あなたの就職論。 どっちかといえば、どっち?

結果発表です!

質問1
学校で習ったこと、
会社で役に立つと思う?
 

総合

A:76.2% B:23.8%
会社員

A:77.5% B:22.5%
学生

A:73.4% B:26.6%
そのほか

A:75.4% B:24.6%

 

「役に立つ」のほうが多くなりました。
メールを拝見すると、
勉強によって、思考のパターンを
増やすことができたことを「役に立った」と
考えていらっしゃる方々がいらっしゃいました。

みなさんからのメールをご紹介いたします。
「お客様や、会社の人に、
 いかに言いたいことを伝えるか」
「職員さんとどうやっていくか』
「自分の感情をどうとりあえず抑えておくか」
という、コミュニケーションの方法や、
自分のメンタルな部分とどう付き合っていくのか?
といったこと土台にあると、
知識が活きる気がしています。
学校で習ったことだけだと(勉学という意味で)、
根っこのない切花みたいにしおれやすいような
そんなような。気がします。
(佐藤 31歳・女性)
これまで、百貨店に勤めたり、
プログラマをやったりしていまして、
その間は「学校の勉強なんて、
ソンナモン役にたたんよ」と思っていました。
しかし、いろんなことを調べて、知って、
書くようになり、高校生までの勉強の重要性が、
ようやっと理解できました。
とくに、社会と理科の分野。
例えば、自転車が好きなので
自転車のことを良く書くのですが、
自転車屋さんで話を聞いていても、
ふつうに物理の知識を要求されます。
京都に住んでいるので、伝統工芸の方と話をしますが、
歴史の知識が無ければ、ちんぷんかんぷんなんて時も。
小学校〜高校って、いろんな役立つ知識を
まんべんな〜く教えてくれていたのだと、
再確認する毎日です。
(30代前半のフリーライターです。)


質問1
好きなことを仕事にする、
好きなことは趣味のまま。
どっちがいいと思う?


総合

A:58.7% B:41.3%
会社員

A:55.1% B:44.9%
学生

A:59.7% B:40.3%
そのほか

A: 65.3% B:34.7%

 

会社員の方よりも学生さん、
学生さんよりも、そのほかのみなさんが、
より多く「好きなことを仕事にしたい!」と
お考えのようです。

みなさんからのメールをご紹介いたします。
質問2は「うぐっ‥‥」と詰まってしまいました。
私は3月末で退職して現在就職活動中です。
私なりに将来やってみたい仕事や
関わってみたい仕事があるのですが、
それで自活して生活できるのかというと
正直今はムリなんです。
好きな仕事で安定した生活ができるのが理想だけど、
今の自分ではどちらも叶えることはできません。
なので、安定した生活ができるような仕事を見つけて、
休日に好きなことに積極的に関わっていこうかと
最近思い始めています。
でも仕事って一日の大半の時間を
占めているんですよね〜。
働いている限り抱え続ける
ジレンマなんでしょうか‥‥。
(О)
「B」を選びました。
が、これはどっちにするかほんっとーに迷いました。
というのも、私は
「好きなことを仕事にしたが結果的にやめた」
という経緯があるからです。
(雑誌の編集に携わっていました)
私の場合、一度仕事にしたことで
そのいい面も悪い面も知ることができ、
また今まで意識していなかった趣味に対する思いや
スタンス、職業観にも気付くことができたので、
仕事を辞めたことは後悔していません。
好きなこと自体も、辞めるときは疲れきって
「もういや!!」と思っていたけれど、
少し離れてみるとやっぱり好きだと再確認。
今も趣味として大事に続けています。
なので、この選択は結果論にしか過ぎなくて。
むしろ「やりたいなら、後先考えずに
一度飛び込んでみて!」と強く言いたい!
そこから見えてくることも
きっと自分の糧になると思うから。
(すー 27歳・女性・会社員)


質問1
「この会社で働きたい!」
という会社を即答できる?
(今いる会社を含む。)
 

総合

A:35.0% B:65.0%
会社員

A:36.7% B:63.3%
学生

A:37.2% B:62.8%
そのほか

A:29.9% B:70.1%

 


年齢が上の方のほうが、「働きたい会社はない」という
ちょっと淋しい結果になりました。

みなさんからのメールをご紹介いたします。
「こんな会社で働きたくない!」となら
自信を持って言えるんですけど。(サビシイですが。)
たぶん、会社(企業)について、
中身の知識が少ないせいですかねぇ。
いろんな異業種交流なんかの場で、
ちょっとずつ話を聞けたりして、
こんな会社で働いてみたいなーって企業は
結構あるんですが、社会人も6年くらいになっちゃうと、
自分の出来る仕事と、会社が必要としている技能、
みたいなことも選択のなかに混じっちゃいます。
スナオに働いてみたい、だけで
選択はできなかったのでした‥‥。
そんなわけで「即答できません」でした。
(30歳くらい・女・会社員 とと)
出来ませんでした。私はまだ、
自分がどこで働きたいか、分かっていません。
大学卒業の時点(2006年3月)で就職活動に失敗し、
1年間は契約社員として働き、
今はパートで働きながら就職活動をしています。
私が就職活動に失敗したのは、
自分の向いたい方向を、
見出そうとしていなかったからです。
私には、『目指す所』がない、
『なりたい自分』が定まっていなかったと、
卒業して一年も経って気付いたところです。
これまでの就職活動では、書類選考・筆記試験は
通っても、面接で落とされ続けました。
ずっとずっと、どうしたらいいか分からないまま、
就職活動をしていた‥‥という感じでした。
就職活動をするとき、
確固たる理想像が存在している必要は、
多分ないだろう、とは思います。
でも、漠然とした方向性すらなくては、
どこにも進めないのです。
それに気付いてから、いわゆる自己分析をしたりして、
どんな環境を自分は好むか、というところまでは、
文字にして書き出しました。
そして、どんなあたりに向うか‥‥
を、文字にすることができれば、
多分、迷っても、進んでいくことが出来そうだと
思うんですけれども。
まだ、私は、交差点の中でおろおろしているところです。
(Y.M)


 

2007-04-20-FRI

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(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN