じゃあ、まずは iPhoneにした理由からお聞きします。 このなかで最初に変更したのって‥‥ ちょうさんですよね? |
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私は、もともと買いたいと思ってたんですね。 それこそ、発売日に。 |
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あのスゴく行列ができた日に? | |
そう。 でも、家族全員auだし、 家族割にも入ってたんです。 しかも携帯を買い換えたばかりだったんですよ。 |
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キャリアは違うわ、家族割だわ、 買い換えたばかりだわの三重苦ですね(笑)。 iPhoneへの道のりが ずいぶん厳しい話になりそう。 |
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(笑)。 | |
でも、きっかけはあっさりしてて、 どうしようかなぁ、って思っていたところ、 ある日、夫が急に「iPhoneにする!」って 言い始めたんです。 |
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おぉ、やった! | |
その夫のひと言で、 家族全員がソフトバンクに切り替わりました。 |
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あっさりしすぎ(笑)。 前回の座談会で話を聞いてた乗組員たちは 社内の盛り上がりがあって ユーザーになった人たちが多かったんですが、 ちょうさんは全然違いますね。 |
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そうですね。 むしろ、社内の盛り上がりを 引っ張っていきたいくらいだったんですよ(笑)。 でも、最初のころって、 よくないウワサがあったじゃないですか。 「本体のどこかが割れる」とか。 |
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あったあった。 | |
それを夫がすごく警戒してたんですね。 いろいろ調べたりしていて、 「もう大丈夫だろう」ということになって 「iPhoneにする!」と切り出したみたいです。 |
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で、ちょうさんの後に買ったのは‥‥ シノダさんですね。 シノダさん、iPhoneにした理由ってなんですか? |
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やっぱりうちも夫の話からなんですが‥‥。 | |
うんうん。 | |
うちの夫はちょっとミーハーの部分があって、 わりと早めにiPhoneにしたんですよ。 でも、そのときは「触らせて!」とも思わず、 「へー、これがiPhoneなんだ」くらいにしか 思ってなかったんですね。 |
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それ、けっこうな無関心ですよ(笑)。 | |
で、静かに月日が流れていって、 ある日、社内でモギちゃんたちが 『スター・ウォーズ』のライトセーバーのアプリで 楽しそうに遊んでいた様子が ただいま制作中にアップされたときがあったでしょ? |
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はい、前回に引き続き、また登場します。 これです。 |
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あ、やってましたね、こんなこと。 | |
あれを見て、これはすごいって思ったんです。 で、家に帰って夫に 「iPhoneをおもしろく使っている人が社内にいる」 っていう話をしたら「ふーん」としか言われなくて(笑)。 |
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旦那さんはアプリを使ってないんですか? | |
もっぱら電話とiPod、 あと、子どもの写真入れてるくらいなんですよ。 アプリはぜんぜん興味がないみたいです。 |
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うちもいっしょ(笑)。 | |
で、ある日モギちゃんに 「シノダさん、iPhone買うんだよね」って にじり寄られまして‥‥。 |
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モギさん、にじり寄ったんだ(笑)。 | |
「シノダさんは買うと思う」って言うんです。 | |
モギちゃん、すごいね(笑)。 | |
で、その揺らいだ心のまま、 正月明けに買ってしまったわけです。 |
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なるほど。 で、つぎは元木さんですよね。 |
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私は友だちがiPhoneの機種変更しに行くときに ついていったのがいちばんのきっかけでしたね。 |
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へぇ。 | |
それで、ソフトバンクのお店で待っているときに 店頭に置いてあったのをちょっといじったんです。 そうしたら「あ、いいかも」って思っちゃって。 |
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これは、前回のメンツのおーたさんと同じですね。 社内の盛り上がりの様子はどう思ってました? |
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もちろん気にはなってたんですが、 もともとドコモなので、 機種変更の手続きが面倒だなって思ってたんです。 でも、友だちの横で手続きの説明を聞いてて 「けっこう簡単なんだ」ってわかったし、 迷っている時間のほうがもったいないと思って 変えましたね。 |
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それは思い切りがいいね。 | |
あとはご近所の会の影響も大きいんじゃない? | |
あぁ、あれは背中を押されましたね。 | |
ご近所の会? | |
モギちゃんとぐっさんと モッキー(元木)と私の4人で 飲みに行ったときがあったんです。 |
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うんうん。 | |
モッキーだけ持ってなくて、 3人が手に持った状態で 取り囲むような布陣で攻め込みました。 |
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それこそ、もう逃げられない状況に 追い詰められました(笑)。 |
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それはまるで3人の強烈なプレゼンを 受けたような感じですね。 |
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本当、そうですよ。 | |
しかもその3人はプレゼンする人として かなり強力ですからね。 |
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なるほど。 しかし、ここにもモギさん出てきましたね。 じゃあ、最後のヤエさん。 |
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私は、もともと携帯電話が嫌いで、 できれば持ちたくないと思ってる人間なんですね。 |
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へぇー。 | |
で、もともとはiPod Touchを持ってたんです。 だから必要ないかな、と思ってたんですが、 あまりの社内の盛り上がりぶりに 心を揺さぶられてたんです。 |
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あの盛り上がりは尋常じゃないですもんね。 | |
そうしているうちに、 私のところにもにじり寄って来たんです。 |
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え? | |
まさか‥‥。 | |
そう‥‥モギさんです。 | |
