ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツ モノはコトなり、コトはモノなり。 そしてコトバは、すべてをつなぐ。 |
先週から始まったラジオ番組、 「ほぼ日刊イトイ新聞presents! GOODS JOCKEY」に さっそく、「聴いたよ!」というメールもいただきました。 ほぼにちは。 はじめての「GOODS JOCKEY」を 聞かせていただきました! なんか忘れていた面白さっていう感じを ふたたび体感していました。 ヘッドフォンをして ダーリンのお声に耳を傾けていたのですが 商品が目の前にないのに アシスタントの方が、お箸を手にされたときの感触を 「ずっとさわっていたい」っておっしゃったときから 想像がふくらんできました。 ときどき、しずかにかちかちって音がしてるところとか ラジオならではの魅力をひさびさに味わっていました。 耳で見ている感じがいいですね! ちゃんとモノにはりんかくがあって それはヒトとヒトがまいにち大切に使うことで どんどん生き続けてゆくものなんだと あらためてそんな思いが伝わってきました。 (まりこ) 昨日初めて、GOODS JOCKEYを聞いてみました。 開始から三日目で仕事がようやく落ち着き、 やっと聞けると思い、パソコンをうちながら、 ラジオの電源をいれてみました。 「ほぼ日プレゼンツ」というゆっくりと 丁寧な男性のナレーションがはじまり いよいよイトイさんのGOODS JOCKEYがはじまりました。 三日目で内容が分かるかなと思いましたが そんな心配は必要なく、なかなか面白かったです。 箸を買うには後、金の問題だろ? と言う問いかけに じゃあ貴方は1万5千円があったらどう使います? と言う町の人インタビューなんかがあったりして。 使うとなると1万5千円? てちゅうとはんぱで、 どう使ったらいいか悩んでしまう。 だったらいいもの買ってみない? ってことが伝わってくる回でした。 パートナーの柳井麻希さんが いい一言言ってくれたりして とても楽しかったです。 放送が何十分か分かりませんでしたが 短く感じました。 (ふじぼん) 耳で聴いていると、 「自分だったら」っていろいろと想像が膨らみますよね。 GOODS JOCKEYは火曜日から金曜日まで 毎日21時35分ごろから約10分間放送しています。 ひとつの商品をじっくりいろいろな角度で ご紹介していくので、 紹介している商品と自分の生活と‥‥ ぜひ一緒に考えてください。 毎日の放送でdarlingとアシスタントの柳井さんも 真剣に考えています。 「この商品がほしい!!」と 思ったらぜひTBSラジオ宛に申し込んでくださいね。 普通にも売っている商品を取り上げていますが、 GOODS JOCKEYで買うと、 特製の認定証がついてきます!!
先週、放送された「GOODS JOCKEY」の初回の商品は darlingが小山薫堂さんから紹介をしていただいて、 重宝している「青黒檀の江戸八角箸」でした。 商品が決まってから、この1万5000円のお箸を どのように伝えていくか いろいろと調べ、取材をし、考えていきました。 ほぼ日乗組員とともに、 調査、取材にフル回転をした GOODS JOCKEYの構成作家、 江秀樹さん(顔は疲れた藤井隆さんに似ています)に 番組では放送されなかったこぼれ話を聞いてみました! ほぼ日:はじめは、このお箸のことを まったく知らないところからはじまったんでしたよね。 江:はい。糸井さんや糸井事務所のメンバーに お箸の話を聴いてはじめて知りました。 まずは直接行って聴いてみようって思って、 いきなり佃島まで行ったんです。 ほぼ日:場所はすぐにわかりましたか。 江:民家が多い場所なので、 はじめは通りすぎてしまいました。 庇を出して、商売をしている感じの家が ひとつだけあったので、「ここかなぁ」って 思いながら戻ったんです。 ほぼ日:ちょっとお店っぽい感じだったんですか(笑)。 江:そうです。でもまさかなぁ、って半信半疑でした。 どちらかというと下町の縁側に棚を出して、 お箸を置いているって感じでした。 一級漆器製造技能士をとった時の写真が 飾ってあるのですが、 お箸と漆の漆器は無造作に置いてあるんです。 ほぼ日:江戸っ子のオヤジさんなんですよね。 江:そうそう、ちょうど 「急いでんでしょ。えっ? いいよ。いいよ。金は〜」って 威勢よく電話口で話しているところだったんです。 ほぼ日:中島さんにはどのようなことを教わったんですか。 江:番組の中でも糸井さんが試されたんですが、 こんにゃくがお店にも置いてあって 「ちょいと、つまんでみなよ」って言われたんです。 実は、ぼく箸の持ち方が悪かったので、 つまめなかったんです(笑)。 ほぼ日:売り文句が 「こんにゃくの端がつまめる」なのに‥‥。 江:そうなんです。中島さんに 「持ち方が悪いよ。箸は七分って言って、 上のほうを持たなきゃいけねんだ」って、 まずは持ち方の指導をしてもらっちゃいました。 ほぼ日:十等分をしたところの七分目ということですか。 江:そうです。 下のほうを持ちすぎると箸がすれ違ってしまうんです。 ×注意された持ち方(下のほうで持っています) ○教わった持ち方(七分のところで持っています) ほぼ日:お箸の持ち方以外にはどのようなことを 教わったんですか。 江:番組の中で、いろいろと糸井さんが話していたので、 聴いていただいた方は、わかっていると思うのですが、 青黒檀は非常に貴重な木なんです。 高いだけではなくて、 お箸に使える部分は、少ししかないんです。 木目がそろっていないと使えないんです。 ほぼ日:お箸にできる部分が少ししかないので、 どうしても高くなってしまうんですか。 江:「このパーツしかだめだ」っていう こだわりがあるみたいです。 ほぼ日:普通は青黒檀を使っているというだけで、 売りにしてしまいますよね。 江:このお箸を知って、 黒檀の箸がすっごく安く売られているのを みつけたんです。 「あれ? こんなに安いぞ?」って思って、 違いを中島さんに聞いてみたんです。 「安いのは、普通の木に黒檀を塗っているだけなので、 うちのとは違う」ということでした。 今回取り上げた江戸八角箸はまるごと青黒檀ですから。 最初、木から切り出してみて、 「お箸としていける」っていう 素材の部分のめぼしがついたら 立ちガンナという普通のカンナよりも 刃をたてたもので 4回角を落として八角にするんです。 立ちガンナで青黒檀のような硬い素材を扱うのは かなり難しいようです。 普通はガガガって、 ひっかかってしまたりするみたいです。 ほぼ日:中島さんがこのお箸をつくるのには どれぐらい時間がかかるんですか。 江:15分ぐらいみたいですね。 実際に作っているところを 見ることはできなかったのですが、 メンテナンスもずっとしてくれるので、 「どのようにしてもらえるんですか」って 聞いてみたんです。 ちょうどそこにあったお箸を やすりで研いでくれたんです。 研ぎ立てのお箸からすごくいい香りがしました。 ほぼ日:江さんはお箸を買ったんですか。 江:ぼくは少し安い紫檀のを買いました。 でもよくよく考えたらひとり暮らしだと ほとんど家で食事をしないんですよね(笑)。 まだ袋に入ったままなんですよ。 やっぱりちゃんと家庭を持つようになってから このお箸を使いたいです。 番組の中で、糸井さんも言っていましたが、 今のぼくにはちょっとまだ早い気がします。 ほぼ日:確かに、ずっと徹夜で、 家にほとんど帰ってなさそうですよね。 お疲れさまです!!
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2003-10-07-TUE
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