がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

「七人の自炊くん」応募メール紹介じゃ! その2

おおお! 「七人の自炊くん」に、
さらなるたくさんの応募メールが届いたよ。
嬉しいぞ〜!
ふむふむと読みながら、
どんどん迷っているわし……。
というのも、皆のメール、どれも
「ふむふむ、そうじゃよなあ、ふむふむ」
と、頷くばかりでな。
……いかん、ちゃんと選ばねば。
来週には発表をする予定でおるから、
お楽しみにな〜!
今日は、前回にひきつづき、
各国(ほんとに各国じゃ!)自炊人からの
応募メールを紹介するぞ〜。
しかしこれでもまだ、未紹介のぶんがあるんじゃよ。
それについてはまた明後日ぐらいに掲載するよ。
ほんでは、ゴー!

●そ(女性)30代 東京都
【簡単お弁当】

夫婦二人で共働きの生活をしています。
二人とも残業したあとで夕食を一緒に食べようとすると
すごく遅い時間になってしまうのと、
お昼を外食にすると栄養も偏って
量が調節できないのが不満で、
1年半くらい前にお弁当づくりを始めました。
昼食のバランスが取れていれば夜は外食が多くなっても
多少安心だという理由をつけて、疲れているときの夕食は
外食やお総菜にしてしまうという手もよく使います(笑)。
ということで、どちらかにしか手をかける元気がないときは
夕食よりお弁当を優先して作るように心がけてます。
朝、私が1〜2品お弁当のおかずを作ってから
ダンナを起こし、作ったおかずを冷ましながら朝食を食べ、
食べ終わったところで私は身支度。
その間にダンナがお弁当を詰めてくれるという手順です。
私は先に出かけ、ダンナは後かたづけをしてから出社します。
もちろん彩りと栄養は考えますが、
朝は10分から15分でできるものしか作りません。
長く続けるコツとして私が思うのは
・時間があるときに常備菜をたくさん作っておく
 (多ければ冷凍)
・冷凍しておいたものを活用
 (何もないとき凍ったまま入れられて助かります)
・野菜一品で簡単にできる料理のレパートリーを増やす
 (上記のピーマンの他に、なす、かぼちゃ、
  さつまいもなどコロコロ切ってチン、適当に味を付ける、
  とか。キュウリをトントンと刻んで
  細切りの塩昆布と和えるとか。)
・手作りにこだわりすぎない
 (市販の煮豆や佃煮を入れるだけで、
  かなり場所ふさぎになります。)くらいでしょうか。

●やまうっちゃん(女性)40代 東京都
【薄味・蒸し物・パンとめん類】

なるべく味付けをしないんです。
蒸し物が多いです。
米は外食の時しか食べません。(タイ米ならある)
パンと麺類で暮らしています。
ぬか味噌とラッキョウ漬けを今年再開。

●こぐまさん(女性)40代 青森県
【娘に伝えたい自炊生活】

私の場合、主婦で、毎日8人分の食事を考え
実行しているのですから、
これも毎日、自炊の生活といえますよね。
我が家の食事のレシピ、組み立て方、買い物のしかた、って
もしかしたら、案外、豊かな自炊生活の智恵が
あるんではないかなあという気がします。
私は中2を筆頭に三人の子の母をして、
これからこの子たちがこの家をでていっても
ちゃんと自炊して生きていけるようになってほしいと
願っているのですが、自分の子に教えるというのは
なかなかにむずかしいことのようです。
素直にきいてくれないことも多く、
それでは、自分の子に教えるように
「がんばれ自炊くん」に投稿してみようと思ったのです。
ですから、私の自炊生活の特徴は
「娘に伝えたい自炊生活」と
したいなと思います。
結婚して17年、義母から学んだ食生活への考え方は
とても大きいのですが、母から学んだことというのは
「素材をみてどんな料理にすればよいか考えること」
ということなんではないかなあと思っています。
これは自炊生活にはとても大切なことだと思うのです。
それと、「素材は常に一定ではないということ」。
それぞれの素材にあった
調理のしかたを訓練したり覚えたりすれば、
素材の生かし方というのがわかるし、
買い物のしかたもわかるし、献立の組み立て方というものも
わかってきてよりおいしく豊かな自炊生活というものが
できるようになるんではないかしらと思うのです。
未熟ながら、自分にむち打って、
「娘に伝えたい自炊生活」というものを
考え実行してみようと思いメールさせていただきました。

