
完璧な試合で予想を覆しました。
レノックス・ルイスもまさかのKO負けで
全てを失いました。
本当にボクシングは何が起こるかわかりません。
トリニダードの中量級伝説がさらに続くのか?
デラ.ホーヤ、バルガスでも成し得なかった初黒星を
ジョッピーがつけるのか?
9月15日のスーパーファイトへ進むのは
誰でしょう。
WOWOWではこの試合の模様を5月13日(日)
午後10時10分から独占衛星中継します。
お楽しみに。
WOWOW 小田真幹
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