久しぶりですね。 |
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ね。 |
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こうしていっしょにコーヒーを淹れるのは‥‥ |
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京都のイベント以来です。 |
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きょうは福田さん、 豆を持ってきてくださったそうで。 |
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持ってきました(ガサゴソ)、これを。 |
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京都「オオヤコーヒ」さんの。 |
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はい。 |
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それ、パッケージのイラストは、 福田さんが。 |
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描かせてもらいました、3種類。 |
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ああー。 ‥‥あの、福田さん。 |
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なんですか? |
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福田さんは、絵が上手ですよねえ。 |
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え? あ、はい、 ありがとうございます。 でもあの、イラストレーターなので。 |
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そうなんですよね、 つい忘れがちですけれど。 |
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忘れんといてください。 |
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福田さんはイラストレーターである、と。 そのあたりをきょうはすこし強めに、 コーヒーのことにまじえつつ お話ししてみましょうか。 |
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それでお願いします。 |
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なんですか、個展があるそうで。 |
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はい、吉祥寺で。 DMを持ってきました。 |
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あ、へええー、かっこいー。 |
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ありがとうございます。 |
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その文字は個展のタイトルですか。 |
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はい。 ラッキーインザスカイウイズデセンバー。 |
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どこかで聞いたような。 |
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ビートルズのパクリです。 |
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パクリ‥‥正直ですね。 |
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ルーシーインザスカイウイズダイヤモンド という曲のパクリです。 |
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なるほど。 でも福田さん、そんなにビートルズが 好きじゃなかったじゃないですか。 |
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ビートルズが好きですよ。 |
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えー、初めて聞きました。 |
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好きじゃないなんて 一度も言ったことないし。 |
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そうでしたっけ。 |
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ぼく、昔っからビートルズ聴いてました。 もう、そうとうなものです。 |
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でも、いっしょに車で大阪に行ったとき、 「車で聞く音楽はまかせてください」 って福田さんが言うからお願いしたら、 大阪までずっと、 美輪明宏さんのCDでしたよ? ずーーっと、美輪明宏さん。 |
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あのセレクションは最高でした。 |
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たしかにすばらしいムードでしたけれど‥‥ ビートルズとはだいぶ違うでしょう。 |
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いやぁ、ビートルズも好きですねえ。 |
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じゃ、いちばん好きな曲はなんですか? |
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ジョージ・ハリスンが好きです。 |
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‥‥メンバーではなくて、 曲を訊いたのですが‥‥。 |
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ああ、はいはい、曲ですよね。 いや、だから、 ジョージ・ハリスンの‥‥ えー、あれが好きかな。 |
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あれ、というと? |
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あの曲です、有名な。 ハリスンといえば、ね? |
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‥‥ちょっと歌ってみてください。 |
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あのね、ええと‥‥。 ♪なんとか かんとか〜 なんとかぁ〜 かんとかあ〜 |
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‥‥‥‥。 |
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♪ふぉーぼれ ふぉおぉおおう〜(裏声) |
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ファルセット! |
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♪じぇんとる ふり〜。 |
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ああ! はい、わかりました。 「ホワイル・マイ・ギター・ ジェントリー・ウィープス」だ。 |
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それです。 じぇんとるふりー。 |
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‥‥おっと、福田さん、 歌っているうちにお湯が沸いてきました。 |
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豆を挽きましょう。 |
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オオヤさんの豆は3種類ありますけど、 どれにします? |
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これがいいと思います。 |
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パナマ、ゲイシャ種。 |
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貴重な豆だとおっしゃってました。 |
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聞いたことあります、 「ゲイシャ種」という豆が 貴重だっていうこと。 |
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では、ゲイシャをスプーンですくって‥‥。 |
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お、豆がちいさい。 |