●まこにゃんこ(女性)30代 新潟県
【栄養バランスへの考慮】

私は一人暮らし歴の長〜い、
別名嫁き遅れという種族なのです。
私の自炊生活の特徴ですが、
半端な「栄養バランスへの考慮です」
一人暮らしの自炊なんて、
インスタントラーメン食べるときは、
インスタントラーメンというからは
「インスタント」に食べたいですよね。
だから具は一切いれません。
スパゲッティも、、、と全ての論理はこれでかたづきます。
田舎から送ってきたサツマイモ3本のみとか、
どんなしゃれたインテリアに囲まれても、
風水やってようが、食生活なんて貧しいモンです。
夕御飯のメニューより、ドラマの方が御馳走みたいな、、、
そんなイカレタ? 食生活を送っていたら、
爪が! ぐにゃって! 爪がですね、
押すとメチャメチャ沈むんですよ〜!
色も不健康そうだし〜!
「こりゃ、ヤバイっ」と思い
ここ2年はまともに食べるように心がけています。
爪もぐにゃってしなくなりました。
難を言うと健康的なオンナになりました(難か?)。

●きょっ(女性)30代 愛知県
【ワンディッシュ】

私は主婦でOLもしています。
二人分のお弁当も作っているので
一応は一日三食自炊です。
仕事の日はダンナの帰りが遅く、夜遅い食事になるので
簡単に早く食べられるようワンディッシュ物が多いですね。
(私は先に食べてますが)
二人とも酒飲みのせいかどんな料理も
アルコールに合う味になってしまいます。ヤバイっす。

●あるまじろう(女性)20代 埼玉県
【野菜を美味しく食べる!!】

私の生業は、心理学を研究する
(しかしながらヒトの心は読めない)大学院生です。
博士課程の年限も終わりに近づき、
かといって博士号を取れる見込みも遠く、
少ない収入の中でいかに美味しく自炊するかを追求しつつ
暮らしております。
さて、私の自炊生活の特徴…それは!
「野菜を美味しく食べる!!」であります。
大学院生というのはデスクワークが中心、
(私は時々外にフィールドワークに出向くこともありますが)
自宅と研究室とは原付を使ったドアツードア通学、
バイトは家庭教師と心理学の非常勤講師と、
余分な贅肉がつくばかりです。
しかも私の暮らす街、所沢市某町は大変野菜が安い!!
キャベツ1個50円、里芋バケツ一杯200円、ピーマン2袋70円
なんてノリであります。
関西の実家に帰って買い物に行くたびに、
所沢の安さを再確認しております。
(家人は「ダイオキシン効果じゃない?」なんて
 シツレイなことをほざきますが)
またまた、バイトの家庭教師先は兼業農家(!)のため、
採れたて泥つきのキュウリやらチンゲンサイやら
ダイコンなどをお裾分けしていただくことも
しばしばあります。

●べにだま(女性)30代 愛知県
【フリーザーとマシーン大活躍】

1)冷凍。
平日はフルタイムで働いていますので、
土日に作り置き。冷凍。そして
それを使って平日は晩ご飯を食べる。
というパターンです。
冷凍するのは、解凍すればすぐ食べられるもの。
(ご飯、カレー、豚角煮など)
解凍してから一手間かけるだけで食べられるもの。
(コロッケ、餃子など)
素材を下ごしらえして、色々な料理に使えるもの。
(油揚げ、豆の水煮、ごぼうのささがきなど)です。
2)機械フル稼動。
土日も用事があったりするので
作り置きも早く大量に作りたい。
ということで、機械というか、
フードプロセッサー、圧力鍋を使っています。
(圧力鍋はここで影響を受け早速実家からもってきました)

