ITOI

頭出し:電波少年的放送局の62時間。
いくつになっても、馬鹿は馬鹿。

臨時更新で、その時その時の会話をお届け!
数時間ずつ更新で、水曜深夜の対談をご紹介!!

[電波少年的放送局、1日目の総括]
<第1回(22時更新!)>


22日の夜中12時過ぎに、
電波少年的放送局のT部長が登場!
3日間の監禁生活の1日目を総括して、
darlingと話しあいました。

CS放送やインターネットについての
メディア論に発展したこともあり、
簡易対談形式で、「ほぼ日」でも
いちはやくご紹介したいと思いました。
では、じっくり読んでみてくださいませ。


どうですか?
糸井 ここ1週間ぐらい見ていると、
電波少年的放送局で、
若い女の子たちが放送していて、
あの、ただ流れるだけの時間というのが
最初はコンセプチュアルに見えたんです。

ぼくはなるべく、ふつうに埋めたら
どうなるんだろう、ということで
やってみたのですが、自分は疲れますね。
たいへんですねぇ。
糸井 埋めないということで思い出すと、
昔、インターネットで
コーヒーサーバーっていう有名な中継があって、
研究室のコーヒーサーバーを
ずっと流していたんです。

人気があったんだけど、
「要するに、そういうことだろ?」
と言った瞬間に、
おもしろさが、終わりますよね。

そうじゃない感じでやりたかったんだけど、
これ、三日やったら、ぱんぱんでしょうねぇ。
もうすこし緩くしても
いいんじゃないですかね?
糸井 結局でもさー、来てくれる
人をお願いしたじゃないですか。
緩くする、というおつきあいも、
ふだんからしてないじゃないですか。
いちばん緩いみうらじゅんは、
先に済ましちゃったし。

気持ちは緩くできるかもしれないけど、
このペースで行ったほうが、
逆にラクなような気もします。
ダメだったら、ごめんダメ、って言うだろうなぁ。
という感じになると思う。
もうすこしひとりの時間を。
さっき、糸井さんひとりの時間が、
20分ぐらいあったじゃないですか。
糸井 あれ、よかったですね。
見てる人からすると
ゲストの方が来てくれて
いろいろな興味深い話をしているのも
うれしいし、もうひとつあるとすると、
地上波と違うのは、たぶん「近い」んですよ。

たぶん、もうちょっと、
カメラ目線で、「ね」とか
投げていただくとかいう部分と、
あ、来た、みたいなことがあると。
糸井 そうですね。それをやるには、
時間割の部分を詰め過ぎたんでしょうねぇ。
明日もかなり。
糸井 でも、だいじょうぶですよ。
夜になってから、ガーッとくるけど。
なるようになるというか。
とりあえず、明日に関して、
岩崎さんを、うちのほうで受けさせていただいて、
彼女をこんど別の日にひとりでやる、
というかたちにさせていただいて、
糸井さんひとりでやるということのほうが・・・。
糸井 それは、やってみましょうか。
仮眠とかされてもいいですし。
糸井 毎日やっていることを
ちょっと濃くしたみたいな、ね。

いま、加入者が4111人か。
日暮れて道遠し、ですよね・・・。
電波少年的放送局加入10万人までは。
無理なんだと思う。
無理なんですかね。
流行って、急な角度で動くじゃないですか。
糸井 それは、ためにためたものが
あって、はじめて、ですよね。

このやり方だと、
明日も見るエポックと
今日終わるエポックというのがあるので、
連発でどんどん続く事件がドカドカないと
「これ、入らないと!」
とは思えないですよね。
今、地上波の電波少年のほうでも
「こんなふうにやってますよ」
と言いながら、だんだんと増えていくというのが
あったりしつつ、いちおうボーナス商戦じゃないですか。
若干高いんですよ。8万円ぐらいかかるものを
買わないと、受信できない。
7月のあたりにドカドカドカッとやるのかな、
どうなのかな、と考えているんです。

6月のあたりに予告をして、
買っておこうかなと思えるようなとこに来て
どうなるか、という・・・。
糸井 今のところ、ぼくには・・・。
はじめてちゃんと考えているんですけど、
本気でなんとかするには、
その方法じゃないような気がします。
うーん。
糸井 まず、放送が「ある」ということを
知らせる方法が、日本テレビやですよね。
だから、ただの番組で紹介を見た人というのを
増やすことは、ある程度できる。
それと、買うかどうかは、
ぜんぜん別の理由だと思うんですよね。

ふつうのテレビがつまんないかと言うと、
みんな、「つまんない」って、
クチでは言うけれども、おもしろいんですよ。
ここの電波少年が
ふつうのテレビなみに豪華になったとしても、
ふつうのテレビになりますよね。

で、そうじゃなくって、
「抜きがいいんだよねぇ」
ということって、買う理由にはならないんですよ。
だから、今まぁ、
深夜の1時から5時を
「電波少年的放送局」の
ゴールデンタイムと言っているんですけど、
地上波をやっていると、
1時にだんだん手を抜きますよね。

その時に、生放送でやっていて、
なんかをしていると、
コンビニが市民権を得ていったように
なりはしないか、というところでの
ひとつのやりかたにはならないかなぁと。
糸井 それは、外れとは言えないけれども、
10万人とか、採算ベースにあうこととは
違うことのような気がするんです。
テレビも、見る人が減っているわけですよね。
夜中も、一見多いけれども、多くはない。
見たよ、と喋るから、深夜がでかく見えるけど、
母数としては、支流の支流、というか。

母数分のいくつか、ですから。
だからと言って、母数の多いところを
攻めていって、ちょっとでも
ニッチを狙うという方法を
取りたくないという気持ちは
よくわかるんだけど、
なんか、いまぼくらが
喋っているかたちではない何かがないと、
無理なんじゃないかなぁ。


(※つづきは、数時間後に更新いたします。
  かなり踏み込んだ話もしていきますので、
  おたのしみに!!)

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2002-05-23-THU
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