ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツ モノはコトなり、コトはモノなり。 そしてコトバは、すべてをつなぐ。 |
「GOODS JOCKEY」の2回目として とりあげられたのは 鰹節削り器「オカカ7型」と「有次」。 どちらも甲乙がつけがたく、 2つお勧めするというまたもや型破りな 通販番組っぷりをお届けしたのでした。 両方の商品を使って鰹節を削ってみると 削られた鰹節の形状は異なるものの、 いずれもとってもいい香りがします。 左が有次、右がオカカ7型です。 思わず削りたての鰹節に手を伸ばし、 そのまま一口、そしてお醤油をちょっとたらして、 また一口つまむdarlingと柳井さん。 やはりパックの鰹節とは 一味も二味も違う模様です。
おうちで鰹節の登場の機会が多い料理のひとつは 出汁をとってつくるおみそ汁ですよね! と、いうことで、 削りたての鰹節をを使って出汁をとったおみそ汁と パックの鰹節で出汁をとったおみそ汁が スタジオに登場しました。 収録現場ではおみそ汁を作った ディレクターとアシスタントディレクターが ソワソワして見守っています。 そして、両方食べてみたdarlingがひと言。 「悪くはないけれど、差がわからない!」 スタジオは大爆笑。 どっちが鰹節削り器で作ったおみそ汁だ?! 今週はそのときのエピソードを 番組スタッフに話を聞いてきました! ほぼ日: このおみそ汁を作ったのは 番組のディレクターの片桐さんと アシスタントディレクターの下仲さんでしたよね。 片桐(ディレクター): こういうを作るのは、スタッフのぼくたちだろう。 と、いうことでのぞんだのですが、 実は二人ともみそ汁はもちろん料理の経験が ほぼなく‥‥。 下仲(アシスタントディレクター): 誰にも相談できず‥‥。 片桐: 一応、うちの奥さんにはみそ汁の作り方を習って、 簡単に作れるだろうって踏んでたんです。 ほぼ日: あっ、ちゃんと習ってはいたんですね。 下仲: ぼくはインターネットで、 「おいしいみそ汁の作り方」っていうのを見つけて、 それをプリントしてのぞみました。 江(番組の構成作家): ラジオの収録がされるフロアの給湯室で作ってて 廊下にいい香りがただよっているんですよ。 普段はカップラーメンにお湯を入れるためだけに 使われるって感じのところじゃないですか。 初めていい匂いをさせてましたよ。 ほぼ日: 作っているときは、どうだったんですか。 片桐: もう、自信作でした。 結構楽にできるし、大丈夫じゃん! って。 下仲: 江さんも含めて、 男性スタッフ3人は味見もして 「うまいし違いもわかる。 これでばっちりだな」って言ってたんですよ。 ほぼ日: じゃあ、出すタイミングが いけなかったんですか‥‥。 片桐: タイミング間違えたなぁ。 ちょっと冷めたからなぁ。 ほぼ日: あと、具も不思議でしたよね。 なぜかおみそ汁の具としては マイナーとも思える「ミョウガ」。 糸井も「なんでミョウガなの?」 ってかなりけげんな顔をしてましたね。 よくよく聞いたら、 「ほぼ日」のAOR西本が企画会議で、 「カウンターだけの料理屋で うまいみそ汁を食わせるところが あるんですよ! そこの具はミョウガで、かーなりいけるんっすよ。」 と強く主張して、具材が決まってしまったと‥‥。 江: そうそう! 「出汁からとって、 ちゃちゃちゃっとミョウガを切って 入れるだけだけど、 すごくうまいんだ! それぐらい簡単な具材でいいんだよ」 って言ってました。 でも糸井さんに西本さん案だと言ったら、 「そうやって大きくふかすことが あるから気をつけておいたほうがいいよ」 って苦笑してましたねー。 ほぼ日: すみません。 片桐さんと下仲さんはおみそ汁を その後、作っていますか。 片桐・下仲: いいえ(笑)。 片桐: ちょっとこりてます。 でもちゃんと放送になったので、 いいかなって思ってたりして(笑)。 ほぼ日: この後も、「食」に関するモノは いろいろ取り上げらてきそうですので、 ぜひリベンジしてください! いいところも悪いところも正直に伝える 非常に自由な通販番組、GOODS JOCKEY。 番組を聞いていただいた方は わかると思いますが、 「オカカ7型」も「有次」もたっぷり削って 料理をするという生活はとっても 魅力的なのです。 実益をとるか、美しさをとるか、 そこが大きな悩みどころです。 詳しくはTBSラジオのホームページで 聴くことができますので、 ぜひチェックしてみてくださいね。
|
2003-10-14-TUE
戻る |