渋谷侑美江
創作鮨処タキモト の いくらとあじとサーモンのミルフィーユ(1365円)
「柿安」のひじきとごぼうの明太サラダ、「西洋銀座」の西洋肉まん
1988円 おつり12円

その弁当を買った理由(複数回答可)
大丸や、東京丸の内にあまり行くことがないので、
「どうせ行くなら、いままで見たことないものを買おう」
と思っていました。
お鮨は、パッケージが透明で、
「横から見る海鮮丼ってはじめて! 斬新!」
と思ったことと、そのうえ、好きな素材が
たくさん入っていた(サーモン、いくら、あじ)ことから
選びました。
西洋肉まんも、同じ「見たことないものを」という理由で、
フォアグラと黒トリュフという、
ほとんど口にしたことのない食材を食べたくて買いました。
「ひじきとごぼうの明太サラダ」だけは、
純粋に好きな具(ひじき、ごぼう、明太子、枝豆)が
入っていたので選びました。
食べる前に期待していること
好きなものがたくさん詰まっているので、
さいしょからさいごまで
しあわせな気分にひたれそうです。
食べる前に、あえて、その弁当の弱点を言うなら?
入っているものの種類がすくないことです。
生魚は魅力的ですが、
お肉や野菜もいっしょにはいっていたら
もっとうれしいのになと思いました。
食べてみての感想(なるべく具体的に)
やっぱりおいしかった!
とくにお鮨は、予想以上に具の量と種類が多く、
食べすすめるほどにあたらしい発見がありました。
そして、予想以上のボリューム感。
「シブ曽根」と言われるほど、
女子にしてはよく食べるわたしですが、
このお鮨でけっこう満腹ぎみになって、
肉まんはいらなかったかも、と思いましたが、
せっかくだからと食べてみると、
こちらもやっぱりおいしかったです。
だしと、肉の脂が、ブリオッシュ生地に
じゅわっとしみこんでいて、
「わるいおいしさだなー」と思いました。
お値段がお値段なので、フォアグラとトリュフは
影がうすめでしたが、食べおわる直前に、
フォアグラ的な味がしたことがうれしかったです。
(フォアグラを食べたことがなかったので、
 ちゃんとしたことがわからないのです)
自分では「レバーペーストのようだ」と思ったのですが、
容器をあけたときに篠田さんが
「フォアグラのいいかおり!」とおっしゃっていたので、
やっぱりフォアグラだったのだと思います。
サラダは、得意ではないタマネギのからさが
気になってしまったことがちょっと残念でした。
タマネギをとりのぞいてからは、
さっぱりした煮物のようで、順調にたべられました。
この弁当に発見できた作り手の工夫や情熱
お鮨、ほんとうにバランスよく、
具がみっちり詰まっていました。
適当に箸をいれても、
「白米だけが箸にのる」ということはなかったです。
具が、ぜったいについてきます。
しかも、白米と白米のあいだに具がはさまっているので、
掘るほどにあたらしい具に出会えるしあわせがありました。
海鮮丼やお鮨は、
けっこう均一な味になりがちだと思いますが、
これは食べるひとがずっと
飽きずにおいしく食べられるように工夫しているのかな、
と思いました。
どういう人たち向けの弁当だったか?
若い女性向けかと思いました。
おいしいものを、すこしずつ、たくさんの種類が
たのしめるような配慮が感じられました。
ネーミングにスイーツの名前を持ってくるあたりや、
カラフルな盛りつけだったことも、
そういった印象につながりました。
なにより、うちの会社の女性陣が、このお鮨をみて、
すごく沸いていたので、そう思います。
作り手に、メッセージを
見た目だけでなく、中身もすてきなお鮨でした。
このお鮨にして、よかったです。
ただ、ちょっと量が多いので、もうすこし
ボリュームダウンして、お値段もやすくしてほしいです。
横から見える盛りつけは、新鮮でおもしろかったので、
ほかのタイプも作っていただきたいです。
「ほぼ日」を読んでいる人たちにも、ひとこと。
お弁当の世界、まだまだ自分の知らない一面が
たくさんありそうです。
これからも、いろいろさがしたいと思います。