●ゆん(女性)20代 ロンドン南東
【ロンドンで和食】

グラフィックデザインの修士のコースを、
London College of Printingという
地味な学校で勉強中の学生です。
今年の1月からこちらに来るまでは
自宅で両親兄弟と同居していたので、
料理をつくる機会はあまりなかったのですが、
こちらにきてせざるを得ない状況になり、
自炊をたくさんするようになりました。
料理はもともと好きだったのですが、
これを機に一気に開眼し、
ほとんど毎日自炊しています。
私の自炊の特徴は、
「ロンドンで普通に売っている食材で、
 どれだけまともな和食が作れるか?」
です。ロンドンはやはり大都市なので、
日本食スーパーもあるし、
ハロッズにいけばイクラなんかも手に入ります。
でも、学生はお金がない。でも和食は食べたい。
この葛藤を解決すべく、スーパーに売っている食材、
近所の中国・ベトナム系スーパーに売っているもので、
いかに美味しい日本食が作れるかを、考え、作ってみます。
(みりん、さけなどの調味料のみは、
 ちゃんとそろえています。でもお酢などは、
 Mitsukan Rice Vinegerというのが、
 ちゃんと近所のスーパーで手に入ります。)
また、どこで、日本の野菜が安く買えるかも日々、
いろいろなMarketに行って調査しています。
日本食スーパーでは、約25cmくらいのごぼうが、
3〜4ポンド(600〜700円くらい)で売っているのに、
Marketに行くと、50P〜1ポンド(100〜200円くらい)で
売ってたりします。
あとは、乾物も利用しまくっています。
(ひじき、切り干し大根など。)
番外編として、やはりこちらで入手できやすい珍しい食材を
使ったお料理もします。「うさぎの肉16世紀風」など。
レシピはだいたいインターネットで調べます。
作ったことないけど、食べたーーいと思うと、
何でも載っていて便利です。
この前も「ねぎぬた」を作りました。

●かえる(女性)東京都
【酒の肴、手間をかけずに手早く】

えー、例に既に出てしまっているので恐縮なのですが
「酒の肴。」です。
栄養面財政面双方で考慮しなくてはならない
酒飲み一人暮らしにとっては、
自炊をするということは必定なのです。
が、生来無精者なので「手間をかけずに手早く。」も
テーマにしております。

●かえる(女性)30代 熊本県
【親子で自炊くん】

自炊歴20年、そのうちほとんどは主婦として家族のために
食事を作り続けて来ました。今でも平日はたいてい
朝晩あんどお弁当何食か(その日によって違います)を
作っています。
そんなわけで、特徴の一つは「G家の食卓」。
食べ盛りの子ども二人、働き盛りのおっさん
(残業休日出勤多め)、
パートで働く主婦の食卓とはどんなものか?
もう一つの特徴とは、まだ予定なのですが
「親子で自炊くん」。
現在浪人中で予備校通いの息子は、
一応来年の4月から晴れて「自炊くん」になる予定です。
合格したら何より先に自炊生活の特訓を始めようと
思っている母ですが、そのあたりを楽しく
面白くお伝えできたらと思います。

●myu(女性)30代 東京都
【新婚酒豪夫婦】

私、自炊暦14年、ダンナを持って10ヵ月の
新米奥さん兼OLであります。
日々、会社勤めをこなしながらも
今日は何を食べよっかな〜とか、何作ろっかな〜などと
あれこれ考えをめぐらせることが生きがいと言い切っても
過言ではないくいしんぼうです。
幸か不幸かダンナも食べることには執着心が強く
我が家の夕食はダンナの帰宅後第一声、
「今日の夕飯はなにかなあ?」にはじまり、
軽くつまみつつまあ一杯とスタートします。
ここでお察しいただけるかと思いますが
二人そろって酒豪なわけです。
家ではじめられないとき
(私に、つくる気がどーしてもおきないときなど)は、
外に出て、まあ一杯ってことになるんで、
毎晩のように台所で腕を振るうような
完璧自炊生活を送っているわけではないのですが。
そんな我が家の食卓にのぼるものが何かと言えば
これはもう、ずばり
「酒のあてになるもの」になってしまいます。
で、一応私も平日はお勤めしている身なので、
半日ことこと煮含めるなどという料理が登場することは
週末以外難しく、
ちゃっちゃとできあがるものが圧倒的に多いです。
あー、でもこれって
特に特徴があるわけではなく、
普通の共働きの家庭の食生活ですよね。きっと。
ま、敢えていえば得意ジャンルは
「酒のつまみ系」ということでになるのでしょうか。

●ジミヘン(男性)50代 兵庫県
【自炊おやじ】

帰ってきた自炊おやじ! どこに帰ってきたって?
単身赴任を終えて家族の元へ帰ってきたのです。
しかし、毎週末は相変わらず好きな料理に励んでおります。
今回の『七人の自炊くん』は面白そうですね。
ジミヘンおやじも是非、加えてください。
大好きな酒とうまい『酒のつまみ』を中心に
紹介していきたいと思っています。

●ここも(女性)30代 米国ワシントンDC
【おいしいものは好きだけど、
 四六時中食べ物のことばっかり考えている私ほど
 味覚が発達してないアメリカ人の彼氏
 (婚約者に昇格予定)に、日本食を紹介する!】

