早速ですがこちら、
こんかいの「おかぶり札」でございます。
お題・「中部地方」に寄せられた読み札で、
もっとも多かったのが
「三重県は中部地方なの?」という投稿なのでした。
・三重県は 基本東海 時々近畿
・三重県は どっちなんじゃい 東海 近畿
・天気予報だと 三重は中部 なんだけど‥‥
ちょっと調べてみました。
三重県は、近畿地方にも属し中部地方にも属している、
と言えるのだそうですよ!?
へええええええ!
三重県のHPに記されております。
三重県出身の投稿者からは、こんなメッセージも。
『三重の独特な関西コトバに誇りをもちながらも、
“近畿出身”と言われると、いまいちしっくりきません。
私は近畿? それとも中部?』
へえええ、そういうものなのですかぁ‥‥。
ニッポンの地方区分のふしぎに驚きつつ、
今週もはじまっております「カルタ・ド・ニッポン」。
序盤の景気づけに
「中部地方」の「言いたいだけ札」を、どうぞ!
まさに、言いたいだけ!
こんなにも、言いたいだけ!!
ここまで純粋に言いたいだけだと、
不覚にも愛おしくさえ思えてきました。
「あいちている」って、なんか赤ちゃん言葉だし。
キープ札への道は険しいものの、
「言いたいだけ札」、控えめに大募集しております!
‥‥まじめに、まいりましょう。
・バスは延々と 力強い海沿いを走る 石川県
・蜃気楼 富山に住み着き 何周年?
・京に負けない 加賀野菜
地味ではありますが、なかなか。
能登半島をガタゴトと走るバス。
蜃気楼に魅せられ富山に住み着いてしまった人の郷土愛。
加賀伝統野菜のみずみずしさ。
いずれも、伝わってまいりました。
「信濃の国」は、長野の県歌です。
長野県の出身者のほとんどが、
この「信濃の国」を歌えるのだとか。‥‥すごい!
群馬県の「上毛カルタ」と同じくらいすごいことです。
敬意を表してキープいたしました。
福井は、眼鏡の産地として有名なのでした。
国産眼鏡フレームの90パーセントは、
福井で製造されているんですって!
世界に誇るメガネ生産地・福井!
と感心していたら、こんな読み札が。
‥‥福井の方々、どうぞ怒らないでください。
福井県がどこにあるのかよくわからないという人、
けっこう多いのでしょう、か?
‥‥名古屋の方々のご立腹、ごもっともです。
ちょっとカツにかけてみたからといって、
なんにでもかたっぱしから味噌をかけると思われては
名古屋の方も心外なことでしょう。
「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」が注目する、方言作品。
文末の“ほんとだよ”が、かわいらしいです。
愛知では自転車のことを「ケッタ」というそうですが、
この読み札には地方名が記されておりませんでした。
「中部地方」の特集じゃないときにでも、
これが愛知の読み札とわかる工夫をされれば
もっとよろしい作品になるかと!
静岡では「とぼける」ことを、
「そらをつかう」と言うそうで。
何食わぬ顔ですっとぼける人のことは、
「そらつかい」と呼ぶのだそうです。
そらをつかう‥‥すてきな方言です。キープ!
最後の「ボーン」で、勝利。
うなぎボーンはうなぎの骨の唐揚げ、
夜のお菓子とはもちろん、うなぎパイのことですね。
精力あふれる作品で「お題部門」を締めくくったところで、
ゆるゆると「フリー部門」へと移ってまいりましょう。
こんかいは「夏」の読み札を集めてみました。
そうめんのなかに、なぜか数本の色つき麺。
それを奪い合うニッポンの子ども‥‥ふしぎです。
ニッポンの夏のふしぎな定番、
ほかにもいろいろ届いております。
・カキ氷 一気食いして キーン
・初日と最終日だけ ラジオたいそう
・そこここで 花が咲きます 夏の夜の空
夏のムードがぐぐっと盛り上がってまいりましたが、
こんかいは、こんなところで。
次回の「お題」をお知らせしましょう。
「近畿地方」。
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、
そして、三重県も引き続き対象にします。
以上、二府五県の「ふしぎと愛おしい日本」を募集。
近畿地方に縁遠いあなたも、前向きにご参加を!
近畿地方にお住まいのあなた、さあ、いよいよですよ!
下の投稿のルール(仮)をご一読されたなら、
思いついたあれやこれやを読み札に記し、
おおいにお気軽なお気持ちで、投稿くださいませ。
みんなでカルタをつくりましょう!
募集するのは「読み札」
カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
当面は「読み札」のほうを募集したいと思います。
七五調や七七調の札がカルタっぽいみたいですよ。
「ふしぎと愛おしい日本」がテーマ
なにを書いてもよい自由な投稿です。
でも「ふしぎと愛おしい日本」というテーマからは
どうぞ、はなれないようにしてくださいね。
どの文字で投稿するかは自由
「いろはにほへと‥‥」の文字のなかの、
どれを選ぶかは今のところ自由です。
部門について
大きくわけて、「お題をテーマにした部門」と、
それ以外の「フリー部門」の投稿を受け付けます。
過去の「お題」を投稿するのもOK。
その場合は「フリー部門」への投稿になります。
ひとつのメールにひとつの「読み札」
いっかいの投稿で送る「読み札」は、
一作品だけにしてください。
ひとつひとつ、集中して吟味したいので。
たくさん思いついた場合は、
何回もメールを送っていただければ大丈夫です。
詠み人しらずの投稿です
『万葉集』のように、というと大げさですが、
“詠み人しらず”の作品を集めたカルタを目指します。
“無名の知”のパワーに期待するカルタを。
なので、投稿者のハンドルネームは発表いたしません。