あなたの就職論。 どっちかといえば、どっち?

結果発表です!

質問4
仕事ができる・できないに、
学歴は関係ある?
 

総合

A:27.9% B:72.1%
会社員

A:26.8% B:73.2%
学生

A:32.8% B:67.2%
そのほか

A:26.3% B:73.7%

 

学生の方が多く
「学歴と仕事のできるできないは関係ある」と
お考えのようです。

みなさんからのメールをご紹介いたします。
仕事のできるできないに学歴は関係ないと思います。
僕のいる飲食業は特にだと思います。
学歴のある人程とっつきにくい仕事だと思います。
いろんな人と上手く人間関係を築く能力にしても、
(長らく学校だけの人間関係しか知らない人が多い)
同時に色んな所に注意を向けられる能力も
(集中力を高めてきたので、
 逆に同時に色んなことに注意を向けられない)
どんな状態でも冷静でいられる経験値も圧倒的に
勉強よりアルバイト等に精を出してきた人の方が
即戦力としての能力に長けています。
更に一見簡単に見える飲食業の仕事で
自分より学歴の低い人に仕事で負けるという現実を
正面から受け入れられない人が結構います。
物をじっくり考える能力もあるし、
長らく学業に一生懸命取り組んで来た人たちなので
ゆっくり取り組めばやがては
すばらしい仕事をする可能性はあるのですが、
そこまでの仕事では無いと思ってしまうのでしょうか、
なかなか「この人の仕事に対する姿勢はすごい!」
という人に出会いません。
まあ、きつくて、貰えるものも少ない職業ですから
飲食業は特別かも知れません。
でも世の中の「就職」全てに
そういう要素がないでしょうか?
(男 30代後半 社会人)
人材関連のビジネスでコンサルティングを
やっています。
仕事ができる、できないには
あまり学歴は関係ないように思います。
日本の教育は良くも悪くも
問題があって、答えがあって
それを覚えればOKというような
イメージがまだあります。
実際、私もそういう教育を受けてきた気がします。
そのせいか、問題を誰かが発見してくれて
その答えを探す、調べる作業に
終始する社会人の方が多いと思います。
(自分もそういう面があります。)
けど、本当に必要なのは
問題が何かとしつこく考える(探す?)能力とか
人が感じるとこにどこまで理解ができるか
(共感って言うんですかね)とか
もっと別の要素が重要になってきていると思います。
システムに乗って、ダダーっと
進むのは楽ですけど、
その楽だなあ、って云うのがキライな人のほうが
仕事ができる人だと最近思います。
なんか、うまくまとまらないですけど
例えば偏差値が縦軸なら
仕事ができるとか、頭(勉強以外の)よさって
横軸で計れないですかね?
(20代 男性)
「ある」と答えたのですが、
厳密に言うと「学歴」ではなくて、
「頑張った経験」「踏ん張った経験」が
あるかないかという意味の中での「学歴」です。
「仕事ができるできない」というのは、
ある“壁”を突き抜ける
「突破力があるかないか」といえるのかな、と。
仕事をしていると、いわゆる
「埒が明かない」というときがあって、
そのときに頑張った経験がない人というのは、
すぐに諦めたり、別の道を探ったりという
アイデアがなかったり、
精神的に折れてしまったり‥‥。
そういう人が多いな、というのが僕なりの経験です。
「学歴」というのは「肩書き」とかではなくて、
受験や、受験勉強など
シビアにやってきたという強さという意味で、
スポーツとか、あとはさまざまな苦労をしてきた人と
同様なのかな、と。
(40歳・男・会社員)


質問5
履歴書(エントリーシート)に
自分の短所など、マイナス部分も書く?


総合

A:40.6% B:59.4%
会社員

A:41.2% B:58.8%
学生

A:46.2% B:53.8%
そのほか

A: 34.9% B:65.1%

 

書く方、書かない方で
4対6という割合になりました。
年齢が上の方ほど「書かない」ようです。
みなさんからのメールをご紹介いたします。
「書く」を選びました。
長所・短所も含めて、
評価してもらえた方が嬉しい。
「履歴書=自分という商品を
 会社に売り込むチラシ」
としたなら、自分の長所を書き連ねるのも
良いのかもしれないけれど。
「履歴書=自分の仕様書」とした場合、
欠点も書いてある方が
自分を有効に使ってもらえそうな気がする。
「対面接客は苦手だけど、
 メールサポートは得意!」みたいな。
(M)
自分で、ここは苦手だけど
○○でカバーしてきたとか、
長短のバランスを最初に書ける度胸を
汲んでくれるようなところに行きたいもんです。
現在は派遣なので業務経歴書等で
「できること」「できないこと」を
はっきりさせられるので
短所というか苦手なことは明確にされています。
(30代・女性・あまつ)


質問6
子供の頃になりたかった職業に
就けている?
もしくは、就けそう?
 

総合

A:34.7% B:65.3%
会社員

A:33.4% B:66.6%
学生

A:31.9% B:68.1%
そのほか

A:39.6% B:60.4%

 


どちらかというと、
「夢だった職業」に就けているのは、
「そのほか(=会社員・学生以外)」のみなさん、
という結果になりました。
みなさんからのメールをご紹介いたします。
悩みました。
職業、という事は、プロ、ということですよね。
カテゴリーとしてはアマテュアですが
それなりにちゃんとしたことをしているので、
素人意識は全くないのですが
でも、プロ(=仕事)じゃない。
この事実は、自分の中の思いいれや
社会的立場を考える時に
非常に悩める部分なので、困っちゃいました。
でも、現実は「プロではない」ということで
「就職できていない」に、ぽちっ。
あああ。
(かりん)
「就けていない」です。
でも、今の仕事、私は自分で天職だと思っています。
小さいころは先生になりたいと思っていましたが、
大きくなるにつれていろんなことに
興味を持つようになり、進路に迷うように。
それに、憧れている仕事だって、
実際にやってみたら
自分の思うような仕事じゃないかもしれないし、
他のところで意外な仕事と出会って
「これだ!」と思うこともあるかもしれない。
死ぬときに、
「ああ、この仕事してよかったなー」って
思える仕事に最終的に出会えればいい、と思って
結局まともに就職活動せず、
フリーターからスタートしました。
いろいろと紆余曲折はありましたが、
今では人材関係のライターをしています。
私は決してすんなりといい仕事に
出会えたクチではないのですが、
仕事に対して絶えず悩んで考えていたことが、
今の天職への扉を開いたように思います。
(ぬまりんこ)

 

2007-04-27-FRI

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(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN