ほめ道を往く。 「ほめられて伸びる派」のためのページ。 |
吹けば飛ぶよな将棋の駒に かけた命を笑わば笑え。 つらいときもありました。 くるしいときこそ空を見て。 東の空には、星ひとつ。 目指して歩こう、明日もまた。 それが女の「ほめ道」だもの。 それでは歌っていただきましょう。 フランソワーズさん、 「将棋」をほめる。 よっ、日本一! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
全国の「将棋」ファンのみなさま ほぼにちわ! フランソワ−ズです! いやー、「将棋」って素晴らしいですね! 「将棋」というのは「頭のいい人」の代名詞。 「ご趣味は?」 「将棋を少々」 もう、これだけでお見合いは大成功! 相手の心を読み、何手も先を考えてるんでしょ? 「人の気持ちを考える」 これは幼稚園で最初におしえてもらう 人間にとって最も大事なことです! そんな人間の基本が出来ていないと 「将棋」をさす資格はないの。 想像力、洞察力、知力、体力を駆使し 厳しく深い世界。 そこには人間ドラマがいくつも生まれます。 「将棋」はもっぱら「挟み将棋」しか できないわたしですが、 「将棋」には常々、興味津々。 きっとみなさまの方がお詳しい事は 重々承知ではございますが、最近、 わたしの中の「将棋」への熱い想いが、 そろそろ「沸点」に達してきたようですので ここは、ひとつ、お話をするべきと考えました。 さて、そんな奥深い「将棋」。 相手の陣地の「王将」を奪ったほうが、勝ちですよね。 みなさん、あなたにとって「王将」は何ですか? それはずばり「夢」でしょう!!(丸尾くん風) 「夢」と一口に言っても内容は十人十色。 「恋の成就」とか 「すてきな人と結婚」とか 「憧れの職業につく」とか 「海外移住」とか 「マイホーム獲得」とか 「一攫千金」とか 「ビッグになってやる」とか。 話をわかりやすくするために 今日は「恋の成就」を「王将」としましょう。 若い頃というのは、なにかと まっすぐで「猪突猛進」でした。 正直、「この人」と決めたら それ以外の人からどんなに誘われても興味なし。 つれない態度で、きっと恨みも買ったでしょう。 みなさんも、そうじゃない? でもね、そんなことじゃ、ダメよ! ここ一年くらいで急にわかったことなんだけど 人生は「将棋」よ。 「王将」を取りたければ、まず「歩」を取らなきゃ 前には進めないの!! わかるでしょ? なにもかも飛び越えることは できないルールなのよ! こっちも「歩」で進み、向うも「歩」で来る。 そして、「歩」を取り合いながら、前に進む。 そうやって一歩一歩進み、慣れた頃に ちょっと勝手の違う 「飛車」や「桂馬」に出会うの。 わかりやすく、言いましょうか? 告白されても、別に興味なしの「かずき」くん。 これは「歩」です。 つまんなそうに見えても、まずは、お付き合いしましょう。 で、ひとり「かずき」と付き合うと 「俺も! 俺も!」と「かずき」系が名乗りをあげます。 そのときは、順番に全員と付き合って下さい。 正直、この時期が一番大変なの。 でも、「かずき」はものわかりがいい上 のんびり屋さんで、怒ったりしないので 別れるのも、案外簡単。 その上、一回付き合っとくと あとであっと驚く働きをします。 そうしていると、ちょっと変わったタイプで個性的な 「尚輝」が出てきます。これが「飛車」「桂馬」。 これは、くせものよ。 色んな事をもっともらしく言うから つい「そうかな」と思いがちだけど、信じてはだめ。 でも、この「尚輝」とも取りあえず付き合ってください。 でも本気になってはダメよ。あくまでも通過点ですから。 それに「桂馬」も「飛車」も離れ技を駆使するので 本気になると、泣かされます。 スリリングで、ちょっとバカバカしい経験を積み 「王将」のもとへ行くのです。 別れだって心配しなくても 「尚輝」が女性問題を起すので 簡単に別れられます。ご安心を。 そうこうしていると、会社の上司が あなたに目をかけます。 「もんた」。これが「金将」「銀将」なの。 お金も権力もある「もんた」。 若いあなたはこれまでの「かずき」「尚輝」とは 違う魅力を感じるかもしれません。 「もんた」は女を口説くのが仕事でしょ? セクハラなんて日常だし、50過ぎの女に 「お嬢さん」とか言うけど そのくらいは大目に見てあげてね! ここが、最後の難関なんだから。 取りあえず、おじさまのご機嫌を損ねないように 軽く、お付き合いして! この「もんた」とのお付き合いで あなたは大人の女になれるのだから! 妻帯者なので、別れ話でこじれる心配もなし。 さて、これで、「将棋」盤の上にはもう 「王将」だけになりました!! 全ての駒を取り終え、勝負はもうガチンコ! そうよ、そこにこそ「拓哉」!! 「王将」、それは「拓哉」です!! 「拓哉」に辿り着くまで、あなたは一体どれだけの 「恋」をしてきたでしょう。 時には「歩」が「ト金」になり、 「もんた」の「お金」の魅力に溺れそうな あなたを守ってくれたこともありました。 「ト金」になっても、「歩」は純粋です。 そういう意味では「かずき」だって大人になったでしょう。 そして、数々の駒たちを取ってきたからこそ 今、あなたは「拓哉」を手に入れることが出来たのです! パチパチパチ!! ね、人生は「将棋」でしょ? 今のやり方を「仕事」に置き換えて見て。 「つまらない」小さな仕事を飛ばして 「面白い」大きな仕事はできないのよ!! 「ローマは一日にして成らず」 「拓哉も一日にして会えず」よ!! 遅ればせながら、わたしもようやく 人生の歩き方に気付きましたので まずは「かずき」を探す旅に出ることにします。 きっと10年くらいかかるけど 待っててね! 「拓哉」!! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 人生は「将棋」なり。 「挟み将棋」しかできなくても、 将棋に「人生」を見ることはできるのです。 まだ見ぬ「王将」と出会うため、 フランソワーズさんは旅に出ます。 まずは「かずき」を探す旅に出ます。 もしもここに関西芸人のツッコミ担当がいたなら こういうふうに言うことでしょう。 「どこいくねん!」 次回の「ほめ道」を、おたのしみに。 イラスト:さとうみどり |
2004-07-20-TUE
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