ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツ

モノはコトなり、コトはモノなり。
そしてコトバは、すべてをつなぐ。

糸井重里が20数年ぶりに
レギュラーで
ラジオ番組を持ちます。

世の中にたくさんつくられているモノの中で、
ほんの少ししかつくられておらず、
一部の人に独占されているモノ、
広め方を知らない、市場を持っていないがために
埋もれている貴重なモノが
たくさんあるのではないでしょうか。

本当にいいものを作っている人、
知っている人が大切にしている人、モノ、コトに
まつわる思いをつないでいくラジオ番組をはじめます。

販売できるようであれば販売もしますが、
一点しかないものやとんでもなく高いものも
登場するかもしれません。

CDのなかから曲を紹介してオンエアするのが
「DJ(ディスク・ジョッキー)」ならば、
社会のなかからモノ(GOODS)を
探しだして紹介するのが、
この「GOODS JOCKEY」なのです。

今までにないものすごく「自由」な番組だと思います。
売れなくてもいい、買わなくてもいい、
聴かなくてもいい。

リアルタイムにラジオで、
翌日にはTBSラジオのGOODS JOCKEYページより
インターネットでもお楽しみいただけます!

まずは「ほぼ日」という自前の
インターネットメディアをもつ、
darlingこと糸井重里が
なぜ、この時期にラジオ番組を
レギュラーで始めようと思ったのか?
番組収録直後のdarlingをつかまえて
話を聞いてみました。



ほぼ日
 以前から今日のダーリン等で
 ラジオについては小出しに触れたことはありましたが
 レギュラーでラジオ番組をはじめるということは
 ほぼ日読者にとっても、
 ちょっと唐突な印象もあると思います。
 その辺りを教えてください。

darling
 「ほぼ日」さえやってればいいって考えは、
 もともとないんですよ。
 テレビだってでてるしねぇ。
 どんなメディアがなくても、「ほぼ日」はある
 というところまで成長したとは思うんです。
 だからこそ、安心してコラボレーションもできる。
 例えば、ものを作る時には、「作る人」と組むしね。
 インターネットとラジオという別のメディアに
 またがるって、やっぱり広がりができるものね。
 メディアとメディアっていうのも敵対関係じゃないんで、
 どっちが優れてるっていうような
 競争をしてるわけじゃないでしょう。
 インターネットは負けないぞ、なんてことは
 もともと思っちゃいないですから。
 一緒に意見が一致した時にはやりましょうと、
 自然な成り行きでした。
 ただ、相手のルーティン的なやり方に
 そのまま飲まれながらやる
 っていうのはあんまりおもしろくないよね。
 本当に意見が一致したらやりましょうというスタンスで
 やれるなら、こんなにいいことはない。
 その別の典型が『婦人公論』の座談会なんですよ。
 婦人雑誌なのにテーマのとりかたとか人選とかが
 とても自由だし、変でしょう。
 それでもいいですか?ってことで始められた。
 それは、ものすごくうれしかったんですよ。
 各メディアの都合にあわせて
 段取り的な演技をするのではなくて
 自然に一緒に作っていくことができる。
 『婦人公論』の井戸端会議って、
 もう5年続いているんですよ。
 両方がお互いのためになることとして
 お互いのメディアを使いあうっていうのは
 ほんとにいいですよ。
 『婦人公論』しか知らない読者に
 「ほぼ日」のことを伝えるいい機会だしね。
 できることが圧倒的にふえていきますから。
 互いに学べることも、いっぱいあるしさ。

ほぼ日
 「婦人公論」は雑誌というメディアだったわけですけど
 どうして今回はあえてラジオというメディアを
 選んだわけですか?

darling
 ラジオそのものに
 前々からすごく興味があったでしょ。
 それは前々からよく言ってたんだ。
 具体的にどうしていいか
 なんとかする方法がわからなかったから
 ゲストとして出演するだけだったけど、
 えい、出てしまうという方法があるじゃないか、と。
 「ほぼ日」でやることを、声で、
 時間の中でやるということをしてみたかった。
 つまり、時間というものをあつかってみたかった。
 というのが、
 ラジオをやる大きな動機なんです。
 もうひとつは打ち合わせの現場で、
 ちゃんといいミーティングができたということですよね。
 お互いにそれぞれ違う場所に暮らしてて
 違う仕事をしてきているから
 そんなになんでも一致するわけじゃないんだけど、
 おんなじものが見えてきた。
 それが大きいですね。
 両方が何かをガマンするんじゃなく
 コラボレーションができていくというのは、
 いいですよね。

ほぼ日
 「ラジオ番組をやりませんか?」と
 企画書を作ってTBSラジオに持ち込んだのが
 確か5月でした。
 番組をやることが決定してから始まった
 構成打ち合わせにも2か月かかってます。
 これは番組プロデューサーに聞いたのですが
 ラジオ番組としては「異例の長さ」をかけているそうです。

darling
 つまり、丁寧にやってきてるんだと思うんです。
 同じことを今、テレビやるのは難しいだろうけど
 でも、いづれテレビでも
 こういうことができると思います。
 今日も収録が終わって改めて思ったけど
 こんなに普段着な自分が出せるのは
 ラジオ以外にはないですよね。
 なんでだろうね。
 まだラジオについては考え終わってないですけど
 「ほぼ日」の読者の人たちが
 このラジオも聞いてくれると
 うれしいなと思いますよね。
 1時間遅れてインターネットでも聴くことができるから、
 そっちを利用してくれてもいいですね。

続きは月曜日に!
次は番組内容についてdarlingに語ってもらいます。


ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツ 
GOODS JOCKEY(グッズジョッキー)


初回放送:2003年9月30日
放送:火曜日〜金曜日 21時35分〜
   TBSラジオ(AM 954)
(「mix」(ミックス)という番組内で放送されます。
 放送開始時間は若干変更となる可能性があります)


リアルタイムでラジオで聞くことができるのは
TBSラジオ、新潟放送、信越放送、大分放送、
北陸放送、和歌山放送、山陰放送、琉球放送となります。
ラジオで聴くことができない地域のみなさま、
放送を聴き逃してしまったみなさまは
TBSラジオ内のホームページ
放送の内容を見ることができます。
土曜日には本編では流れない、
インターネットだけの放送も予定してます。
こちらもお楽しみに。

GOODS JOCKEYが取り上げる予定のものは・・・・
第1週目は「一万五千円のお箸」です。

いよいよ来週の火曜日から放送が始まります!

2003-09-26-FRI

BACK
戻る