小池花恵
知床鮨 の いくら一山(1150円)
「カキヤスダイニング」の小松菜のおひたし、「えぼし」のマンゴー杏仁
1864円 おつり136円

その弁当を買った理由(複数回答可)
この企画を聞いたときから、
「絶対に知床鮨」と心に決めていました。
幼少の頃、池袋東武デパートの店舗で
祖母がおみやげに
「知床鮨」を買ってきてくれるのが
いつも楽しみでした。
実家をはなれ、仕事で新幹線用のお弁当を、と
足早に大丸の地下お弁当売り場に立ち寄った時に
久しぶりに再会して以来、
東京駅を通過するたびに
このお弁当を買っているくらい好きなので
やっぱりこれにしました。
食べる前に期待していること
ジューシーなルイベと
少し甘めのすし飯のコンビネーション。
食べる前に、あえて、その弁当の弱点を言うなら?
事前に、なにげなく「知床鮨」を検索してみたら、
「知床!」といっているのに
本社が「東京都江東区深川」だったこと…。
30年ちかく、北海道の名物弁当だと思っておりました。
食べてみての感想(なるべく具体的に)
その場で焼いてくれる「肉」のお弁当に
心が大揺れだったんですけれど
初志貫徹をした甲斐がありました。
お弁当のふたをあけて、
乾燥防止のフィルターをとって、
お弁当全体に醤油をかけた時点で、
まずやっぱりこれにしてよかったと思いました。
口に入れて、さらに、
肉の誘惑にまけなくてよかったと思いました。
小松菜のおひたしもダシがきいていておいしかったです。
「えぼし」のマンゴー杏仁も、「うまっ!」と
おもわず口にだしてしまうほど、
酸味と甘味のバランスが絶妙でおいしかった。
どちらも、また食べたいです。
この弁当に発見できた作り手の工夫や情熱
しつこいようですが、「知床」なのに
「東京本社」だったのか‥‥
という思いはありつつ、
ずっとかわらないあの味の
品質保持力はすばらしいと思います。
どういう人たち向けの弁当だったか?
お弁当を食べ終わったあとの座談会でわかったのですが
見た目も量も味も女性的なお弁当だったんだなぁと
思いました。
作り手に、メッセージを
この企画で「知床鮨なのに本社が東京」という
驚愕の事実を知ってしまっても
やっぱり生涯一番すきなお弁当です。
これからもかわらぬ味をどうぞよろしくおねがいします。
「ほぼ日」を読んでいる人たちにも、ひとこと。
東京駅を通りかかる用事がありましたら、
ぜひ一度「知床鮨」をご賞味ください。
30年ちかくかわらぬおいしさは、
あなたの舌を裏切りません。