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例によって例のごとく、
こちらでは作品のおおまかなあらすじを
ご紹介させていただきますね。 |
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でも、今回は絵本と映画があるでしょ?
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どっちをご紹介するの?
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そうか、そうですねえ‥‥
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まあ、ここはひとつ、
映画の公開があるわけだし、
そっちでお話しした方がよいのでは? |
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ですね、そのほうがいいかも。
配役を紹介できるのもたのしいし。 |
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ちなみに映画は6月20日(土)から
「角川シネマ新宿」他にて、
全国ロードショーです!
くわしくは 公式サイトで、どうぞ。
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細やかなフォローをありがとうございます。
では、映画のほうでまいりましょう。
観る前に内容をしりたくないかたは、
すみやかにページを閉じてくださいね。 |
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じゃ、お願いします。
ストーリーといえば、このひと。
武井さん(シェフ)、よろしく! |
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よ、講談師!
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待ってました!
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ひとり講談師!
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それ、わけわかんない。
講談師はひとりがふつうじゃないですか。
まあ、いいや‥‥
では、ざっとまいります。 |
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お願いしまーす。 |
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舞台となるのは、とある漁師町。
そこに暮らすヨシオくんという
9才の少年が、この物語の主人公。
演じますのは、深澤嵐くんです。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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『いけちゃんとぼく』の、
「ぼく」っていうのが、ヨシオくんですね。 |
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そう、そのヨシオくんにしか見えない
きみょうないきもの‥‥
あれはなんて表現したらいいんだろう?
オバケですかね、やっぱり。 |
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内容を考えると、そうですね、
オバケ、でいいんじゃないかと思います。 |
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そのオバケみたいなのが「いけちゃん」です。
絵本と映画の
『いけちゃんとぼく』の様子を並べると、
こんな具合になります。
(C)西原理恵子、角川書店
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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この「いけちゃん」の、
「声」を担当したのが、蒼井優さん。 |
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蒼井優ちゃん!(拍手)
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思わず拍手が巻き起こりました。
そのくらい、
蒼井優さんの声はすばらしかったです。 |
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みごと、あれはみごとだった! |
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いけちゃんは、
ヨシオくんにしか見えない、と。
ヨシオくんとだけしゃべるし、
いっしょに遊べるけど、
ほかの人にはまったく見えない存在です。
で、そんなヨシオくんは、
漁師町で家族3人で暮らしています。
お母さん役を演じられたのが、
ともさかりえさん。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
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よかったですよね、ともさかさん。
凛としてて、過剰な演技もなく。 |
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はい。
その夫、つまりヨシオくんの父は、
萩原聖人さんが演じました。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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威勢はいいけど実は気弱で
女性にだらしない大酒飲み、
そんな役柄をきっちりときもちよく、
演じられていました。 |
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この父親が、漁師町に住みながら、
東京弁をしゃべるという設定なんですよ。
その影響でヨシオくんも
東京弁なものだから、
学校ではとてもいじめられているんです。
強力ないじめっ子がふたりいて、
そのふたりはクラスの子どもたちを
暴力で制圧しようとしています。
ところが、ヨシオくんだけは屈しない。
決してケンカが強いわけじゃないのに、
いじめっ子に従わないヨシオくん。
ふたりのいじめっ子は、
どうにかしてヨシオくんを泣かそうとする。
でも、ヨシオくんは、ぜったいに泣かない。
いじめっ子は毎日のように、
ヨシオくんを殴る。 |
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いま聞いてるだけでも、つらい‥‥。
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でも、いじめっ子ばかりじゃなくて、
ヨシオくんには友だちもいます。
みんなちょっと変わってる子ですが。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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この写真のいちばん右の女の子は、
ヨシオくんのことが好きみたいなんだよね。 |
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でもヨシオくんは中身が大人なので、
この女の子の「お姉さん」に
あこがれているんですよ。
清楚な女子高生の、みさこさん。
演じるのは蓮佛美沙子さんです。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
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みさこさん、すごかった!
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あの変身っぷり! |
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そうそう、みさこさんは映画の途中で、
いきなりヤンキーになってしまう(笑)。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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‥‥上の写真と同じ人ですよ?
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あと、ほら、モト冬樹さん。 |
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あ、モト冬樹さん、よかったですね。
牛乳屋のおじさんで。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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この役、どうしてモトさんなんだろう?
と思いながら観はじめたんですが、
すごくよかったです、冬樹さん。 |
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で、ある日、
ヨシオくんのお父さんが、
愛人の家の前の
どぶにはまって死んでしまいます。 |
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どうしようもない‥‥。
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ちなみにお葬式の場面にチラッと、
原作者の西原理恵子さんが出ていたことを
ここに記しておきましょう。
右から2番目のかたです。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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そういう、いろいろな、こう、
大人になっていかざるを得ないことが
ヨシオくんにふりかかってくる。
そんな中、
さらに事件が起きます。
宅地開発で遊び場を失った
となり村の不良グループが
遊び場を求めてこっちの村にやって来ちゃう。
ヨシオくんたちが遊んでる空き地を
占領しようとするんです。
となり村の不良グループと
ヨシオくんをいじめてたふたりが、
大げんかになります。
ここでヨシオくんは、
いじめっ子ふたりと和解して、
いっしょに闘うことになるんですね。
ヘンテコな友だちや、
みさこさんまで味方にして。 |
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となり村の不良たちとの決闘が、
この映画の後半でしたよね。 |
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はい。
その決闘の方法が「野球」なんです。 |
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野球で決着をつける。 |
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‥‥そのころになると、
ヨシオくんは、
いけちゃんにあまり頼らなくなります。
いつもふたりで話していた、いけちゃんに。 |
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仲間ができて成長していくんですね。
そうするとだんだん、
いけちゃんが見えなくなっていく。
ずーっと一緒にいたいけちゃんを、
必要とすることがなくなっていくんだよね。
そして、
いけちゃんは、
自分の役目が終わったように、
姿を消していく。
‥‥という、お話ですよね。 |
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そう。
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実はその、いけちゃんというのは、
何だったのかというと‥‥。
これ、書いちゃっていいんでしょうか? |
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そうですねえ、
そこを隠してしまうと、なんというか、
ほら、なにしろぼくら、
今回の感激団の本編では‥‥。 |
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ああ、そうだわ。
さんざん、そのことについて話してる。 |
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じゃあ、簡単に書いてしまいましょう。
くれぐれも、知りたくないかたは、
ここでページを閉じてくださいね。
このあたりに、
「もどる」ボタンを
入れておきましょう。 |
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感激団の本編も、
読まないほうがいいよね。 |
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読まないほうがいいって、
相変わらず妙なページ(笑)。 |
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それでは、
いけちゃんの正体を言います。
いけちゃん、本当の名前は「池子」です。
そして、池子の役を演じるのは、
吉行和子さんでした。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
池子、60才。
「晩年のヨシオが出逢った、さいごの恋人」
という設定です。
池子は自分が亡くなるとき、
神様にひとつだけ願いをかなえてもらいました。
「子ども時代のヨシオさんに逢いたい」 |
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‥‥武井さん、そのあたりで。 |
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そうですね。
切ない切ないファンタジー。
絵本でも、映画でも、
その両方でももちろん構いません。
よろしかったら、ご覧になってください。
以上、おおまかなあらすじでした。
(C) 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
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協力/角川書店、 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会 |
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