糸井 | みんなが漠然と思い描いている「ジャズ」って、 「モダンジャズ」のことじゃないんですかね? |
山下 | そうですね‥‥でもたとえば 同じ「ジャズ」って言ったときにも、 |
糸井 | ほんとは同じじゃない音楽のことを、 「ジャズ」って言葉であらわしながら 話しあってる場合もあると。 |
山下 | そうです、そうです。 たとえば年配の人だったら、 |
糸井 | ああ、そうか。 |
山下 | 大学にジャズを学びにくる |
糸井 | 「こっち、何?」って。 |
山下 | そうそう、このサックスおもしろいけど、 |
糸井 | そういう人が、増えてるんですか? |
山下 | 入り口としては多いですね、 |
糸井 | はい、はい。 |
山下 | ジャズのコースがあるんですよね。 |
糸井 | ジャズミュージシャンになりたい人たちが。 |
山下 | 1学年60人で4学年ですから、 だからこういうコースのトップ5に入っていたら、 |
糸井 | ああ‥‥そうですか。 |
山下 | 今年の3月に、サックス科ですから |
糸井 | はー‥‥。 |
山下 | 好きだった歌のほうは だから彼女の頭のなかには |
糸井 | じつは。 |
山下 | ええ、じつはね。 理論も実践も |
糸井 | いろんな音楽のおおもとにあるだけでなく、 いろんなミュージシャンのベースにもある、と。 |
山下 | そんなとこが、ジャズの歴史と奥深さですね。 |
< 続きます > |
2007-09-27-THU