日本全国JRの普通列車に乗り放題の「青春18きっぷ」。
ご存知のかたも多いでしょうが、このきっぷ、
18歳までの人しか使えないわけじゃないんですよ。
おじさんだって、おばさんだって、使っていいんです。
なのにこのネーミング、ちょっとふしぎですね。
でも、ふしぎだけれど、心躍るものも感じます。
時間を気にせず各駅停車でのんびりと移動する、
ある意味ぜいたくな「青春スタイル」の旅‥‥。
「青春18きっぷ」についての詳しくは、こちらでどうぞ。
おトクなきっぷ情報をお知らせしながら
今週もはじまっております、「カルタ・ド・ニッポン」。
お題・「旅行」にも、
たくさんの読み札が届きました、ありがとうございます!
旅の順序になぞらえて、ご紹介してまいりますね。
引き続き、ぼくらは電車で移動中なのです。
・新幹線 つい見てしまう 電光掲示
同行者は寝ちゃったし、雑誌もぜんぶ読んじゃって、
することがない。
あくびをしながらふと見れば、
車内の自動ドアの上に、電光掲示。
右から左に流れゆくニュースを、真剣に読むでもなく、
ただぼんやりと眺める。
‥‥なるほど、
こんなところにもちいさな旅情がありましたか。
・寝台車って 何だがわくわくする
高速で移動できる交通網が発達した現在のニッポンでも
寝台車の運行はいくらか残っているようで。
きっと根強いファンがいるんでしょうね。
寝台車について、もっと深く知りたいかたは
ウィキペディアなどいかがでしょう。
寝台特急「あけぼの」の個室B寝台「ソロ」の
画像とか、ホテルみたいでわくわくしますよ。
わくわくといえば‥‥
飛行機に乗ればあっという間なのに、
あの駅の、あの駅弁が食べたくて、電車を選ぶ。
しかもその駅弁はデパートで売ってたりするんですよねー。
効率だけでは割り切れない、旅のふしぎです。
駅弁に対するニッポン人の憧憬を、
すっきりひとことであらわした読み札をキープ。
甘いものはさらに別の腹だったりするので困ったものです。
バスにも乗ってみましょうか。
・バス旅行 休憩するたび 土産増え
高速バスでの旅もまた、おつなもの。
旅費を抑えたくて高速バスにしたというのに、
サービスエリアで大量のお土産を買っちゃったりしてね。
そんなこんなで、目的の街に到着しました。
ね、たのしいんですよね。
地図を片手にうろうろ歩いて、
思わぬ場所にとつぜん出たりして。
いよいよ迷ったら地元の人に尋ねればいいんです。
「あの‥‥私が泊まる旅館はどこでしょう?」
・旅館のお茶うけ ひそかな楽しみ
迷ったりもしたけれど、それなりに散策をたのしんで
旅館にたどり着きました。
案内された和室には、お茶といっしょに
ちょっとしたお菓子が用意されています。
ホッとひといきしたときの、あれがうれしい!
・温泉に来たからには 入れるだけ入ってやる!
どうぞどうぞ、こころゆくまで。
まわりに誰もいなければ、
泳いだっていいかもしれませんよ?
浴衣に着替えて、
おいしい料理をたらふくいただいたら、
布団の敷かれたお部屋でのんびりくつろぎましょう。
あ、こういうかた、いらっしゃいます。
短い旅行なのに、こまごましたものを持ってきちゃう。
でも、そのはりきりかたが、とても愛らしいと思います。
キープさせてください。
おはようございます。
そう、特別な気分になっていますから!
ふだん朝ご飯を食べない人も、食べるんですよね。
‥‥たのしい時間にも終わりはあります。
ぼちぼち帰り支度をしましょうか。
駅で「あれ」を買わなくちゃならないですからね、
ちょっと早めに旅館を出るのがいいです。
あの人と、あの人、それからあの人にも。
どうせなら、どこに出かけたのか
わかりやすいお土産がいいかもしれませんよ。
「あら、野沢菜? 長野に行かれてたの?」
と会話がはずむじゃないですか。
・行ったことないけど おいしいお菓子は 知ってます
「萩の月」といえば仙台、「赤福」といえば伊勢、
「もみじまんじゅう」なら広島‥‥。
有名なお菓子が、日本中にいっぱいありますから。
どうしてバナナかは謎ですが、
「東京に行ってきた」ことが、
とてもはっきりと伝わるお土産ですね。
これ、「言いたいだけ札」だと思ったんです。
岐阜県下呂温泉の、空想のお土産だろうと。
ところが調べてみたら、ほんとにありました!
「下呂の香り」は実在する商品です!
しかもこれ、けっこう有名みたいじゃないですか。
びっくりして、キープ!!
お土産を買って、電車に揺られ、
自宅近くの駅へと向かいます。
行きとちがって、帰りはちょっとしんどいですか?
