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ほめ道を往く。 「ほめられて伸びる派」のためのページ。 |
「ほめ道」を往く者、第1号は、 最近女優になったというフランソワーズちゃん。 しばらく、世界という重箱の隅をほめ連載します。 この連載も、ほめられて伸びますように。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ![]()
いまだかつてこれほどまでに 「考え抜かれた」医薬品の名前が 存在しただろうか? 「考え抜く」ということは 「考え」に「考え」 だんだん訳がわからなくなって 「ああ~! もう、もっと、 わかりやすいのないの?」となって、 その先にきっと 「もう、考えるのやめ!」 みたいな仙人的な感覚になり 「考え」を「抜いた」「考え」になる、 最も「悟り」に近い状況なのです。 私の解釈としては。 そんな、「悟りきった会社」。 それが「小林製薬」(敬称略)。 ある日、ふと見た「アンメルツヨコヨコ」のCM。 何気なく発せられる「ヨコヨコ」という言葉。 「横」とか「縦」という言葉を まさか繰り返し聞こうとは それまでの人生では予想だにしなかったこと。 例えば「アンメルツやれやれ」だったら まだ、「やれやれ」という聞きなじんだフレーズに 「変だな」とは思っても 私としては別段「どうでもいいじゃん」だったのだ。 その「ヨコヨコ」に似た衝撃を もっと分かりやすく説明すると 去年の紅白歌合戦での石川さゆりさんの「天城越え」と 同じだと思ってもらうとわかりやすい。 「あなたと~越えたい。(グワォッ)天城~ご~え~♪」 このときのさゆりの表情は「グワォッ」と来ましたよね。 ちなみにこの放送の後 私はカラオケで早速真似してお友達に喜ばれました。 やっぱり「グワォッ」は好まれるようです。 「アンメルツヨコヨコ」に限らず、 小林製薬の商品名は「命がけ」だけあって どれも「悟り」を感じさせるものばかり。 「鼻スース-クール」「トイレその後に」 「Kessトイレ用」「網戸きれいに仕上げ隊」 「エアコンのホコリ集めてポイ」「髪の毛集めてポイ」 「サカムケア」「ミズムズ」 「熱さまシート」「スミガキ」などなど‥‥。 これらの商品名の凄さは まさに「生活」という場面で更にその威力を発揮します。 私の実体験を例にあげてみましょう。 結婚10年くらい経ちますと だんだん夫婦の関係も退屈になってくるものです。 「幸せ」とはこんなものでしょう。 そんなある日曜日の朝。掃除をする私。 夫に何気なく 「ちょっと、そこの 『網戸きれいに仕上げ隊』取って!」と言いました。 見詰め合う目と目。 夫「何でわざわざ商品名言うの?」 私「だって、本当にそういう名前じゃん。 だったら何て言えばいいのよ?」 夫「『洗剤』でいいじゃん」 私「あ~。わかってないわ。 ちゃんと言う方が面白いでしょ!」 夫「うん」 はい。ここまでのやりとりでもうお分かりですね。 「夫婦の会話」が誕生しました。 これがただの「網戸クリーナー」という名前では こうはいきません。 これって、完全に夫婦円満に一役買っている というほかないじゃあないですか! ですからお知り会いの仮面夫婦の方への ご進物にも最適です。 CMも見事です。「建もの探訪」でお馴染みの 「渡辺篤史さん」のご出演並びに、ナレーション。 テレビを見ていて 「こんなに良く通る声の持ち主は他にいない」と いつも思います。 ルックスも何と男らしいじゃあありませんか! 何年も変わらないあのヘアースタイルにも 今の男にない「芯の強さ」を感じずにはいられません。 私の予想では近い将来「渡辺篤史さん」のブームは来ます! 絶対に!私が予言して来なかったものは今までありません! ちなみに予言が当たったものの一例としては 「真珠夫人」。 放送前のタイトルだけで 「これは絶対に当たる」と公言しました。 だって、「真珠」の「夫人」よ! 「真珠の奥さん」ってことでしょ! すごい面白そうじゃん。 内容は「真珠の奥さん」の話ではありませんでしたが。 勘違いも含め「ドラマ」が生まれる商品名。 何てすてきな「小林製薬」の商品名。 「渡辺篤史さん」が 「抱かれたい男ナンバーワン」に輝く日を待ちつつ、 私は「小林製薬」を愛しつづけます。 ![]() ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 今回、「小林製薬をほめる」に紛れて、 石川さゆりさん、渡辺篤史さん、真珠夫人さん、 ちょっとですが夫さん、などもほめられておりました。 フランソワーズさんの「ほめ道」流儀は、 巻き込みスタイルではないかと見ましたが、 さて、次回はどうなることでしょう。 イラスト:さとうみどり |
2003-10-06-MON
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