ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツ モノはコトなり、コトはモノなり。 そしてコトバは、すべてをつなぐ。 |
日本酒「有りがたし」の回にも登場した新潟県吉川町から 永田農法で育ったおいしい新米が登場します。 darlingがさまざまなお米を渡り歩いて 最後に行き着いたというお米です。 「ほんとにいいモノだけど、 知られすぎちゃって、 なくなってしまったらどうしよう。」と、 今までとりあげられたモノの中で、 もっともdarlingの心が揺れうごきます。 今週もお聞き逃しなく! 放送は火曜日〜金曜日 21時35分〜 TBSラジオ(AM 954) (「mix」(ミックス)という番組内で放送されます。 放送開始時間は若干変更となる可能性があります) ラジオを聴くことができない方のために、 放送終了後にTBSラジオのGOODS JOCKEYのページで 聴くことができるようになっています。 聴いていただいた感想やご意見は gj@1101.comまでぜひぜひお寄せください!
放送を聴いていただいた方は お気づきかもしれませんが、 darlingのアシスタントをしている柳井麻希さんは 取り上げられるモノが「おいしいモノ」の時は テンションがまったく違います。 先週とりあげられた 「藤川屋さんのおまんじゅう」の回は スタジオに入ってきて おまんじゅうを見つけるやいなや 「いらっしゃーい」 と声をあげていたのです! 収録直後のゴキゲンな柳井さんに 話を伺ってみましたー。 柳井さん ほぼ日 おいしいものが登場すると ほんとうにうれしそうで、 見ているこちらもうれしくなってしまいます。 柳井 なんかどんどん「食べ物好きな柳井」という話が できあがってきてますよね。 先日、他局でピンチヒッターをやったときも、 そこのディレクターさんに 「よかったねー、新しい番組。 食べるコーナーもあって!」って 言われたんですよ。 そのディレクターさん、 そんなに一緒にお仕事をしているわけでもないのに、 そういう風に見られてしまってて(笑)。 ほぼ日 柳井さんがやられているmixの中の 「食べるコーナ」として GOODS JOCKEYが位置づけられているんですか? 柳井 いえいえ。 多分ちゃんと聴いていないのに、 いつのまにかその人の中では 勝手に私のイメージをつくりあげているみたいなんです。 どこからくみとったんだろう‥‥。 ほぼ日 アハハハハ。 きっと食べ物が取り上げられたときを聴いていて、 よっぽど印象的だったんでしょうね。 今回もテンションが高かったですし(笑)。 この藤川屋さんのおまんじゅうは、 第2回の鰹節削り器の収録の後に 試食会があったんですよね。 そのときの印象はいかがでしたか。 柳井 放送修了後にみんなで オカカとごはんを食べた後のデザートに出て来て。 まず、見た目は普通のおまんじゅうだなって感じでしたね。 ひとつひとつ形もちがっていて、 素朴だなって思ったんです。 ほぼ日 どう見ても大量生産品じゃないですよね。 柳井 そうそう! 形がいい具合にふぞろいで(笑)。 もともとおまんじゅうは 私の中では「すごく好き」というカテゴリーに 入っていなかったので、 非常にニュートラルな気持ちでいただいたんです。 ひと口食べたら 「おーーー、なんでしょう。これは!」 ってなっちゃいましたね。 ほぼ日 この茶まんじゅうはどうしても ひとつ食べるだけでは止まらないんですが、 あのときは何個いきましたか? 柳井 うふ(笑)。 二つ三つは食べちゃいましたね。 ひとつではおわらなーーい。 ほぼ日 「もういっこ食べさせてくれる?」って どうしても言ってしまいますよね。 柳井 今日も収録の時に茶まんじゅうの姉妹品である 「うぐいす味」を試してみたじゃないですか。 でも、これをひとつ食べきってしまうんだったら 茶まんじゅうをもうひとつ食べたいなって 思ってしまったんですよ。 ほぼ日 確かに「うぐいす味のおまんじゅう」は 半分で止まってましたよね。 収録を見ていて思わず笑ってしまったのが 茶まんじゅうのひとつめを手にしたときに、 味の説明をしなくてはいけないので、 半分ほど食べて ちょっとしゃべったじゃないですか。 その後、隙を見て食べようとしているのがわかるというか、 おまんじゅうを置かずに ずっと持ちながら会話を進めていましたよね(笑)。 柳井 アハハハハ(笑)。 ばれてましたかー。 ほぼ日 糸井が話している間をついて、 食べきっていたので、 「おーー、完食!」って思って見てたんです。 柳井 見てましたかー(笑)。 本能になかなか勝てなくて。 ほぼ日 前回とりあげられた「黒潮の森の蜂蜜」は ラストスパートで どんどんボルテージが上がっていってましたが、 今回はみごとなスタートダッシュを切っていきました。 柳井 蜂蜜はスタジオが初対面だったので 人見知りならぬモノ見知りをしていたんですけど、 おまんじゅうは、一度知った仲だったので、 最初から心をひらいてしまいました。 ほぼ日 もう、はじめから友達! 柳井 「よく来たね。待ってたよー!」って感じ。 「この友人は確実に私を裏切らないぞ」って わかってますから。 そんなに和菓子づいていない人も これならいけますよね。 ほぼ日 見た目は「期待しないでいいよ」って スキがありますよね。 糸井は「素顔の茶まんじゅう」と言ってましたが。 柳井 「素顔」ですよね。 なんにも期待しないで、 ちょっと口にすると「あれ!」って。 「ごめんなさい。私の考えが間違ってました」ってなる。 ほぼ日 普段おまんじゅうは そんなに召し上がらないって聞いたのですが。 柳井 そうなんです。 おまんじゅうを食べるのは温泉地に行って 旅館においてあるときとか。 おばあちゃんのおうちに行ったときに限られてました。 自分から買うことはまずなかったですね。 今回の茶まんじゅうに出会うまでは 皮がポソポソしていて 妙に乾燥してしまっていたり、 あんこがパサパサしているイメージがあって あんまり好きじゃなかったんです。 ほぼ日 今回、この茶まんじゅうを食べて、 だいぶんイメージが変わったんじゃないですか。 柳井 まずおまんじゅうって そもそもたいしたことがないっていう イメージが強かったんです。 でも藤川屋さんに言われてわかったのが 皮とあんこのバランスと一体感。 皮が厚くないということと、 あんこがポソポソにならないようにくるむということ。 そこに気がつかなかったこだわりが 相当あるんだってことを知ったんですよ。 こういう丁寧さが仕事には必要なんだなって。 おまんじゅうへの気持ちを あらためました。 おまんじゅうさん、ごめんなさい。 ほぼ日 おまんじゅうを見る視点が増えて、 もっと食べてみたくなりましたね。 柳井 アハハハハ。 食べちゃうかも。 ほぼ日 アハハハハ。 どうぞどうぞ。 柳井さんのおいしいモノを前にしたときの テンションは絶品です。 今後もよろしくお願いします!!
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2003-11-18-TUE
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