たくさんの、おすしの読み札が届きました!
それはまるで、身におぼえのない出前のように。
さっそく、これキープ!
勢いがある!
人々の心を一気に威勢よく元気にしてしまうような、
そんな、おすしのふしぎな効力に思いをはせます。
もっと言いましょう。
この読み札には“寿司ぜんたいへの愛”もあります。
“カッパ巻き”というネタにしか触れていないのに、
その背景には数々の“ほかのネタ”がかいま見える。
「トロは美味い、ウニも絶品だ、
アナゴもはずせねぇ、ヒラメもな。
でも、なにか忘れちゃいませんか、
そりゃ安いネタかもしんねぇけど、だからといって‥‥
バカにすんなよ、カッパ巻き!」
なるほど、ふしぎなニッポンの食べもの。
ためしに、ちがう食べものにかえてみましょうか。
『病気です、でもスキヤキなら食べられる』
‥‥‥‥それは仮病だ。
海苔でくるりと巻いたあの状態を、
“軍艦”に見立てる、この猛々しさはどうでしょう。
「ひとつぶなりともこぼしてなるものか!」
そんな気迫を、ちいさなおすしに向ける‥‥。
ふしぎで、やはり愛おしいニッポンです。
“回転するおすし”に関する読み札が、
こんかい最も多く寄せられました。
そんな中で光っていたのが上の作品。
愛おしい切なさが選出のポイントと言えるでしょう。
そして、
こんな、ある意味においての問題作も。
健康的なダジャレ、おおいにけっこう。
が、これらの読み札は、
「ふしぎと愛おしい日本」というテーマから
すこし離れているような気も‥‥。
寿司橋‥‥。
ガリ夢中‥‥‥‥。
わははははははは!!
言いたいだけ! 言いたいだけだ!!
鮒寿司が、おすしなのかおすしでないのかは
ちょっと横に置いておいて、
この作品を例に、「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」が
気付いたことを述べさせていただきます。
五七五調になっていますよね?
ふなずしよ おまえほんとに すしなのか?
五七五。
みなさんから届く作品の多くは、
この五七五で書かれているものでした。
もちろん、五七五がNGというわけではありません。
ただ、カルタの読み札をいろいろ調べてみますに、
どうも、七五調や七七調が多いようなのです。
「上毛カルタ」もそうでした。
まゆときいとは にほんいち(七五調)
くさつよいとこ くすりのいでゆ(七七調)
こうすると、カルタっぽいんですねー。
五七五は、俳句や川柳に近づいていくのでしょう。
でも、繰り返しますけれど、五七五がNGとか、
短いひとことがダメというわけではありませんよ。
カルタらしくするために、
今後の投稿の参考にしてくださいね、ということです。
さて、
それでは「フリー部門」にまいりましょう。
おすしにちなんで、食に関する読み札をふたつばかり。
空中でくるくると糸をからめとるアクションは
外国の人々には、さぞふしぎに見えることでしょう。
そして、その仕草は愛らしいニッポン。
それでは、次回の「お題」を。
次は地域でまいりたいと思います。
「北海道」。
北海道地方の、
「ふしぎと愛おしい日本」を募集します。
北海道に行ったことない人も、もちろんどうぞ!
下の投稿のルール(仮)を
さらっと読んでいただいたら、
お気軽にご投稿いただけるとうれしいです。
(すこしずつ改定していきます)
これからは基本的には火曜日に更新していこうと、
「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」は決めました。
なので週末あたりが、
いわゆるひとつの締め切りとやらになりそうです。
そんなことをちょっと意識していただきつつ、
引き続き、どしどし送ってくださいね!
みんなでカルタをつくりましょー。
募集するのは「読み札」
カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
当面は「読み札」のほうを募集したいと思います。
七五調や七七調の札がカルタっぽいみたいですよ。
「ふしぎと愛おしい日本」がテーマ
なにを書いてもよい自由な投稿です。
でも「ふしぎと愛おしい日本」というテーマからは
どうぞ、はなれないようにしてくださいね。
どの文字で投稿するかは自由
「いろはにほへと‥‥」の文字のなかの、
どれを選ぶかは今のところ自由です。
部門について
大きくわけて、「お題をテーマにした部門」と、
それ以外の「フリー部門」の投稿を受け付けます。
過去の「お題」を投稿するのもOK。
その場合は「フリー部門」への投稿になります。
ひとつのメールにひとつの「読み札」
いっかいの投稿で送る「読み札」は、
一作品だけにしてください。
ひとつひとつ、集中して吟味したいので。
たくさん思いついた場合は、
何回もメールを送っていただければ大丈夫です。