ほめ道を往く。 「ほめられて伸びる派」のためのページ。 |
え、それをほめちゃうんですか、 ほんとっすか、フランソワーズさん、 大丈夫ですか、平気ですか、 と思って読み進めていたら、大丈夫でした。 いつもどおりの「ほめ道」スパイラルが、 あなたの筋道を気持ちよく奪うでしょう。 なんせ、今回は、「だじゃれ」です。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
みなさん、ほぼにちわ♪ 最近、わたしは自分と闘っていました。 こう見えても、まじめに生きてるわたしは 人が考えないことまでも ちゃんと考えてしまうので 思わぬ場所で立ち止まることもしばしばなの。 まあ、思わぬ場所で素通りすることもしばしばですが。 そんな闘いの中 ひとすじの光がわたしを救ったのです! それは「だじゃれ」! 「だじゃれを言うのはだれじゃ」 いやー、くだらないっす。 本当に、腹が立つでしょ? しかし! この「くだらなさ」というのには 実は大変な価値があるのよ! 「くだらないこと」の重要性に かれこれ27年前に気付いていたわたしの 人生のモットーは 「くだらないことを大切にする心を忘れない」 なのですが、ちょっと深刻になったりすると つい、そのモットーを忘れてしまいがちで 「わたしもまだまだだな」と己の未熟さを 思い知ったりするわけです。 「だじゃれ」って「心の余裕」そのものよ! ここ何年も「癒し」がブームだけど 「癒し」が必要だって言われ続けると 「癒されてないのかも」なんて思い始めて 「癒し」が必要だというのがだんだん 「癒さなきゃいけないんだ」に変わって ついには「癒すぞ」と‥‥。 必死で「癒す」。 OH!! NO!! 現代人は「癒しのストレス」にさらされてしまったのよ! そんな現代人には今こそ「だじゃれ」の心が必要です!! うちでは暇なときは「だじゃれ」を作る遊びをします。 こどもの作る「だじゃれ」はなかなか味があるの。 その上、 「それはだじゃれになってない。 そういう時はこう言いなさい」 と日本語教育までできて、 「笑い」と「日本語」の両方が身につくの。 学校でも「だじゃれ」を そろそろ科目にしたほうがいいかもね。 「だじゃれ」は奥が深い。 笑えないところが、奥深い。 余談ですが「早口言葉」もよく作ります。 「こんにゃくにんにくこんにゃくにゃくにゃく こんやのおかずはぎょうざにしよう」 これはわたしが小学5年生のときに作った作品。 いきなり「ぎょうざ」が出てくるところがポイントです。 でも、ちっとも言いにくくないのが欠点です。 このように、「くだらない」ことを考えることは 人生に「余裕」をもたらすのです。 わたしは21世紀は 「意味のないことに意味がある」時代だと言いたい! みんなもう欲しいものなんてないのよ! 同じもの持って、同じもの着て、同じような言葉を選んで 同じドラマ観て、同じような恋愛して、同じ本読んで。 あーー、もううんざりだーー! そんな人たちが本当に求めてるものは 「自分だけの価値」ではないでしょうか? 例えば、誰が見てもくだらないものに お金を払うという行為。 これは、ある意味「自分だけの価値観」=「個性」 そしてそれは「こんなものにお金使っちゃった俺」という 「人間としての器の大きさ」を 見せ付けることになるわけです。 だから、「くっだらないもの買ってバカじゃない?」 と言われた20世紀の価値観は崩れ 「こんなくだらないもの買っちゃたの? すごい!!」 という新しい価値観がすでに産まれつつあるのです! いや、まじでまじで。 ということで「くだらない」ことの入門編として 「だじゃれ」からまずは取り入れてみましょう。 オリジナルの「だじゃれ」を作ろうと思ったら 意外と出てこないものです。 それほどあなたの頭は固くなってるってことでしょ? やばいじゃん。 「癒し」やってる場合じゃないのよ。 早速、今日から友達と「だじゃれメール」始めてね♪ そのうち、あなたも変わり始めるはず。 多かれ、少なかれ、インドカレー。 ほな、さいなら。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● とかく、「だじゃれ」をテーマにしたコラムは、 「だじゃれ」がテーマであることをいいことに、 必要以上に「だじゃれ」を 文中に織りこむきらいがありますが、 その点、フランソワーズさんは 奥ゆかしくてさすがです。 わかってらっしゃいます。 それよりもむしろ、予想外の 「早口ことば」に度肝を抜かれましたが。 小学校5年生のときにあれをつくったことよりも、 小学校5年生のときにつくった 早口ことばを覚えている ということのほうに驚きを覚えました。 さあ、次回はどんなテーマでしょうか? イラスト:さとうみどり |
2004-11-30-TUE
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