ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

鉄製のものを打って鍛えていくのならば
それはきっと熱いうちのほうがよいでしょう、と、
昔の人はおっしゃったそうです。

むろん、ほめ道もしかり。
ほめるなら、ほめたいと思ったときに。
ほめるなら、ほめたくてほめたくて
しんぼうたまらんと思ったときに。

年始のイベントに出かけたフランソワーズさん。
ステージに現れたのは誰だったのでしょうか?



第十三回
東山紀之をほめる。
〜2004年 元旦に思う〜

ジャニーズって知ってます?

わたしは「俊ちゃん」や「マッチ」のころ
その存在を知りました。

「かっこいい男の子ばかりいるところ」
「アイドル」
「ファンが強烈」

というくらいの認識で今に至っていました。

ところが、今年の元旦、私の意識は「目覚め」たのです!

行ってきました
「ジャニーズカウントダウン イン 東京ドーム」

「付き添い」として行ったその場所で
私はとんでもない物を見てしまったのです。

それは、「東山紀之」さん。

ジャニーズのお若い方々が「アニキ」と慕うその方は
ショーの中盤、お一人でせり上がりの舞台で歌いながら
上がってこられました。
歌うは『きみだけに』。

「きみだ〜けに〜 ああ き〜み〜だけ〜に〜♪」

そのときのポーズは片足はひざまづき
もう片方の足は膝を立て
そこに片肘を乗せて頭を垂れる。
「考える人」みたいな「悩んだポーズ」。

舞台が上がりきった瞬間、とびっきりの「決め」のお顔で
「グワォ」っとこちらを見たの!!!

ドームだからもちろん「豆粒」みたいなんだけど
何故かその瞬間だけは脳に直接アップで入ってきたのよ!
いやいや、マジでマジで!!

笑ったね!!
「おかしい」んじゃなく「笑った」のよ。
わたしは「ものすごい」ものを見たら「笑う」んです。
初めて「富士山」を見た時はもう「大爆笑」!!

その直後の『仮面舞踏会』
「いっそ、エクスタシー、君とエクスタシー〜〜
 つ・よ・く!! つよくぅぅぅ〜〜〜♪」

え? これどうゆう意味だ??
いきなり「いっそ??」って??
しかもまだ15歳くらいの少年まで
一緒になってそんな歌???

「好きさ、お前が! 好きさ、死ぬほど!!♪」よ!!
もう、私はクラクラきたね!
やや「演歌」的にも思えるこの歌詞でも
「東山紀之」さんとそのお仲間が歌うと
10代の少女ももう「キャーキャー」もんなのよ!

「東山紀之」さん。
私は「森光子」さんとの交友関係を「徹子の部屋」で
詳しく知って以来、「避けては通れぬお方」だとは
思っていましたが、まさか、こんな元旦に
それを知ることになろうとは!!

彼はアイドルを極めています。
「かっこいい」ことが仕事なのね!
普通はできないわ〜〜。
あの「どうだ?」と言わんばかりの「決めポーズ」。

最近のジャニーズのお若い方もさすがに
「そこまでは、ちょっと・・・」という感じだもの。

でも、そんな後輩にいつだって「真のアイドル像」を
伝承し続ける、「東山紀之」さん。
会社でいうところの「課長」さんのような存在なのです。

同世代のわたしにとってそのお姿は衝撃的でした。
そして、「30〜40代はどの世界でも大変」だ
という事を知りました。

「アイドル」をちょっと馬鹿にしてた自分が恥ずかしい。
道を極める人に職業が何かなんて関係はないのです。
「極めていない」か「極めているか」
人間はこの二つに分けてもいいかも知れません。
やはり、四の五の言わずに「極めてる人」は美しいです。

さて、あなたは「東山紀之」さんのいる
「極めている」派ですか??



いかがでしたでしょうか。
現場の熱気がホメルギーに変換されるさまを
まざまざと感じられたのではないでしょうか。
あと、富士山を見て大爆笑している人がいたら、
それはフランソワーズさんかもしれません。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

イラスト:さとうみどり

2004-01-06-TUE


戻る