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ほんとだ、ずいぶん小粒です。 |
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へえ〜、いろいろですねえ、 おもしろいなあ。 |
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これをミルに入れて、と‥‥。 |
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気をつけて、ゆっくり。 |
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よいしょ‥‥あ、ゲイシャたちが‥‥。 |
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あーあーもー、ぱらぱらこぼして。 |
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大丈夫です、ぜんぶ使いますから。 ‥‥よいしょ、 じゃあ、挽きます(ガリゴリガリ‥‥)。 |
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「オオヤコーヒ」といえば、あれですね、 京都のイベントに、 オオヤさんがいらっしゃいましたよね。 |
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あのときは緊張しました(ガリゴリガリ‥‥)。 |
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プロの焙煎人に、 ぼくらのコーヒーを飲ませたわけです。 |
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こわかったです(ガリゴリガリ‥‥)。 |
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でも、よろこんでいただけてよかったです。 京都、たのしかったですよね。 |
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フィーバーしました(ガリゴリ‥‥)。 |
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‥‥困った表現をされてしまいましたが、 それはともかく、 にぎやかに盛り上がりました。 |
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京都に着いて(ガリゴリガリ)、 まず「スマート珈琲店」に行きましたよね。 |
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そうそう、京都の喫茶店へ。 イベントまでぎりぎり時間があったので。 |
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喫茶店っぽい感じが すごくよかったです(ガリゴリガリ‥‥)。 |
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ブレンドを一杯だけ、いただきました。 |
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期待通りのおいしさでした。 |
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店主の元木茂さんと焙煎マシン。 |
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で、やや遅刻ぎみで、 モリカゲシャツさんに到着。 |
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重たいミルを、ふたりでかついで。 |
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たくさんの人が次々に 来てくださって(ガリゴリガリ‥‥)。 |
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みなさん、ありがとうございました。 |
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ありがたいことでした。 そうそう、あのちいさなお客さま、 福田さんに会いにきた女の子、 かわいかったですねえ。 |
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かわいいお客さまと福田さん。 |
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うれしかったです(ガリゴリガリ‥‥)。 ぼくのことを「イラストのおじちゃん」と 思ってくれていたわけですから。 |
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福田さんのハラマキの絵が 大好きなんですよね。 ファンレターまでもらちゃって。 |
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福田さんがもらったファンレター。 |
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ありがたい、 ありがたいですよね‥‥。 福田さん! イラストの方も もっとがんばってください! |
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いやいや、がんばってますって。 だからきょうは個展の‥‥(カラカラカラカラ)。 |
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あ、豆が挽けた。 淹れましょう! |
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淹れましょう! (手際よくドリッパーをセットする) |
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わわわ、手際がいい! 京都で繰り返しやったら上手になりましたね。 よ! コーヒー上手! |
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やめてください(笑)。 |
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おまけに絵も上手。 |
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それ、「おまけ」やないですから。 |
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福田さん! |
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はい。 |
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集中。 |
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はい‥‥。 |
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ゆっくりゆっくり、一滴ずつ‥‥。 |
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はい(ぽたぽた注ぐ)。 |
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貴重な豆ですからね。 ぬるめの温度で、最初はゆっくり‥‥。 |
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はい(ぽたぽた)。 |
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ああ、いいです、いいですねー。 すごーい、いい香りが‥‥。 |
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いい感じですね。 |
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そのまま、集中して、ゆっくり。 |
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はい。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥福田さん。 |
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‥‥はい? |
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絵は、いつごろから好きだったんですか? |
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いま?! いま、それを聞きますか。 |
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ああー、お湯がみだれてます。 集中。貴重な豆。せっかくの。 |
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は、はい‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥。 |
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‥‥いつごろから、絵を? |
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‥‥ちっちゃいときからです。 ゆいいつ、親にほめられたのが 絵だったんです。 「勉強できないけど絵は上手だね」って。 |
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ほめられて伸びた。 |