です。ワタクシ、現在、テロ直撃に遭った
米国ワシントンDCに住んでおります。
もう何年も日本との往復生活を続けていましたが、
やっと素敵なSweetieに出会うことができ、
1人分の食事の支度から、
晴れて二人分の食事の用意ができるようになりました。
Sweetieはユダヤ系のアメリカ人で、やはりブランチは
ベーグルにロックス(スモークサーモン)、
そしてラトカ(ポテトパンケーキ)やクニッシュ
(ひき肉や野菜の入ったパイのようなパン)などの
ジューイッシュ料理がおふくろの味、と言いますが、
出されたものは何でも取りあえずパクっと口に入れます。
それからゆっくり咀嚼して「いける」「だめ」と
判断するようです。この半年ばかり、
ほぼ毎日私の作る日本のお総菜を口にして、
今のところ「だめ」は納豆だけです。(すごい?!)
しかーし、食材の関係もあってまだまだ白子も、ぬか漬けも、
取れたてのタケノコも、何も食べてません!!
来年の2月に日本初上陸! の予定です。
ワタクシ以上に食い意地の張った母は、
どんなものを食べさせようかしらん、
と今からわきわきしている様子。
(大学生の時、連れて帰ったアメリカ人の友人の目の前に、
 タイのカマ焼きをどどーんと置いて
 びびらせてしまったこともあります。おいしかったけど。)
「日本食」といってもハンバーグあり、グラタンありの
「ごちゃまぜ家庭料理」ですが、
まだまだトライしたことのないものがわんさか。
愛するSweetieに私の「おふくろの味」を知ってもらうのが
私の自炊の目標です。

●マホ(女性)20代 東京都
【冷蔵庫と相談】

両親と同居していて台所は母親のテリトリー、
だから彼女が使用不可能で有るときのみの自炊人です。
なので、突発的な自炊人となる(させられる?)ため、
私のテーマは「現在ある食材を腐らせないうちに、
栄養を考えつつ使い切る」になってます。
お蔭様でかなり冷蔵庫を見ながらの献立作りは
得意技になってきました。
いつもその状態になると思うのですが、冷蔵庫って
家族での所有物に見えながら、個人の所有物ですよね?
ウチの場合は母親の所有物になってます。
だから、どれが賞味期限が切れそうか、
怪しいものはどれかの始めのリサーチが結構大変です。

●亀(男性)40代 東京都
【速攻ハラペコ料理】

いつもハラペコで死にそうな息子(野球少年)がいます。
息子は絶対、胃にも歯がある!
というぐらいの早食いでもあります。
おやじが作った息子のための速攻料理を紹介します。

●ちあき(おとこ)(男性)30代 千葉県
【週末自炊貴族】

自炊歴は大学の寮にいたころですから、
かれこれ、15年ほどになります。
飲み会とか以外は基本的に自炊です。、
週に6日は台所に立っている三十路を超えた男です。
大学の時は電熱コンロしか使えなかったので、
煮物系ばかり作っていました。
今は会社があるので、
平日はちゃきちゃきとできる麺類とおつまみ系です。
ガスコンロも2口有るし。速さで勝負。
その分、週末は時間のかかる煮物や、
ピザ、スープを作っています.
優雅な自炊時間は週末だけの、
週末自炊貴族とでもいいましょうか。
(ちなみに、平日のお昼は社員食堂で食べてます。)

●あっきー(女性)
 ドイツ、ニーダーザクセン州、ゲッティンゲン
【ドイツでほぼベジタリアン】

今年の夏からドイツに留学しています。
初一人暮らしイン海外。
寮ぐらしなので、共同キッチンを使ってるのですが、
ここには電子レンジも、冷凍庫も、日本人の必需品、
炊飯器もない。そんな中での自炊なので、
結構脳みそを使わないといけないんです。頭脳プレー。
ドイツの人々は肉を半端なく食べるので、
500グラム単位でしか売ってくれない。
よって一人暮らしには多すぎる=肉は買わない。
ほぼベジタリアンな生活です。買ってひき肉くらい・・・
かたまりはパス! 肉きり包丁もないし。
自炊レシピはほとんど野菜中心です
(そうならざるをえない)。
一度になべで炊いたご飯を冷蔵庫保存で、
いかに一人で食べつくすか、とか、
日本の食材がままならないドイツで
いかに日本食を作るか、に燃えてます。
もちろん安くて手軽なパスタも、
ドイツでは種類も多く、
イタリアの食材も手に入りやすいので大好き!
よく作ってます。

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男性の投稿や、外国からの投稿もちらほら。
嬉しいかぎりじゃ。
この枠にあてはまらない個性的な自炊人は、
ぜひメールをよこすように!
ほんでは、(たぶん)明後日に!

2001-11-14-WED

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