そうですねー、旅行というのは、
・癒されて 疲れて 帰ってくる
という言い方もできるかもしれませんものね。
‥‥さあ、駅に着きましたよ。
これで旅行は終わり?
いやいやまだまだ、
と、小学校のころに言われた通り、
自宅の玄関をくぐるまでは油断禁物です。
網棚に忘れ物はないですか?
駅からの道、車に気をつけてくださいよ‥‥。
はい、お帰りなさい。
・旅の恥は ブログに書き捨て
って、別に恥でなくてもいいので、
あとで思い出をブログに書きとめたりしましょう。
ブログで旅日記って、ほんとに一般的になりましたよね。
そんなわけで、ぶじ、自分の家に帰ってきました。
こんなとき、みなさん思うことはけっこう同じようです。
今回、最も多かった「おかぶり札」がこちら。
こんなメッセージを
添えてくださったかたもいらっしゃいました。
「どこか行きたい行きたいとうるさいので、
せっかく旅行に連れていったのに、
家に帰っての家族の第一声は決まってこれですよ」
だそうです(笑)。
でも、「やっぱりおうちがいちばん」と言えることって
すてきなことですよね。
そしてたぶん、しばらくすると、また言うと思んです。
「どこか遠くに行きたいなぁ」
自分のおうちの心地よさを、繰り返し確認できる‥‥
これもまた、旅というものの効能なのかもしれませんね。
今回の読み札発表は、こんなところで。
いつもですと、ここで「フリー部門」に移るのですが、
実は今回「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」から、
ちょっとしたお知らせがございます。
ですので「フリー部門」は
次回に持ち越しをさせていただくことにいたしました。
フリー部門ファンのみなさん、ごめんなさい。
次回までちょっとお待ちくださいね。
さて、たいせつな「フリー部門」をお休みしてまで
「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」がお知らせしたいのは、
「キープ箱」
についてのことなのでありました。
こちらが、その「キープ箱」です。
「キープ箱」には、
いままでにキープされた読み札がしまわれています。
クリックしていただけるとわかると思うのですが、
キープ札は「あいうえお順」に整理されています。
気がつけば、今回で63枚のキープ札になりました。
五十音で考えるとすでにその数を越えていますが、
しかしながら当然、かたよりがあります。
どういうかたよりかというと‥‥
それはぜひ箱の中を見にいってみてください!
「う」「け」「す」「つ」「て」「の」「へ」
「ほ」「む」「め」「ら」「り」「ろ」
などのキープ札が、まだありません。
逆に「こ」「し」「な」「は」あたりは、密集地域です。
最終的に1枚を選ぶことになるのだとすれば、
激戦区ということになりますね。
これからは、この「キープ箱」の中身をチェックし、
参考にしつつ、投稿作業にとりかかると、
また別のたのしみがわいてくると思うのですが‥‥
いかがでしょう? ぜひご活用いただきたいものです。
「キープ箱」の中身は、毎回更新していきます。
あなたの札が、ここに入りますように‥‥。
それでは次なるお題をお知らせいたします。
「ニッポンのスポーツ」。
代表的なのは、やはり「おすもう」でしょうか。
武道もありますね。柔道、剣道、合気道、空手‥‥。
プロ野球やJリーグの読み札でもよしとしましょう。
体育の時間のことだっていいんです、
スポーツのあるニッポンの風景であれば。
「運動はにがてなのよ」というあなた、ご心配なく。
「フリー部門」がございます。
今までのお題への投稿も積極的に取り上げたいので、
過去の更新を読み返してみてくださいね。
下にあります投稿のルールを
鼻歌まじりにお読みいただきましたら、
どうぞ限りなくお気楽に、ご投稿くださいませ!
みんなでカルタをつくりあげるんですよ!
募集するのは「読み札」
カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
当面は「読み札」のほうを募集したいと思います。
七五調や七七調の札がカルタっぽいみたいですよ。
「ふしぎと愛おしい日本」がテーマ
なにを書いてもよい自由な投稿です。
でも「ふしぎと愛おしい日本」というテーマからは
どうぞ、はなれないようにしてくださいね。
どの文字で投稿するかは自由
「いろはにほへと‥‥」の文字のなかの、
どれを選ぶかは今のところ自由です。
部門について
大きくわけて、「お題をテーマにした部門」と、
それ以外の「フリー部門」の投稿を受け付けます。
過去の「お題」を投稿するのもOK。
その場合は「フリー部門」への投稿になります。
ひとつのメールにひとつの「読み札」
いっかいの投稿で送る「読み札」は、
一作品だけにしてください。
ひとつひとつ、集中して吟味したいので。
たくさん思いついた場合は、
何回もメールを送っていただければ大丈夫です。
詠み人しらずの投稿です
『万葉集』のように、というと大げさですが、
“詠み人しらず”の作品を集めたカルタを目指します。
“無名の知”のパワーに期待するカルタを。
なので、投稿者のハンドルネームは発表いたしません。