BOOK
婦人公論を月1度。
アナタノ英語ハダイジョウブデスカ?

毎月7日発売号で、糸井さんがお二方のゲストと繰り広げる
「婦人公論井戸端会議」
(たっぷり6ページ)――「浮き世離れした話、いいナア」(糸井さん)
で始まった座談会は、
糸井さんならではの新鮮な切り口に満ちています。
多才なゲストの方々を、糸井さんが“クリック”すると、
次々にテーマは広がって……「誌上インターネット」とも言うべき、
“読めない”展開が、毎号好評です。

糸井さんファンの皆さん、こんにちは。婦人公論ファンの皆さん、
こんにちは。
どちらのファンでもない皆さん、コンニチハ。
さて皆さんご存知、糸井さんが司会をつとめる小誌連載座談会
「婦人公論井戸端会議」も、
7月22日号(7月7日発売)ではや5回目となりました。

エッ、まだお読みでない?! そういう方はお呼びでない。
今号は、あなたと私の大問題「英語」がテーマですゾ。

<最新号7月22日号のお楽しみ>

  7/22

今回は、ゲストにリサ・ステッグマイヤーさん、
松本道弘さんをお迎えしました。
座談会は、6月7日午後1時30分、曇天の赤坂某所でプレイボール−−

イトイ投手は、入場するなり、
「ボク、今日は真剣に英語、どうにかしたいと思って
来ましたんで、よろしく」
とお二方にエールを送ります。

ふたを開けてみると、初回表から松本さんのホームラン
「体を張るヤクザ英語のススメ」が出るわ、
中盤、「英語上達のヒント、関西思想にアリ」
の新戦術が飛び出すわ……
予想外の展開にギャラリーも興奮、まさに大接戦、でした。
試合中継は、最新号
(P150〜P155 「英語を話せる人、話せない人」)
で じっくりお楽しみいただくとして、
今回は、当座談会がページになるまで、
の「編集前記」をお届けしましょう。

座談会までの道のりは、毎月半ば、
「糸Eメール」ブルペンでの投球練習から始まります。
イトイ投手、まずは軽く、肩ならしのボール球から。
肩があたたまり、得意のスライダーが
ストライクゾーンに決まりはじめれば、登板はもうすぐ。
そのブルペンの風景を、VTR早回しでもう一度。

 

(5月19日深夜1時25分)
編集部: お引越しおめでとうございます。
「ネズアナ暮らし1週間」のご感想は、
いかがでらっしゃいますか。
夜は、東京タワーの光に
お部屋が照らされていたりして……?
イトイ: おおおっと、
すぐ近所に「暮らしの手帖社」の看板が見えた。
編集部: そんな新居でひらめいた
座談会テーマなどがおありだと、
嬉しいですね!
今、担当的には、
「武道」などに興味がありますが……。
(同2時18分)
イトイ: 武道、おもしろいですねぇ。
でも(4月22日号の)「スポーツ」に寄りすぎるかなぁ。
編集部: そうですね。以前お話しされてた中に、
「英語」や「詩」なんていうテーマがありましたね。
「英語」っていうのは、いったいどうやりましょう?
イトイ: 英語、いいなぁ。 なんか、やり方ないかなあ?
編集部: どなたか、イメージなさってる
ゲストの方がいらっしゃいますか?
(5月19日朝4時16分)
イトイ: リサ・ステッグマイヤーさんをひとり、考えてます。
もうひとりは、なんか、
「こうすれば、絶対しゃべれるはず!」
っていう人(理論家?)が来てくれたら、
私もダイブツ(注・担当名)さんも、
熱心に聞きそうですよね。
編集部: ということは、 もうお一方は、
英語習得法の専門家のような方でしょうか?
英語の構造、というような言語学や
文化論に寄るよりも実践的な話、ということですね。
(5月22日12時39分)
イトイ:

そうなんです。
「ようするに、外国に住んでしまえばいいのよ」とか、
「彼女(彼)をつくるんだよ」ということなら、
いやというほど聞いてますので……。
リサさんは、知ってるひとなので、
どっちの気持ちも分かってる人として、です。
どんなもんでしょう?

編集部: わかりました、これから調べます!
(連日、深夜早朝まで、バッテリーのキャッチボールが続く)
(5月23日午前4時03分)
イトイ: −−いま、こちらからも
そちらに送信したところでしたよ。
ダイブツさんは、アルゼンチンのかたですね。
編集部: いっそ、かの地に移り住みたいような
アルゼンチン編集部です。
イトイ: おほほ、そこに、ち
ゃーんと返信が届けられるのが、
ブラジル人のいる我が社。
(5月27日午前4時37分)
編集部: 長い道のりでしたが、松本道弘さん、
にお願いしてはどうでしょうか。
アメリカ大使館同時通訳、
NHK英会話V講師などを経て、
現在は英語道塾弘道館館長。
スキルアップだけの「英語術」ではない、
「英語道」の実践を説いている方です。
「感じる英語」よりも「ロジックのある英語」を。
「思考を通じて英語を体験する」−−
というようなスローガンがあり、哲学的な話も、
実践的な話も大丈夫な方です。
「英語の駆使能力は、
社会的地位の高さに反比例する」そうで、
この法則を実践するために
外国語大学の教授職も辞したとか・・・?!
(5月27日朝8時23分)
イトイ: よっしゃー、行きましょう!
ただ、ぼくのスケジュールは、
そーとーなことになっちゃってます。
でも、だ、大丈夫ですよね。

ちなみに試合後のイトイ投手、
「よし、今度リサと会ったら英語で話そう!」と
余裕のコメントを残して去りました。
読めば必ず、少し英語ができるようになった気になります。

『婦人公論』7月22日号は550円、どなた様もどうぞ。

*オマケの次回予告*(8月22日号=8月7日発売)
地球が回って、すでに6月のキャッチボールも試合も終了。
次回はイトイ投手がヒトの「五感」に迫ります。 お楽しみに!

本屋さんで待ってます(定価550円)


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1998-07-04-SAT

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