ほぼ日ハラマキ PRESENTS しょうがの お勉強。
高知・しょうがシロップの旅 編
その20 高知取材のまとめです。
山下 では、すみませーん、
電気をつけてくださーい。

イトイ 以上でしょうか。
山下 はい。
高知しょうがシロップをめぐる取材の
報告は以上になります。
イトイ 報告を受けて、思ったことは‥‥。
一同 はい。
イトイ みなさん、
ずいぶんたのしかったんじゃないかと。
コイケ はい(笑)。
あやや たのしかったです!(笑)
山下 いやなことは、なにひとつなかったです。
イトイ そうですか。
それは、あれですね‥‥いいことだと思います。

山下 シロップとひとつにしても
つくりかたにあれだけ違いがあったことは、
とても「しょうがのお勉強」になりました。
イトイ それぞれに、いいですよね。
コイケ はい。
先ほどからずっと、高知で買い込んできた
いろいろなしょうがシロップを飲んでいるんですが
みんな個性があっておもしろいです。

あやや ずっと飲んでるので、
すでにもう、ぽっかぽで(笑)。
イトイ まずは「吉平のあわせしょうが」ですけど。
山下 はい。

イトイ 水を加えないで煮るというのは、
あれは迫力がありましたねぇ。

あやや 今回のなかでいちばん濃いシロップです。
コイケ 濃いけれど、味は素朴。
「しょうがの蜜をつくる」
という考えのもとにつくられていました。
イトイ その意味で「吉平商店」のシロップは、
もう「できている」んですよね。
山下 そうですね、
生産のシステムも
完成している印象がありました。
コイケ 販売されている数もすごくて、
現在は年間約3万本が出ているそうです。
イトイ ああー、それはすごい。
山下 じつはぼく、吉平さんのようにして
自分でもつくってみたいと思って、
日曜市で買った大量のしょうがを
ミキサーにかけてシロップにしてみたんです。
イトイ え、水を入れないで?
山下 いや、ぜんぜん入れないと
さすがにミキサーが回らなかったので、
ちょっとだけ入れました。
あやや 吉平さんのは業務用だから。

山下 途中で1回、ミキサーのモーターが焼き切れて、
新しいミキサーを買いに行きまして、
そうしてできたのが、このシロップです。

イトイ おとうさん、がんばった。
山下 がんばりました(笑)。
よろしければ、お湯でわったのを
飲んでみてください(お湯わりをつくる)。
イトイ いただきましょう(飲む)。

山下 ‥‥どうでしょう。
一同 ‥‥‥‥。
イトイ ‥‥辛い。
でも、この辛さはいやじゃないね。
一同 ‥‥おおー。
山下 よかったです。

でも、当然ですが、
吉平さんのようにはいかなくて。
イトイ ミキサーも非力だし、
しぼりきれませんよね、成分を。
山下 はい、火加減やアクの取り方も‥‥
つまりなにもかも(笑)。
飲みくらべれば違いは歴然としてます。
イトイ うん。
山下 でも、つくるのはおもしろかったです。

イトイ そして、「桐島畑」さん。
コイケ はい。
あやや 「桐島畑のジンジャーシロップ」。

イトイ こちらは様々な野菜をつくりながら、
仕事のひとつとして
しょうがシロップを開発中、
といったところでしょうか。
コイケ そうですね。
ご自身でも「試行錯誤の段階です」
とおっしゃっていました。
あやや 開発中にしてはずいぶんおいしいですけど。
イトイ 素材がいいんです。
つまり、自信がないわけじゃなくて、
もっとよくしたいと考えている。
コイケ はい。
2010年のうちに、
ご自分の「しょうがシロップの作業施設」を
つくるつもりだとおっしゃってました。
イトイ 展望が明るいですね。
柴犬ちゃんもかわいいし(笑)。

あやや こうへいく〜ん(笑)。
コイケ 旦那様がとにかく、
農業に対して研究熱心なかたなんです。
山下 野菜の味で、
奥様のこころをつかんだ男ですから。

イトイ シロップを煮たあとの、
スライスの利用法についても
いろいろと考えていそうですよね。

コイケ そうですね。
ほんとにいろいろと、たのしみな農家さんです。
イトイ で、「ぷー・タロ」さん。
あやや 「ぷー・タロ」さんの、
オリジナルジンジャーシロップ。

イトイ ここのシロップも、
吉平さんのところとはまた違った意味で
完成されているんだと思います。
コイケ 今回の3つのシロップのなかでは、
いちばん最初に販売されたのが
こちらのシロップなんです。
イトイ そうなんだ、ここがいちばん先輩なんだ。
コイケ はい。
あやや 「ぷー・タロ」さんのは、あれですよね、
かわいいですよね。
イトイ そうそう、そういう意味で、
完成していると思うんです。
あのログハウスのカフェで出すドリンクとして
これはぴったりなんですよ。

コイケ そうですね、
あのかわいいランチといっしょにあるのは、
やっぱりさわやかなドリンクが似合うと思います。


イトイ あんなに、くったくなく、
よろこんだわけだから。

一同 (笑)
イトイ お母さんと娘さんが
ふたりでつくっている感じも含めて、
「できている」シロップだと思います。
山下 かわいらしく安定している印象を
実際に現場でも感じました。
イトイ うん‥‥。
いやー、いいよねぇ。
報告を聞いていて、うらやましかったですよ。
やっぱり、東京にいると、
ないものがいっぱいあるよね。

一同 はい。
あやや ‥‥もしも、もしもの話なんですけど、
この旅で出会った高知のかたと
なにかいっしょにできたら‥‥
うれしいですよね。

イトイ そうだね。
高知の人と、ぼくたちと、
そして「ほぼ日」をみにきてくれるみんなが、
それぞれによろこぶことができるなら、
もちろんやりたいですよね。
‥‥いまはまだ、宿題かな。
あやや そうですね。
イトイ あたためることは、よろこばれますから。
そこだけを忘れずに、
ちょっといろいろと考えてみましょう。
一同 はい。
イトイ なにしろ、しょうがのケーキがさ、
ひとりの女性をだよ、
あれだけくったくなく、よろこばせたんだから。
‥‥そうだ、
あの写真をもう1回みんなでみながら、
この「報告会」をおひらきとしましょうか。
山下 あ、あの写真ですね‥‥ええと‥‥
はい、ありました。
じゃあ、いきますよぉ‥‥ドン!

一同 (笑)
イトイ ないねーーー、くったくが(笑)。
あやや なんか、すみません(笑)。
イトイ へい、おっ疲れさまでしたー!
一同 お疲れさまでしたーー!

2010-11-17-WED

「ぷー・タロのオリジナル
 ジンジャーシロップ」ご購入方法

・ジンジャーシロップ白砂糖360ml 630円(税込)
・ジンジャーシロップ黒砂糖360ml 1000円(税込)
・ジンジャーシロップさとうきび糖360ml 840円(税込)

「ぷー・タロのオリジナルジンジャーシロップ」は、
「ぷー・タロ」さんのHPから
通信販売でお買い求めいただけます。
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