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ほめ道を往く。 「ほめられて伸びる派」のためのページ。 |
おおっ、なんか、今週は、 わりと「旬」なテーマですよ? 「かっぽうぎ」とか「4」とか 「目黒ちゃん」とかいう、 一般的には謎のテーマではなく、 コラムとして取り上げて自然なテーマですよ! というわけで「エースをねらえ!」。 お読みくださいませ。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ほほほ!! 始まりましたね!! ドラマ「エースをねらえ!」。 う~ん。もう大好きだったんですよ。小学生の頃。 テレビアニメ、見てました? 漫画本の方も読んだけど、断然アニメ派!! だって、「声」が良かったでしょ? 「岡ひろみ」「お蝶夫人」「藤堂さん」 「宗方コーチ」「音羽京子」「まき」「緑川蘭子」 どれをとっても、「ピッタリの声」。 で、もっと良かったのは「カラー」!! だって、「お蝶夫人」の校則破りのあのヘアースタイルは 「カラー」で見ないと魅力半減だもん!! せっかく、大きなリボンちゃんまでしてるのに。 今、やってるドラマはかなりアニメに忠実で 大変結構なんだけど、今ひとつ、物足りないのは サーブする時「蝶」や「花」がパ~っと周りに 広がらないといけないのに、それが無いんだよね~。 でも、そこは我慢できますからご心配なく! でね、もちろん「岡ひろみ」に憧れて中学時代は 「テニス部」でしたよ!! 「宗方コーチ」にしごかれる自分をイメージして 必要以上に、辛そうにしたりしてました。 さて、本題に入ります。 このドラマ「エースをねらえ!」を 今、小4、小2の子供と毎週見てるわけですが 見終わって「ね? テニスって楽しそうでしょ?」 と私が言いますと、二人とも 「え~~、大変そうだからイヤ~~~」と言うのです。 チョット待って!! 嘘でしょ? 「辛いけど好きだからやめられないのよ。 あんたたちも、誰かにしごいてもらいたいでしょ? 上手になって、すごく強くなれるんだから!! 嬉しいよ~~~」と言うと、 「え~~? いい」 即答。 はぁ‥‥。 そうなんだね。君達。 そういえば、わたしたちの頃は「スポコンアニメ」が やたらと多かったのに、 今は「バトルするアニメ」がほとんど。 子供にとって、アニメの影響力って 思っている以上にあります。 アニメの主人公になりきって「辛い練習を乗り越える」 それ自体が楽しいのに、今の子供たちには 憧れる主人公がいないんですよね‥‥。 親の方は「ほれ、楽しいでしょ?」と キャプテン翼やあしたのジョーを意識して 同じノリを子供に求めてしまいがちですが、 当の子供は「つらいじゃん」と思ってるだけだったり。 これは非常事態です!! 今すぐ「スポコンアニメ」を復活させなくては!! 「スポコンアニメ」によって 私たちが身に付けた一番の財産は 「血と汗と涙」は尊い!! と信じられたことなのです!! その価値観があったからこそ、かろうじて、 何とか「今の世の中」があるのです。 「血と汗と涙」がこの先「価値」をなくすときっと 「血も汗も涙」も汚いものとよばれるようになりますよ! だって、だんだん「人間から出るもの」が 「いけないもの」のように扱われているでしょ? 「抑汗デオドラント」とか 「無駄毛脱毛」とか 「口臭予防」とか。 いいじゃん、出たって!!! 「血と汗と涙」は美しいものだ!! ということを 忘れさせないためにも 「スポコンアニメ」はぜ~~ったいに必要なのよ!! 自分を重ね合わせられる「気弱な主人公」がいて 「少しづつ強く」なって「友達と衝突」したり 「乗り越えたり」「親の愛を知ったり」 しないといけません!! スマートで見た目がいいものばかりの 世の中なんてだめだめです!! 「出るものは拒まず」!! いいえ、「出してこそなんぼ」!! 子供たちの世界にこそ 「星飛雄馬」や「岡ひろみ」が必要です!! 「スポコンアニメよ! カム・バッ~~~ック!!!」
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● なるほど、と、 めずらしく納得したりしてしまいました。 「人間から出るもの」が 「いけないもの」として扱われている。 ──なるほど。 なんだかまっとうな、 読み応えある「ほめ道」でした。 にしても、「出してこそなんぼ」とまで言われると なにを信じていいのかわからなくなりますが。 来週またお会いしましょう。 イラスト:さとうみどり |
2004-02-10-TUE
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