田中宏和 同姓同名観測所

2018年の年賀状

あけましておめでとうございます。
ついに平成も30年のはじまりを飾る原稿を今年も送る、
この晴れがましさをしみじみ味わっております。

こちら昨年10月に6年ぶりとなる
第3回田中宏和運動全国大会を開催しました。
イベント2日前の朝にTBSの「ビビット」で15分ほど紹介され、
昼に共同通信の記事が配信されるや、
堰を切ったように取材依頼が次から次へと舞い込みまして、
結果、当日の記録が共同通信と朝日新聞のニュース速報になり、
この芸能人でもスポーツ選手でもない一般人が囲み取材を受け、
週明けの朝の情報番組ではどこをまわしても田中宏和という
怪奇現象が起きてしまいました。
こないだ出張で滋賀県の日野町という
人口二万人の町を訪れましたら、
地元の中学2年生が田中宏和運動を知っていて、
岐阜県土岐市の
「新幹線の田中宏和さん」(75歳)の地元では
全員がニュースに見たと聞いたかと思えば、
うちの9歳の娘が明治神宮の子供イベントで
「田中宏和のうた」を口ずさんでいる小学生を見つけたとか、
もはやにわかに信じがたい。
「にわかに信じがたい」としか言いようがありませんでした。
もし実施のタイミングが違えば、
この日本の暇ネタニュースは、
北朝鮮のロケットに撃墜され、
小池百合子知事に排除され、
日馬富士と貴乃花親方に
押し出し寄り切りされていたことでしょう。
時に「たまたま」が恐ろしい力を発揮するものです。

2010年に出した著者14名の
田中宏和の書籍『田中宏和さん』が品切れで、
「ほぼ新品」が6千円台で売りに出されていることを知り、
そんなことなら新刊本を千冊くらい所蔵しておけば、
ビットコイン長者的気分になれたのにとも後悔しましたが、
年末には電子書籍になって、
今頃はバブルも鎮静化しているはずです。
ちなみに発売当初につくった新聞の書籍広告は
いまだに「オモシロ画像」として
ネット上で流通されております。

さて昨年は25名の田中宏和さんと初めてお会いできました。
毎度初対面の田中宏和さんとは、
「田中宏和ワールドで何とお呼びすればいいですか?」と、
呼び名をつけるのが通過儀礼となっておりまして、
今年も25個の名前が生まれました。
同姓同名の活動だと名前が必要になる矛盾を
せっかくなので名前だけでもご紹介します。

4月に毎日新聞の取材対応で集まった
店長が田中宏和さんの居酒屋で、
その「粋つ家の田中宏和さん」の車仲間として紹介された、
通算115人目:「ドリフトの田中宏和さん」

友人の娘さんの同級生で、
ついに田中宏和界初の司法試験合格者を
「レコードの田中宏和さん」とお祝いしました。
116人目:「弁護士の田中宏和さん」

「産まれたばかりの田中宏和の母です」
というメールタイトルが眼に入った時は感動しました。
人生100歳時代に「田中宏和」という名前は100年は現役です。
117人目:「ひろくんの田中宏和さん」

そして、田中宏和運動全国大会2017に
ご参加いただいた田中宏和さんたち。
118人目:ドクターの田中宏和さん
119人目:マタギの田中宏和さん
120人目:明石の田中宏和さん
121人目:新幹線の田中宏和さん
122人目:杣人(そまびと)の田中宏和さん
123人目:琵琶湖の田中宏和さん
124人目:レース好きの田中宏和さん
125人目:丸八の田中宏和さん
126人目:廃棄物の田中宏和さん
127人目:くまもんの田中宏和さん
128人目:環境の田中宏和さん
129人目:カードの田中宏和さん
130人目:司法書士の田中宏和さん
131人目:中華街の田中宏和さん
132人目:準硬式の田中宏和さん
133人目:空席待ちの田中宏和さん
134人目:土佐の田中宏和さん
135人目:伴奏の田中宏和さん
136人目:メンタの田中宏和さん
137人目:白鷺の田中宏和さん

全国大会の反響の大きさに驚かれ、
意を決して「一度お話がしたい」と
誠実なメールを送ってくださった、
138人目:醤油の田中宏和さん

年末にひょんなことから8年ぶりに会ったいとこが、
同じ勤務先の田中宏和さんをナンパして連れてきてくれました、
139人目:富士の田中宏和さん

そして今年の年賀状は、
特に印象に残ったお二人の田中宏和さんとの写真から。

今年も会社の同期の植村倫明クリエーティブディレクター部長が、
デザインを担当してくれました。

先日「税理士の田中宏和さん」と会話をしている中で、
「一般社団法人田中宏和の会」
という組織に求められる「公益性」は、
「人間はちょっとしたことで
仲良くなれる生き物である」ことを、
同姓同名という切り口で世の中に伝えることだ
気づきました。
名前が違ったら会っていなかったと思える人と、
瞬時にご家族ぐるみで親戚一同的なつきあいができるのは、
田中宏和運動の理想であります。
その究極の目的は、
「田中宏和」という名前がこの世に存在しつづけることです。
3千年後に「田中宏和さん」という人間がいたら、
この世にいないわたくしは
ちょっとうれしいのではないかという想像です。
そんなことですので、
ギネス世界記録は目標ではなく、
あくまでみんなで楽しみがいのある
挑戦の一つだと捉えています。
今回のイベントわかった
ギネスワールドレコーズの公式見解である、
「漢字は同じでなくても読みが同じであればいい」
にのっとって、
今年からは「タナカヒロカズさん」全般の参加を募ります。
いままで寂しい思いをさせてしまっていた
「田中浩和さん」や「田中博一さん」。
誠に申し訳ありませんでした!

次回の2020年10月31日(土)の挑戦は、
タナカヒロカズ運動全国大会2020として、
「田中宏和さん」のみならず、
「田仲弘多さん」や「田中裕計さん」などなど、
「たなかひろかず」とともに
世界一の感動をともにできればと思っています。
そんな折、
「タナカヒロカズ運動元年」の2018年新年早々の
1月4日(木)の19時30分~、
なんとNHK総合『日本人のおなまえっ!』で
紹介いただけるそうです。
古館伊知郎さんが司会で
「人名探究バラエティ」
と銘打つ番組ですから、
どんな掘り下げ方をされているのか、
わたくし自身も楽しみであります。

全国津々浦々の「タナカヒロカズさん」情報を
お待ちしています。
田中宏和.comも現在リニューアル作業中でして、
うまくいけば新たな
タナカヒロカズ.comが立ち上がっているかもしれません。

タナカヒロカズさん、
今年からどうぞよろしくお願いします。
タナカヒロカズさん以外のみなさまにとっても
楽しい一年になりますように。

2018-01-01-SUN
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