ほぼ日ハラマキ PRESENTS しょうがの お勉強。
高知・しょうがシロップの旅 編
その18 日曜市にも行きました。

写真を見つつ、高知取材の報告会が続いています。
山下 さあ、二泊三日の取材も最終日となりました。
コイケ 3日目には、たのしみにしていた‥‥
あやや 日曜市に行ってきましたーー!

イトイ 高知の日曜市は有名ですよね。
山下 300年以上の歴史をもつ、土佐の日曜市。
コイケ 毎週、日曜日の朝に、
約500軒のお店が出るんですよ。
イトイ まあ、日曜市はたのしいだろうけど、
きみたち、これ、
しょうがシロップと関係があるの?
山下 はい、だんだん関係が出てきますので、
いましばらく、
日曜市ショッピングにお付き合いください。
あやや まず目についたのは、イモの天ぷらでした!

イトイ あ、イモ天!
コイケ イトイさん、お好きですよね。
イトイ うん。
天ぷらのなかでいちばんうまいのは、
イモなんじゃないかとさえ思ってる。
山下 それを食べながら歩くふたり。

イトイ 美女とイモ天。
すばらしいもので満ちていますね。
山下 いろんなお店があって、もうたのしくて!
あやや 柚子のお店がわりと多かったですよね。

コイケ 文旦も多かったです。
買っちゃったよね!

山下 はい。あと、トマト!
このちいさなトマトは、
おどろきのおいしさでした。

あやや そう、びっくりしたー。
コイケ 新鮮なお野菜のお店も、もちろんたくさん。

山下 このお店では、しらすぼしを買いました。

あやや お餅も、おいしそーだから、つい。

コイケ 刃物の産地なのでこんなお店も。

山下 芋けんぴも、購入。

あやや そして、しょうがです。

イトイ ひと山100円かぁ‥‥。
これが「産地」ということだよなぁ。
山下 とうぜん、たっぷり買い込みまして。

山下 ぶらぶら歩いて。

コイケ そして‥‥。
あやや そしてそしてー!
山下 全長1.3kmほどもある日曜市の通りを
半分ほど進んだところで、
こんな、のぼりが見えてきました。

イトイ しょうが湯。
‥‥温泉ではないですね。
山下 はい(笑)、ちがいます。
しょうが汁のお湯わりを売るお店です。

イトイ ずいぶん繁盛してます。
あやや お客さんがひっきりなしでしたよね。
コイケ お忙しいなか、
お店のご主人に声をかけました。

イトイ あ、この人は‥‥。
山下 そうなんです、
「吉平商店」の吉本茂さんと、
奥様の満智さんです。
イトイ へえー、そうですか、
シロップをつくるだけじゃなくて、
ここでお店もやってるんですね。
コイケ はい。
茂さんがおっしゃるには、
「ここが吉平商店の本店なんです」と。
イトイ なるほどね。
毎週、日曜日にあらわれる本店。
山下 そう、基本的に毎週です。
日曜市は伝統のある市なので、
なかなか決まりも厳しくて、
お店を出すからには
勝手に休んではいけないんだそうです。
あやや 奥さんが茶釜で沸かしたお湯をそそいで。

コイケ ご主人がぐるぐるっと、それを混ぜて。

イトイ 湯気のなかではたらく夫婦。
いいねぇー。
山下 おまたせしましたー。

イトイ これは、うまいだろう。
あやや おいしかったです。

イトイ あなたはもう‥‥
どこまで美しくなれば気がすむんですか。
あやや あの(笑)、ですからやめてください(笑)。
山下 「吉平商店」は、
吉本茂さんのお父さんが
ここで「イカ焼き」のお店をやったのが
始まりなんだそうです。
イトイ それはまたうまそうなものを。
コイケ お父様の代には、
イカ焼きのたれとして
しょうがのシロップをつくっていたそうです。
イトイ イカ焼きにも、しょうがは合うからね。
山下 茂さんもここでイカ焼きをやってたんですが、
知り合いにわけていたしょうがシロップが
とても評判がよかったので、
6年ほど前から販売するようになりました。
あやや そしたらそれが大ヒット。
コイケ イカ焼きをつくる時間がなくなって、
今はこの、しょうが湯のお店になったそうです。

イトイ いい顔をしてらっしゃいますねぇ。
山下 お忙しい「吉平商店」をあとにして、
われわれは日曜市での
お買いものも終わりにしました。

イトイ 女性のきれいさもさることながら、
山下さんのお買いもの袋もすごいですね。
山下 なんだか気がついたらいろいろと‥‥。
コイケ わたしもずいぶん買っちゃいました(笑)。
山下 まだまだお買いものをしたいところでしたが、
二泊三日の取材旅行、
この最終日にもう1カ所、
行くべき場所があったのです。
あやや いざ!

イトイ え、まだどっか行くんだっけ。

(つづきます!)

2010-11-15-MON

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