糸井重里
えぼし の 海鮮ビビンバ丼(735円)
おこわ2種、たらこおにぎり、あじフライ、枝豆コロッケ、刻みキャベツ
1891円 おつり109円

その弁当を買った理由(複数回答可)
別勘定で家人に、同店の「金目鯛弁当」を買ったこと、
そして前回、じぶんでも「金目鯛弁当」を食べていたので、
新しい種類を開拓しておきたかったのが一番の理由です。
「海鮮ビビンバ丼」には、
さっぱり感と、ある種のぜいたく感、
そして軽さがありました。
他の追加の買い物については、いつも好きで
買っているものを
惰性のように見つけるたびに買い足していきました。
食べる前に期待していること
ひとつひとつのものを、そのつど新鮮に、
おいしく感じること。
食べる前に、あえて、その弁当の弱点を言うなら?
主食的なもの、腹の足しになるものを集めてしまいました。
食べてみての感想(なるべく具体的に)
メインに選んだ「海鮮ビビンバ丼」は、
「金目鯛弁当」に負けるなぁ。
弁当の味は、「なじみ」のある味付けを中心に考えた方が、
うまいと感じやすいのだと思います。
また、手当たり次第に買った「腹の足しになるもの」は、
みんなで分け合って食べるには都合がいいけれど、
ひとりで抱えるには、苦しい。
この弁当に発見できた作り手の工夫や情熱
韓国の味付けをベースにしているけれど、
佃煮的に濃いめに味付けしたこんぶが、
ごはんを進めてくれました。
バラちらし風に刻んだ刺身は、
けっこうたっぷりありましたが、
「サービスしますよ」という意思を感じました。
どういう人たち向けの弁当だったか?
『えぼし』という店の常連客で、
「いつものやつの他に、なにかないかなぁ」
と思っている人向けだと思います。
作り手に、メッセージを
買う人、食べる人に
「よころんでもらおう!」という志を、
はっきり感じます。ありがとうございました。
「ほぼ日」を読んでいる人たちにも、ひとこと。
「腹いっぱい!」を求める時代は、
ほんとはもう、とっくに終わっているはずですし、
ぼくも、何度もそういうことを言っています。
しかし、「オレの中ではまだ終わってない」みたいです。
まだ、オレは「戦後」のまま生きています。