ハリさんがTシャツ作ってるうっ!
読者にプレゼントするためなんだってよー。

みなさんこんにちは。ジャコメッティです。

いまほぼ日編集部は、2周年記念企画のまっただなか。
みんな大忙しです。
耳をすますと、鼠穴のそこかしこで、
それを象徴するかのような
さまざまなヴォイスを聴くことができます。
たとえば、

「ノォーーーッ(No)!!!」
深夜、突如響き渡る悲鳴。
マシンの突然のフリーズに襲われたか、
残しておかないといけない書類を上書きしたんですね、
きっと。

「帰るのか。ほんとに帰るのか」
先に帰る人に、しつこく確認する。
なんだかよく分からない意味不明ないじわるですね。

「今日は早く終わったねえ」
深夜の2時、3時ごろ、家路につきながら、
こういう会話を交すわけですね。
なぜか朗らかなのが、感覚のマヒを物語っています。

「だめだ。2時間も誰ともしゃべってない。
 頼むから雑談してくれ」

これはすごいです。
ふだん饒舌な人なのに、
ひとりでずーっとパソコンに向かってたんですね。
苦しかったことでしょう。同情します。

こういうことを書くと、
まちがってもそういう目には会いたくない、と
みなさんお思いになるでしょう。
もちろんそれは、正常な反応です。正しい。

しかし、すでにそういう渦に巻き込まれている人間は、
またちがった感想を持ったりもします。

ぼくは編集部に入って、まだ1ヵ月くらいでして、
まあいわば、見習いみたいなもんですね。
他のスタッフはちゃんと自分のやるべきことがわかってて、
それをどんどんこなしている。
ぼくはその横でうろちょろしてるだけで、
だからこう、忙しぶりが板についてないっていうんですか?
見よう見まねでやってる、って感じなんですね。

そうするとなんか、さみしくなってくるわけ。
まあ早い話が、ホントに忙しい他のみんなが
うらやましくなってきちゃった。
んー、ぼくもみんなのように
からだ全体で仕事にのめりこんでいきたいなあ、って。

とりあえず、みんなといっしょに徹夜してみたり、
「疲れた...」とか言ってみたり、
スタミナを保つために
夕食のおべんとうを大盛りにしてみたりしてるんですけど、
なんというか、どうもホンモノっぽくない。

というか、そんなことだけマネしても
あまり意味ないですが。

じゃあどうしよう、っていうことなんだけど、
一朝一夕にはなかなか、ねえ。
だからこう考えました。

どうせ2周年にそんなに貢献できないなら、
何でもいいからできることを一生懸命やろう。
それに心血をそそげば、
それなりに充実した日々になるんじゃないか。
よし、自主的に何かやろう。

そうだ。
Tシャツつくるの好きだから、
とりあえずそれやってみようかな。
2周年記念Tシャツ。

こんなの、つくったからって売るわけにもいかないし、
意味なんてぜんぜんないけど、
なんか、参加してる気分にはなれそうだぞ。
あ、その手順を日記風に書けば、
コンテンツになるんじゃないか。
おお。そうだ。
みなさん、意外にTシャツのプリントのやり方なんて、
知らないでしょう?

でも勝手にやっていいのかな。

ん。いいや。
更新のついでに入れちゃえ。
ぼく、いちおうページ制作担当だし。

やってしまおう。

ということで、始めることにしました。
よろしくお願いしますね。

あ、デザインは、アッキィ画伯が
2周年記念用につくってくれたアイコンがあるので、
それを使わせていただくことにしました。
次回から、Tシャツづくりのすべてを、
詳細にレポートしますよ。

2000-06-16-FRI

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