それは、もはやホラーですね(笑)。 | |
「ヤエさん、そろそろだよね」っていうひと言が 決め手になりましたね。 |
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モギちゃんの布教活動はスゴイですよね。 | |
それで、そんなに携帯電話にこだわってないなら、 逆に変えてもいいかな、って思えてきたんですね。 で、モギさんに言われたその日に買いに行ったんです。 |
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‥‥モギさん、恐るべし。 じゃあみなさんの購入動機もわかったことですし、 いま入れているオススメのアプリを教えてくださいな。 |
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一同 | 待ってました! |
GoogleのiPhone用のアプリです。 | |
これってSafariについている Google検索機能とどう違うんですか? |
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じつは、音声で検索できるんですよ。 | |
へぇー、音声検索? しゃべると、その言葉を検索できるんですか? |
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そうです、そうです! | |
えー、それはちょっと便利かも。 いちいち入力する手間が省けるんだ。 |
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いいですよね? でも‥‥。 |
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一同 | でも? |
英語でしかできないんです。 | |
一同 | は? |
英語しか認識しないんです。 | |
日本語はダメなんですか? | |
そうなんです。 | |
それじゃ、ダメじゃないですか(笑)。 | |
でも、でも、すごく夢があって、 このアプリ大好きなんですよ。 いつか、音声入力で 「ほぼ日刊イトイ新聞」を検索するのが夢なんです。 |
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あははは、いいですね、その夢。 | |
ね、ちょっといいかも。 | |
英語っぽく言ってみて、チャレンジしたんですが、 やっぱりダメでした。 |
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一同 | (笑)。 |
「ホボニッカンイトイシンブーン」って? 英語っぽくしただけじゃダメじゃないですか! |
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(すんごく流ちょうな英語で) New York Times. |
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一同 | おぉっ! |
さすが、弊社のCFO! | |
あれ? うまく認識しないな。 (教材のようなキレイな発音で) New York Times. |
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スゴイ‥‥。 | |
あれ? 全然ダメだ。 いやね、どういうふうに認識するのかなと思って、 すごくメジャーな英語の単語を言ってみたんだけど‥‥。 ニューヨークタイムズなんていう超メジャーなものを 認識しないのはちょっといただけないですね。 |
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そのへんもまだまだなんですよね。 | |
うーん‥‥前回は誰かがアプリを紹介すると 「早速入れよう!」というような 熱を帯びた感じになったんですが、 こんな雰囲気になったアプリは初めてです。 |
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一同 | (笑)。 |
いつか日本語で検索できる日を夢見てます。 | |
できたら、僕、絶対入れます! | |
使用頻度が高いのが、子どもがおもちゃ代わりに使う これですね。 iPhoneの画面が湯気で曇った状態になってて、 そこを指でなぞると‥‥。 |
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あ、絵が描ける! | |
なるほど! 子どものころ結露したガラスにやったような ラクガキができるんですね。 |
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そう。 で、ちゃんとiPhoneを立てると、 水滴も下に垂れていくんですよ。 |
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ホントだ! | |
これいいですね。 | |
で、結露したガラスに散々ラクガキして、 曇っているところがなくなったら どうします? |
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そりゃ、「ハー」って息をかけて また結露させますよね。 |
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このアプリも「ハー」って息をかけると 曇るんですよ。 |
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へぇー、そういったところも再現されてるんですね。 | |
しかも背景の写真を変えることもできるんです。 うちの息子はこのアプリが大好きでよく遊んでます。 115円でけっこうたのしめますよ。 |
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これいいかも。 | |
おもしろそうですよね。 | |
早速入れようっと。 | |
そう、この感じ、この感じ! やっぱり誰かがアプリの説明をしたら 誰かが「早速入れよう」ってならないと。 |
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う、うらやましい! | |
紹介するまえに、少し古い話をさせてください。 マックの正式名称がまだマッキントッシュのころって、 みんな、ハイパーカードというソフトで ソフトを作って遊んでたりしてたんですね。 |
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僕もその時代は知ってます。 | |
iPhoneのアプリってそういう時代と同じ 自由な楽しさがあるな、って思うんです。 で、その自由な楽しさを持っていると思う アプリがコレです。 なんと9歳の男の子が作ったアプリ! |
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一同 | えぇっ! |
9歳? | |
すごい! | |
びっくりするでしょ? ちょっと変わったお絵かきソフトなんです。 |
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うちの子の1コ上だ‥‥。 | |
あ、そうなんだ。 そういう話を聞くとすごくリアリティを感じるね。 |
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そのアプリ、名前なんでしたっけ? | |
『ドゥードゥルキッズ』ですね。 | |
ちょっと入れてみます。 | |
背景の色が変わったりもするんですね。 | |
これはかわいい。 描ける柄なんかもいろいろ変わるんだね。 しかし、うちの子の1コ上でこのアプリとは‥‥。 |
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あ、ちょうさんが教育ママの顔に。 | |
ちなみに、この子のお父さんは IT関係に勤めているそうで、 ちゃんと宿題をやってからじゃないと パソコンを触らせてもらえないんだって。 |
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一同 | へぇー。 |
よくそれでこのアプリが開発できたね。 それでいて無料だもんなぁ。 |
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無料っていうのがまたいいですよね。 純粋にプログラミングを楽しんでる感じがします。 |
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(つづきます) | |
2009-04-30-THU |