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そうですね。 ‥‥絵のことをきいてくださって、 ありがとうございます。 |
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いえいえ。 |
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最近、友だちから、 「お前は何がしたいんだ」 って言われるんです。 |
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そうですか。 |
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コーヒーとか言うてるけど 何がしたいんだ、と。 |
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そんなことを‥‥。 |
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はい‥‥。 |
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‥‥で? 何がしたいんですか? |
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あのね(笑)。 イラスト、イラストです! |
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お湯が。 貴重な豆。せっかくの。 |
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は、はい‥‥。 |
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集中。 もうすこしです‥‥。 |
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‥‥よし、と(ドリッパーをはずす)。 ゲイシャ、はいりました。 |
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お疲れさまです。 |
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カップに入れましょう。 |
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これはたのしみですねー。 |
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どうぞどうぞ。 |
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ありがとうございます。 では。 |
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その曇るやつは、わざとですよね。 |
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半分、わざとです。 ‥‥うーん、これは、おいしい! |
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そうですか、じゃあぼくも(飲む)。 ‥‥ああ、うまい。 |
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独特な酸味がすごいです。 |
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こんなの飲んだことなかったですね。 |
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「酸っぱいコーヒーは苦手」 という方も多いですが、 こういうのを飲むと、 酸味はコーヒーの大切なおいしさのひとつ ということがよくわかりますよね。 |
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そうですね‥‥これは、おいしい。 |
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ところで福田さん、 プロのイラストレーターに なろうと思ったのはいつからですか? |
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まあ、父親がカメラマンだったので、 商業デザインというものに もともと興味があったかもしれないです。 それで(中略)かもしれませんね。 |
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なるほど。 ま、今のお話は、 コーヒーに関係なかったのでたぶん‥‥。 |
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えー! カット?! |
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うーん‥‥可能性、大? |
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ふぉふぉふぉふぉ(←笑い声)。 |
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すみません、やっぱり、 コーヒーのコンテンツなので‥‥。 |
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わかりました。 あのですね、ぼくの絵には、 インスタントコーヒーが使われています。 |
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そうだそうだ、そうでした! ほんとなんですよね。 ちょっと深い味わいを出すために、 絵の上にインスタントコーヒーを パラッとふりかけるんですよね。 |
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はい。 |
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そういう感じで コーヒーをからめてお願いします! |
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ええと‥‥ 今回の展覧会は、 ぼくが東京に出てきてからやった仕事の 集大成のような内容になります。 ポップなイラストを厳選しました。 そう、それはまるで、 コーヒーのエキスを抽出するように! |
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‥‥それはちょっと。 |
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カットですか。 |
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いや、ごめんなさい福田さん(笑)。 つい福田さんと話してると、 失礼な展開へともっていってしまう 自分がいます。 親しき仲にも礼儀あり。 どうぞしっかりと、告知をしてください。 |
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‥‥なんか、そう言われてしまうと、 逆にもっといじってほしくなります。 |
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それはまた次の機会に。 告知、お願いします! |
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わかりました、ありがとうございます。 えー、吉祥寺で個展をやります。 |
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カメラ目線でお願いしまーす。 |
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あ、はい。 |
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いいですねー。 続けてどうぞ。 |
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最近はわりと 地味な展示会が続いたので、 明るい展示にしたいなと思ってます。 「にじ画廊」というギャラリーでやるので 虹のように明るく。 にぎやかにやりたいということで、 山下さんにもお願いをしました。 |
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はい、お声をかけていただきました。 12月18日のレセプションで、 福田さんとコーヒーを淹れに行きます。 (更新がぎりぎりになりましたが、 これはつまり、本日夕刻の催しです!) |
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またよろしくお願いします。 |
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こちらこそ。 素人ですが、会場の隅で 真面目に淹れさせていただきます。 |
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ありがとうございます。 |
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というわけで、みなさま、 福田さんの個展は 12月29日までやってますので、 この機会にぜひ、 イラストレーター・福田さんの底力を その目でご覧になってくださいね。 福田さんは、絵も上手い! |
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お待ちしていまーす。 |
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(つづきまーす) |
〈福田利之展覧会〉 |
会期/2009年12月17日(木)〜12月29日(火) |